レビュー・考察– category –
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映画「エリジウム」の富裕層はバカなのか? ネタバレ感想・解説
映画「エリジウム」は、2013年の映画。 超富裕層と超貧困層に二分化された2159年。超富裕層は「エリジウム」というスペースコロニーで優雅な暮らしを営み、超貧困層は荒廃した地球で超富裕層のために働くディストピアSF。 超富裕層と超貧困層が地理的にも... -
映画「七つの会議」 ネタバレ感想・解説 タイトルの意味とは?
「七つの会議」は、2019年に公開された池井戸潤原作の映画。 半沢直樹シリーズをはじめとした企業の不祥事や悪企みに正義の鉄槌を食らわせる大人版少年ジャンプのような作品。 スピード感のある展開なのに、置いてけぼりにならないストーリーの明快さに加... -
映画「ピーナッツバターファルコン」ネタバレ感想 男2人の友情ロードムービー
映画「ピーナッツバターファルコン」は、2020年に日本で公開された映画。 ダウン症の青年と兄を亡くした男が、憧れのレスラーに会いにジョージア州サバンナの沿岸を旅しながら仲良くなっていくロードムービー。 人間関係に疲れたときにちょうどいい。心温... -
映画「犬鳴村」は恐怖回避バージョンじゃなくても怖くない ネタバレ感想
映画「犬鳴村」は清水崇監督のホラー映画。 呪怨など、数々の和ホラーを手掛ける清水崇監督が、九州に実在する犬鳴トンネルを舞台にした作品。 日本屈指の心霊スポットとして、遊び半分で入った多くの人間が消えているとも噂される恐怖の場所だ。 その怖さ... -
映画「CURED キュアード」ネタバレ感想・解説 もう数年後なら傑作だった
パンデミックというキーワード繋がりで、今のコロナ渦を連想した人もいるだろうけれど、コロナの致死率がもう少し高く、分かりやすい後遺症を残したならばこういう世界もありえるのかもしれない。 人間の恐怖心が根っこのところにあるので、そういう意味で... -
映画「TENET テネット」はこれだけ知っておけば楽しめる【ネタバレ解説】
映画「TENET テネット」は、クリストファーノーラン監督の映画。 2001年の「メメント」、バットマン3部作を経て「インセプション」「インターステラー」など複雑なストーリーを分かりやすくまとめるのが得意なノーラン監督。 そんな監督でも「TENET テネッ... -
映画「囚われた国家」ネタバレ考察・解説 ラストがエモい隠れた傑作映画
映画「囚われた国家」は、猿の惑星の監督ルパートワイアットによる作品。 2019年、エイリアンに地球が侵略され、全市民にはGPSが埋め込まれて常に監視下に置かれた世界。 人間たちは統治者(エイリアン)により資源を搾取され続け街は荒廃していく。 この... -
映画「ナイブズアウト」は超王道ミステリー ネタバレ感想・解説
「ナイブズアウト」は、2020年に公開された映画。 すでに数多のトリックや推理が出尽くされていて、20年前に隆盛した探偵物はすっかりなりを潜めていたけれど、古参も新参も満足できる1作が出てきた。 ベタなストーリーと見せかけてきちんと練られたトリッ... -
映画「見えない目撃者」をもっと楽しむために知っておくべきこと ネタバレ感想・評価
「見えない目撃者」は韓国のリメイク作品。吉岡里帆演じる警察官がある事故をきっかけに失明してしまい、警察官の職を離れることに。 数年後、事故を起こした車から女性の助けを呼び求める声が聞こえて、事件に巻き込まれながらも捜査に加わっていくサスペ... -
映画「アルプススタンドのはしの方」城定秀夫監督はエロなくとも素晴らしい ネタバレ感想・解説
「アルプススタンドのはしの方」は、2020年の城定秀夫監督作品。 野球部の夏の地区大会に応援に来た野球を知らない演劇部員と野球を辞めた男子、いつも1人でいる成績優秀女子が、アルプススタンドのはしの方で繰り広げられる地味な青春。 野球をしているの...