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映画「悪い子バビー」はただの胸糞映画ではない傑作 ネタバレ考察・解説
35年間。 外の世界を知らず、まともな教育を受けずに育った人間はどんな大人になるのだろうか。 虐待を受け育った子は、暴力的になってしまうのだろうか。 「悪い子バビー」は、生まれてからずっと薄汚い部屋で過ごしてきた男が、外の世界に出て刺激を受け... -
映画「ファルコン・レイク」クロエがラストにみたものとは? ネタバレ考察・解説
また1つ青春時代を思い出す映画が誕生した。未知の体験に高揚していく気持ちの昂りと、心を押し潰されるような苦しみ。少年時代には決して味わえないような大人の入口を体験できるのは、後にも先にもこのときだけである。 「ファルコン・レイク」は2023年... -
映画「ある男」は実話?最後の意味までネタバレ考察・解説
「ある男」は2022年に公開された邦画。日本アカデミー賞において8部門を獲得した「蜜蜂と遠雷」「愚行録」の石川慶監督作品。 不慮の事故により亡くなった夫が名乗っていた名前は全くの別人だった。その衝撃の事実から徐々に真相に迫っていく過程を描いた... -
映画「ピンク・クラウド」ラストのネタバレ考察・解説 私たちが経験したかもしれないパラレルワールド
ピンククラウドは2022年公開の映画。 2020年ごろに世界各地で起きたパンデミックが、激しいロックダウンをもたらしたのは記憶に新しい。 映画公開時点では当時に比べれば落ち着きをみせているし、慎重な姿勢をとる日本でもかなり多くの人が外出している。 ... -
映画「死刑にいたる病」殺人の目的と真犯人とは? ネタバレ考察・解説
「死刑にいたる病」は2022年公開の映画。 櫛木理宇(くしきりう)の同名小説を白石和彌監督が映画化。24人を殺害し、うち9件で罪を問われて死刑判決を受けた犯人。しかし、最後の1人だけは自分がやってないと主張し、その背景を調べていくうちにおぞましい... -
映画「LAMB ラム」羊の父親の正体とは? ネタバレ考察・解説
「LAMB ラム」は2022年公開の映画。アイスランドに住み、羊飼いを営んでいる夫婦が異形と出会うホラー。 ある日、羊から生まれてきたのは、羊ではなかった。2人はソレを育てようとするが、、という話。 あらすじが、ホラーに寄せているので、もっとおぞま... -
映画「アフター・ヤン」でラストの中国語の意味とは ネタバレ考察・解説
「アフター・ヤン」は2022年公開のSF映画。 舞台は近未来。テクノと呼ばれる人型ロボットが一般家庭にまで普及し、世界はロボットとの共存が当たり前の時代。ロボットネイティブ時代を生きる少女ミカは、兄のように慕っていたロボット、ヤンの故障を目の当... -
【ネタバレ考察】映画「林檎とポラロイド」の張り巡らされたラストへの伏線を徹底解説
「林檎とポラロイド」は2022年公開のギリシャ映画。記憶喪失がパンデミック化した世界で生きる人々の姿を、悲壮感を漂わせながらも、どこか俯瞰的に描いていく。 ある日、突然記憶を失った男が覚えていたのはリンゴが好きなことだけ。戻らない記憶。待てど... -
映画「ブルー・バイユー」は想像よりも泣ける ネタバレ感想・解説
「ブルー・バイユー」は2022年に公開された映画。 アメリカの養子縁組制度に焦点を当てた映画で、80年代に養子として入国した韓国系アメリカ人が警察とのいざこざが原因で国外追放されそうになる話。 3歳の頃からアメリカで暮らし、家庭を持ち、もうすぐ生... -
映画「護られなかった者たちへ」が実話のように感じる恐ろしさ ネタバレ感想・解説
「護られなかった者たちへ」は2021年の邦画。 東日本大震災から10年。宮城県内で餓死事件が発生。その事件の容疑者として浮上した男を追っていくうちに救いのない真実が明らかになっていくミステリー。 震災をきっかけにした貧困と生活保護にかかる問題を...