映画「ウィッチ」の謎と結末を解説する ネタバレ感想・考察

映画「ウィッチ」は2015年の映画。

イングランドからアメリカ大陸のニューイングランドに移住してきた家族。しかし、宗教上のトラブルにより村を出ることになる。

森の近くの荒れ地に住み始め、家族7人で過ごしていると、赤ん坊が突如行方不明になる。犯人は魔女なのか狼なのか。疑心暗鬼に陥った家族は、長女を疑いはじめ、、というホラー映画。

日本にはあまり馴染みがないキリスト教にまつわる魔女や悪魔の話。

ゾクゾクというより、ヌメヌメしたものが全身にへばりついているようなイメージの映画。

映画制作会社「A24」が関わっているというだけあって、見応えのある映画だった。

いくつか疑問点があるので、英語のサイトなどを調べながら考察した結果を書いていく。

72点

脚本
6
演技
8
演出
8
音楽
7
総合
7

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「ウィッチ」映画情報

タイトルウィッチ
公開年2017.7.22
上映時間92分
ジャンルホラー
監督ロバート・エガース

「ウィッチ」キャスト

登場人物キャスト
トマシンアニャ・テイラー=ジョイ
ウィリアムラルフ・アイネソン
キャサリンケイト・ディッキー
ケイレブハーヴェイ・スクリムショウ
マーシーエリー・グレインジャー 
ジョナスルーカス・ドーソン

「ウィッチ」あらすじ

1630年、ニューイングランド。父ウィリアム(ラルフ・アイネソン)と母キャサリン(ケイト・ディッキー)は、5人の子供たちと共に敬虔なキリスト教生活をおくる為、森の近くの荒れ地にやって来た。しかし、赤子のサムが何者かに連れ去られ、行方不明に。連れ去ったのは森の魔女か、それとも狼か。悲しみに沈む家族だったが、父ウィリアムは、美しい愛娘トマシン(アニヤ・テイラー=ジョイ)が魔女ではないかと疑いはじめる。疑心暗鬼となった家族は、やがて狂気の淵に陥っていく・・・。

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「ウィッチ」ネタバレ感想・解説 

赤ん坊は洗礼の儀式を受けていない

©︎映画「ウィッチ」

いくつかの点でキリスト教のことを知らないとわからない表現がある。

例えばなぜ赤ん坊が急に連れ去られたのか。

これは、赤ん坊は生まれながらにして罪を背負っていると考えられているため。

キリスト教では、悪魔にそそのかされて、アダムとイブが知恵の実を食べたことをはじまりとして、その子孫である人間たちは生まれながらにして罪を背負っていると言われている。

それを原罪というわけだけど、そのままだと赤ん坊からずっと罪を背負うことになってしまう。

だから生まれた赤ん坊を、その罪が赦されるために洗礼という儀式を行う。

でも、今回は洗礼を行う前に村を出ていくことになってしまったため、罪を背負ったままだったのだ。

悪魔と魔女

©︎映画「ウィッチ」

魔女にも色々な解釈があるようだけど、その中にはスカイクラッドと呼ばれる全裸で儀式を執り行うグループがある。

「ウィッチ」に登場する魔女たちは全て全裸であり、トマシンもラストで裸になり、魔女グループの元へと向かった。

ケイレブも戻ってきた時裸だった。

色欲など一切ない、生まれたままの姿。その異様な光景は正直恐怖で身が凍る。

また、ここに登場する魔女はいわゆる異教徒であり、悪魔を崇拝している。その悪魔の化身が黒山羊(クロヤギ)だ。

山羊の頭を被った人間の姿は漫画「ベルセルク」でも出てくるが、異教徒の象徴でもある。

なぜケイレブの口からリンゴが出てきたのか

ケイレブが戻ってきてから吐いたリンゴ。これはアダムとイブが食べた禁断の果実が元になっている。

悪魔にそそのかされて禁断の果実を食べたアダムとイブは神に楽園を追われている。

ケイレブは実の姉に色欲を抱いている。キリスト教では近親相姦も禁止していて、この罪により断罪されたものと思われる。

リンゴを食べていたのは、アダムとイブを暗示している。

黒いウサギの意味は?

基本的にウサギはキリスト教にとっては良い意味がある。

ハロウィンじゃないけれど、イースターエッグという言葉が日本でもたまに聞かれるようになった。

これは、イエスキリストが復活したことを祝福するイベントのことで、キリスト教において重要な祭である。その復活祭では、イースターバニーが復活祭の卵を運んでくる。

ではなぜ映画「ウィッチ」でうさぎは登場したのか?

良い意味で使われる一方で、ウサギは魔女の化身という意味もある。

だからケイレブはウサギに誘われるように魔女の家に行ったのだ。

ウィッチの結末・ラストは?

©︎映画「ウィッチ」

トマシンは家族を失い、自暴自棄になって悪魔の化身である黒山羊に話しかけた。

すると、悪魔は囁くのだ。「美味しいものを食べたいか、良い服を着たいか、良い暮らしをしたいか」と。

トマシンはその欲望に負けて、悪魔と契約を交わして魔女になっていく。

というのがオチだ。

映画の最後に「魔女に関する物語や民話、裁判記録」などから着想を得た物語とあり、はっきりとした答えを示していない。

この映画で示されたのが現実だとするならば、

  • キリスト教を深く信仰する人間

がいて、罪を犯したものを次々に断罪していったものと思われる。

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「ウィッチ」を観たならこれもおすすめ

へレディタリー」も悪魔崇拝が元になっているホラー。ミッドサマーのアリ・アスター監督による映画で、悪魔崇拝をするものたちに呪われた家族を描いている。まとわりつくような気持ちの悪さも同じなので、ウィッチが好きならこちらもおすすめ。

同じくA24が携わった映画「イット・カムズ・アット・ナイト」。

感染から逃れ、”それ”の侵入を防ぐために山奥でひっそりと暮らすポール一家に起きる恐怖を描く。多くを説明せずに何者かからに怯えて暮らす。”それ”はなんなのか、彼らは何に怯えているのか。

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