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映画「CURED キュアード」ネタバレ感想・解説 もう数年後なら傑作だった

2021 2/08
レビュー・考察 70点以上
2020年9月22日 2021年2月8日

パンデミックというキーワード繋がりで、今のコロナ渦を連想した人もいるだろうけれど、コロナの致死率がもう少し高く、分かりやすい後遺症を残したならばこういう世界もありえるのかもしれない。

人間の恐怖心が根っこのところにあるので、そういう意味ではコロナに結びつくところもある。

決して対岸の火事でもない恐怖を感じる映画「CURED キュアード」。

人々を凶暴化させてしまうウィルスにより、パンデミックを引き起こしたのだけれど、治療法の発見により75%の人間が回復した世界。

ゾンビによる人間社会の崩壊を描いた作品は数あれど、回復後の世界というのは他のゾンビ映画の希望として、かなり興味を惹きつけられる設定だった。

しかし、描かれる時期は、感染者が一定数いる時期なので、回復者をメインに話は進むものの結局いつものゾンビ映画になるところもあり、少し残念ではあった。

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70点

脚本
7
演技
7
演出
6
音楽
8
総合
7
CURED キュアード
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目次

映画「CURED キュアード」あらすじ

人間を凶暴化させる新種の病原体、メイズ・ウイルスのパンデミックによって大混乱に陥ったアイルランド。6年後、治療法が発見されたことで秩序を取り戻し、治療効果が見られない25%の感染者は隔離施設に監禁され、治癒した75%は“回復者”として社会復帰することになった。回復者のひとりである若者セナンは、シングルマザーの義姉アビーのもとに身を寄せるが、回復者を恐れる市民の抗議デモは激しさを増すばかり。やがて理不尽な差別に不満を募らせ、過激化した回復者のグループは社会への復讐テロを計画する。その怒りと憎しみの連鎖はセナンやアビー親子を巻き込み、新たな恐怖のパンデミックを招き寄せるのだった……。

filmarks

映画「CURED キュアード」映画情報

タイトルCURED キュアード
監督デヴィッド・フレイン
公開2020.3.20(日本)
製作国アイルランド

映画「CURED キュアード」キャスト

アビーエレン・ペイジ
セナン・ブラウンサム・キーリー
コナートム・ヴォーン=ローラー
カンタースチュアート・グレアム
リオンズ博士ポーラ・マルコムソン

映画「CURED キュアード」ネタバレ感想・解説

非感染者、回復者、感染者の構図

©映画「CURED」

「CURED」の中には主に3つの種類の人間が登場する。

非感染者、回復者、感染者。

非感染者とは、メイズウィルスという人間を凶暴化させるウィルスに感染していない者。

回復者は、感染したけどもワクチンのおかげで感染の脅威から回復した人達。

そして、まだワクチンを投与されていないかと投与したけど効き目のない感染者。

感染者のうち、25%はワクチンを投与しても効き目がないらしい。

非感染者と感染者にどれぐらいの差があるのかわからないけれど、回復者の方が迫害されている点からして、おそらく非感染者の方が多いのがCUREDの世界観。

©映画「CURED」

だいたいのゾンビ、パンデミック映画では軍が機能しなくなっているので、そういう意味でこの世界はまだまともに文明が残ってる。

でもこの映画では恐ろしいほどに回復者が迫害されている。人権はなく、常に監視され、職も制限されるし、そもそも非感染者からは嫌われる。

感染するまでは能力があったはずでも掃除とか自分で選べない仕事ばっかりになる。

なんだか回復しない方が楽だったのかもしれないとも考えてしまうような悲惨な状態だ。

なにしろゾンビ状態だった時の記憶があるから。自分が人間を襲い、時には食べていた記憶を持ったまま回復するっていうのは想像を絶するし、それが自分の兄弟だった日にはたまったものじゃない。

非感染者側からしても、病気とは言え、自分の近しい人達を食い殺した人間を、「病気だったから仕方ないよね」なんて許せるのかと考えると、まぁ、やっぱり感情がそれを許さないよね。

とはいえ、この世界観はめちゃくちゃおもしろいし、この世界で人はどう動いていくのかというところに興味は沸く。

ゾンビに食べられないように逃げるのがゾンビ系パンデミック映画だったのに、回復者と非感染者の戦いの視点に変わるのだ。

ありそうでなかった発想じゃないか。

非感染者と感染者の戦いになってしまう

しかし、「CURED キュアード」は思ったよりはおもしろくならなかった。

なぜなら感染者がまだいる世界だったから。

回復しない25%の感染者がいるせいで、まだまだ地球に平和が戻っていない。まだ非感染者にとって、ゾンビたちは脅威のままだ。

食べられたらゾンビになるし、例え回復してもあまり良い未来がないことは回復者たちを見ている分、さらに恐ろしい。

メイズウィルスが蔓延しているせいで、結局のところラストはゾンビから逃げるパニック映画に成り下がってしまう。

回復者たちはメイズウィルスが残っているとかで襲われない設定は、どことなく「アイアムレジェンド」で観たようなゾンビを操れるゾンビにみたいになっていて、「結局パニックの世界を描いてしまうのね」っていうのはちょっと残念だった。

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回復者にフォーカスを当てて、最後まで突き抜けて欲しかった。そしたらこの映画は最高の映画になっていた可能性すらある。

十分におもしろい内容だったけれど、斬新なわりには普段のゾンビ映画に終息してしまったところが、この映画の残念ポイントだ。

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