映画「EMMA/エマ」は退屈な遠い国のおとぎ話 ネタバレ感想・解説

EMMAエマは、2020年にアメリカで公開された映画。劇場公開は未定だけどすでにAmazonU-NEXTでレンタルは開始されている。

18世紀から19世紀にかけて活躍したイギリス人小説家、ジェーン・オースティンの長編小説を原作とした映画。

高貴な家に生まれたエマが友達の恋愛の仲介役をしながら挫折や成長を繰り返して自身も恋愛に目覚めていく話。

1996年にも映画化されていて、アカデミー賞作曲賞を受賞している。

アニャ・テイラー=ジョイ主演の2020年の作品もアカデミー賞の衣装デザイン、ヘアメイクなどの部門にノミネートされた。

ノミネートされるだけあって、その世界観には目を見張るものがあるのだけれど、いかんせん話が退屈だった。

ストーリーへの深みが全く足りておらず、改変もしているので物語の根本の要素が理解できないまま終わってしまった印象だ。

原作もしくは過去作を知っているもので、この改変を受け入れられるのなら楽しめるだろう。

44点

脚本
2
演技
6
演出
8
音楽
3
総合
3

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「EMMA エマ」映画情報

タイトルEMMA エマ
公開年2020
上映時間124分
ジャンル恋愛
監督オータム・デ・ワイルド

映画「EMMA エマ」キャスト

登場人物キャスト
エマアニャ・テイラー=ジョイ
ナイトリージョニー・フリン
ミスター・ウッドハウスビル・ナイ
ハリエット・スミスミア・ゴス
ミス・ベイツミランダ・ハート
フランクカラム・ターナー
ミスター・ウェストンルパート・グレイヴス
ミス・ウェストンジェマ・ウィーラン
ジェーン・フェアファクスアンバー・アンダーソン
ロバート・マーティンコナー・スウィンデルズ

映画「EMMA/エマ」あらすじ

主人公エマが自分にふさわしい相手を見つけ、ハッピーエンドを掴みとるまでを描いたジェーン・オースティンの傑作恋愛小説を映画化

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映画「EMMA/エマ」ネタバレあらすじ

高貴な家に生まれたエマは、21歳になるまで悩み事もイライラするような出来事もなく順風満帆に過ごしていた。

お節介にも恋の仲介役にはまっていて、エマの家庭教師を16年務めていたをアナ・テーラーとウェストンとの結婚を成功させたことから物語が始まる。

その成功に味をしめて、友人のハリエットにも恋の仲介役をしようと、アナの結婚式で神父を務めたエルトンにハリエット紹介する。

ハリエットはナイトリーの借地で農場で働いているマーティンに恋をしていて、マーティンも同じようにハリエットに好意を持っていたけれど、エマは裕福ではないマーティンよりも高貴なエルトンの方がハリエットに似合っていると考えていた。

マーティンはついに手紙を書いてハリエットに渡すものの、エマにうまく誘導されてハリエットはマーティンをフッてしまう。

エマの吹き込みにより、エルトンに対してその気になったハリエットだったが、実はエルトンはエマの方が好きだった。

それを知ったハリエットはショックを受けるものの、エマの計らいに対して好意的に受け止める。

常にエマのそばにいて、エマのお節介な点について意見を述べて対立していたのがナイトリー。

ハリエットは出自がはっきりしておらず、エルトンのような家柄を重んじるタイプの人間には合わないと再三助言していたのにも関わらず、エマは自分の意見を曲げなかったためにハリエットを悲しませてしまうことに。

ナイトリーはエマにとってただの友達のような存在だったが、本音でぶつかってくるナイトリーと言葉を交わすうちに知らないうちに少しずつ惹かれていくようだった。

ある日の舞踏会で、ナイトリーと隣家に住むジェーン・フェアフェックスを結びつけようと画策されていることを知ったエマは、モヤモヤした気持ちに気づき始める。

ジェーンには興味のなかったナイトリーもまたエマに惹かれ始めていて、舞踏会で良い雰囲気になりかけていた。

しかし、その舞踏会でナイトリーはハリエットが誰からもダンスに誘われないところを見かけ、ダンスに誘っていた。そのことをきっかけにハリエットはナイトリーに恋をしてしまう。

それを知らずにエマは、ウェストンの息子フランクとハリエットを結びつけようと考え、ハリエットもフランクに恋をしていると勘違いをしてしまう。

フランクは実はジェーン・フェアフェックスと秘密裏に婚約していたことを知ったエマは、それをハリエットに知らせたときに、ハリエットの思いを知ることとなり、自身もまたナイトリーが好きだったため、激しく動揺するのだった。

それがきっかけで今まで優しく接してくれたハリエットだったが、この時ばかりはエマに対して怒りをあらわにする。

失意の元にいたエマは、ついにナイトリーから告白される。しかし友人のハリエットのことを思い、返事をせずにハリエットの元へ。

ハリエットから最初にフッたマーティンと婚約したことを伝えられ、再び仲直りをすることに。

エマはナイトリーと正式に付き合うことになるのだった。

映画「EMMA エマ」ネタバレ感想・解説 

遠い国の退屈なおとぎ話

豪華絢爛な衣装や、世界観については非常に卓越していると感じる。確かにアカデミー賞で衣装デザイン、ヘアメイクなどの部門にノミネートされただけのことはある。

18世紀の上流階級のインテリアや服装、当時の街並みや風景まで、華やかで上品でイギリスの表の時代がよく現れている。それでいてどこか作られたおとぎ話のような可愛らしさもあり、観ているだけで楽しめる。

レイニー・デイ・イン・ニューヨーク」のように雰囲気オシャレとして楽しむのであれば十分だろう。

ウッドハウスのシュールな演出や、エルトンの顔芸は楽しめたし、エマの高貴さを表現するには、アニャ・テイラー=ジョイはうってつけの女優だった。

しかし、とても残念だったのは圧倒的にストーリーが足りていない点だ。

原作未読の者からすると、話がとっても単純というか特に響くものはなかったと言う印象だ。エマという女性の成長の物語を描いたにしては薄っぺらいし、何の感情も湧き上がってこない。

友人の無知を良いことに自分のエゴでお節介を焼くと言うのは往々にして鬱陶しいことこの上ない。ナイトリーはエマにやたらと構ってくるけれど、実は好きという設定も別にいい。

ただ、そこへ行き着く過程は舞踏会での踊りぐらいでしかない。急に触れ合ったら「あっ、好き」みたいな、恋愛に慣れていない中学生のような(まぁ、実際に恋愛をしてこなかったからもかもしれないけれど)印象を受ける。

原作のようにしっかりとした人物描写があってこそ深みを持つ。上っ面だけ描かれると、途端に薄っぺらい話が出来上がる。

無理矢理2時間にまとめ上げなければならないことは仕方ないとしても、いずれにせよ感情移入するところまでいけない。

元々の話を知っている前提で話が進むのか、それぞれの人間関係もよくわからない。

なんでエマの兄はあんなにうんざりしていたのか?(子どもの世話に追われた生活だから?)

なぜ姉はおならをしただけであんなに騒ぎ立てているのか?

ジェーンとの関係はなんであんなに冷めているのか、エマは高畑淳子にそっくりなマダムをなぜあんなに疎ましく思っているのか。

原作ではフランクはもっと狡猾で、エマに悪い影響を与える存在として描かれているらしいが、この映画の中では高畑淳子似のマダムに感じの悪い一言を言うように仕向けただけだ。

父親は心気症を患っていて、ついたてを置いて自分の周りを遮ったり、雪が降ると風邪を引くことを恐れてさっさと帰ったりと、シュールなコメディを演出してくれていたけど、なんだかそのあたりの描写も浅いので、マジなのか冗談なのかわからない部分もあった。

ナイトリーこそ特に謎の存在のままだった。彼はなぜウッドハウスの家に出入りしているのかもよくわからないままなのだった。今回の映画だけ見たら全く関係性がわからないだろう。

どうやら姉の旦那の弟だということは、後でウィキペディアを見て知った。

私はこの映画の中に生きていて、貴族の1人でも使用人でも小作人でもなんでもいいけれど、ある程度人間関係を把握できる位置でこの物語を見ているのであればとても楽しめただろう。

残念ながら日本に住み、原作も読まずに没入できることはない。

この映画には原作から改変もある。エマはナイトリーの告白に鼻血を垂らしたこともないし、ナイトリーの急な裸のシーンや、エマのスカートをたくし上げるシーンもない。

急なセクシーシーンは、原作愛読者からすると好まない雰囲気のものと思われるけど、ストーリーの流れに影響するものではない。

だがしかし、告白という重要なシーンを鼻血で台無しにするのは、初見の人には多分に誤解される要素だし、知っている人には不快になるようだ。

全てを知った上でこの脚色と世界観を楽しむには最高の映画だが、初見には一切薦められない映画だ。

6/21(火)〜7/21(火)

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