レビュー・考察– category –
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映画「サイレント・トーキョー」がおもしろくないのは脚本のせい ネタバレ感想・解説
「サイレントトーキョー」は2020年に公開された映画。 爆破予告のあった渋谷ハチ公を舞台に繰り広げられる大がかりなクライムサスペンス。 原作はドラマで大ヒットしたアンフェアシリーズの秦建日子。 国の暗い部分を描いた本作は、冒頭から始まるサスペン... -
映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」シリーズ最高傑作でいい ネタバレ感想・解説
「るろうに剣心 Beginning 」は、2021年に2部作で公開された映画の完結編。 最終章第一部「The Final」では雪代縁の復讐が描かれ、「The Begining」では縁が復讐のきっかけを持つに至った剣心と姉の巴の過去を描く。 アクション多めの「The Final」と違い... -
映画「サイダーのように言葉が湧き上がる」はシナリオ以外は完璧 ネタバレ感想・解説
「サイダーのように言葉が湧き上がる」は2021年公開の青春アニメ。 2020年に公開予定だったが、コロナにより1年延期。 コミュニケーションが苦手な男子チェリーと、ライブ配信で人気だけど出っ歯がコンプレックスでマスクを常につけているスマイルのアオハ... -
映画「レリック-遺物-」は認知症をホラーにした話 ネタバレ感想・解説
レリック-遺物-は、2021年に公開されたオーストラリアの映画。 行方不明になった祖母を探しに来た娘とその孫が祖母の家で直面するホラー。 怖いぞ怖いぞと思わせておいて、それほど怖いわけでもなく、シナリオもはっきりしないままで、邦画のホラー映画の... -
映画「るろうに剣心 The Final」シナリオが微妙なのは原作も同じ、見所はアクション ネタバレ感想・解説
るろうに剣心は2021年公開の映画。 2020年に公開予定だったが、コロナで1年延期。るろうに剣心3部作の続編、人誅編を描く。 人誅編では、剣心の頬の傷に加えて、不殺(ころさず)を誓った過去を明らかにする内容の濃いパート。 だから原作も志士雄編と同じ... -
映画「クワイエット・プレイス2」はスリラーとしては満点 ネタバレ感想・解説
「クワイエットプレイス2」は、2021年に公開されたスリラー映画。 前作クワイエットプレイスでは、怪物の弱点がわかったところでエンディング。 続編では、ラストの大音量のおかげで集まってきた怪物により住めなくなった住処を離れ、次の定住地を探しにい... -
映画「アウシュヴィッツレポート」は後味が悪い実話 ネタバレ感想・解説
「アウシュヴィッツレポート」は2021年のスロバキアの映画。 アカデミー賞のスロバキア代表として選出されたが、ノミネートはされなかった。 前半はアウシュヴィッツ収容所からの脱走を図るまで、後半は脱走してから安全な場所まで逃げ込むまでの逃走を描... -
映画「17歳の瞳に映る世界」は中絶の是非を問う映画ではない ネタバレ感想・解説
「17歳の瞳に映る世界」は、2021年公開のヒューマンドラマ。 予期せぬ妊娠をした女子高生のオータムが、親の同意がなくても中絶できるニューヨークにいとこと2人で向かう物語。 若い女性の生きにくさを最小限の演出ではっきりと伝わるように見事に表現。 ... -
映画「プロミシング・ヤング・ウーマン」 ネタバレ感想・解説 全ての男は震えて眠れ
「プロミシング・ヤング・ウーマン」は、2021年公開のスリラー映画。 アカデミー賞に5部門ノミネートされた復讐エンターテイメント。 泥酔した女性を家に連れて行き、悪事を働く男たちを成敗する痛快復讐活劇だ。 心当たりのある男は震えしか出ない物語。... -
映画「少年の君」は香港のいじめと受験戦争がテーマ ネタバレ感想・解説
「少年の君」は2021年に公開された香港の映画。日本以外ではすでに公開済で、2021年のアカデミー賞国際長編映画賞にノミネートもされている。 香港のスクール生活における受験戦争とイジメを取り上げた社会派の映画。 それだけでなく、エンタメとのバラン...