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映画「ラーゲリより愛を込めて」は実話の感動物語 ネタバレ考察・解説

2023 11/06
レビュー・考察 60点以上 戦争
2023年7月13日2023年11月6日

「ラーゲリより愛をこめて」は、2022年公開の映画。

第二次世界大戦後、シベリア捕虜として強制収容所に連れていかれた日本人たちの過酷な労働環境を舞台に、そこでも生きる希望を捨てなかった男の半生を描いた作品。

実話ベースに展開が進む本作は、当時の状況を詳細に記述する。戦争に負けた人間に人権はないのか。不当な扱いを受け続けたがみんなに希望を与え続けた山本幡男の存在は、メディア各所で取り上げられ、多くの者に感動を与えている。

そして、この映画においても誇張した表現は少なく、かなり事実に基づいている。過度な演出のように思えるシーンも実際に起きたことが多い。

今を生きる人たちにも見てほしい。治安の悪さが目立っているものの、まだまだ平和を享受している日本人がナニカを感じることもあるだろう。

 

ラーゲリより愛を込めて
(2022)

3.3点

映画情報

戦争

瀬々敬久

二宮和也、北川景子

見どころ
  • シベリア強制収容所に連れて行かれた旧日本兵の話
  • 人間が生きるとはどういうことなのか
  • 二宮和也はじめ名俳優揃いのキャスティング
  • 感動のヒューマンドラマ

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目次

映画「ラーゲリより愛を込めて」キャスト

登場人物キャスト
山本幡男二宮和也
モジミ北川景子
松田研三松坂桃李
新谷健雄中島健人
山本顕一寺尾聰
相澤光男桐谷健太
原幸彦安田顕

映画「ラーゲリより愛を込めて」ネタバレ考察・解説

シベリア捕虜とは

(C)2022 映画「ラーゲリより愛を込めて」製作委員会 (C)1989清水香子

タイトルにある「ラーゲリ」とは、ソ連(現ロシア)の収容所のことを指している。

1945年8月9日、日ソ不可侵条約を結んでいたソ連が一方的に破り、当時の満州国へ進軍を開始。

駐留していた日本兵をシベリアへ連れて行き、強制労働に従事させた。日本人だけでなくドイツやイタリアなど、200万人を超える人間が過酷な労働を強いられたという。

日本では60万人近くが捕虜にされ、そのうちの1割が命を落とした。

彼らはシベリアで過酷な労働を強いられて、少しの食事で重労働を強いられた。映画にもあるように日本とソ連が国交を回復する1956年まで抑留は続き、それ以降も帰ることができなかった日本人もいたという。

ポツダム宣言では、武装解除をした日本人の解放が明言されていたにも関わらず、それが守られることはなかった。

飢餓・重労働・酷寒が重なったが、飢餓こそが最大の問題だったという。しかし、ソ連側も戦争の犠牲者が多く、捕虜の労働力を期待していたところもあった。

厳しい条件下であるとはいえ、虐殺のような行為はほとんどなかったとされている。

映画の中を見ても、最初の頃はガリガリになってしまった日本兵が次々に死んでしまったものの、途中からはそれもなくなった。

死んでしまった者たちのために墓も建てられるなど、最低限の扱いはされていたようだ。

労働力としては役に立たなくなってしまった病床の山本を診療所に入院させてもいる。

また、当初は旧日本軍の階級制度をそのままにして、捕虜の統制をとっていた。相沢のような男が、一等兵に対して偉そうにしていたのもソ連側の思惑があったからだ。

しかしだんだんと上下関係歯薄れていく。

当たり前だがそこにはなんの特権もない。共産主義に染められた日本人により、元上官への報復とも呼べる行為もあったという。

山本幡男は実在の人物

(C)2022 映画「ラーゲリより愛を込めて」製作委員会 (C)1989清水香子

この悲惨な運命に巻き込まれたのが、山本幡男。現在の東京外国語大学でロシア語を学び、南満州鉄道に入社。ソ連の情報収集を行なっていた。

山本は反軍国主義の立場をとっていたが、1944年に召集令状により軍に入営。しかし、終戦直前にソ連に捕えられ収容所へ連行されてしまう。

映画の中で、ダモイ直前で再び抑留生活に引き戻されたのは、ロシアの情報分析を行っていたことがスパイ行為とみなされたためだ。一方的な裁判のもと25年の刑を言い渡された山本は、日本に帰ることが叶うことはなかった。

しかし、山本は、「人間が生きるということがどういうことなのか、シベリアに来てようやく分かってきたような気がする」と話していたが、最後まで帰国を諦めなかった。

文学に長けていた山本は、仲間に文字を教えたり、俳句を読んだりと収容所の生活の中でもわずかながらの楽しみを見出していた。

この感受性の豊かさは、収容所内の仲間にも波及する。それは旧日本軍の上官・相澤も同じだった。

野球をすればアナウンサー役を引き受けて場を盛り上げ、映画には出てこなかったが演劇を立ち上げるなど、人々へプラスの影響を与える人物だった。

収容所内の置かれた過酷な状況は、いつダモイ(帰国)できるかもわからない。結果的に11年という長期間の抑留生活を強いられわけだが、いつ終わるかもわからないまま強制労働をさせられる苦しみは想像に難くない。

その状況の中で山本は生きる希望を見出すために積極的に活動したのだ。

犬・クロも実話

(C)2022 映画「ラーゲリより愛を込めて」製作委員会 (C)1989清水香子

収容所のみんなの精神的な支えとなっていた犬・クロ。山本を看取った後、収容所の帰国のときに船まで追っかけてきてそのまま日本に一緒に帰国した。

シベリア収容所で飼われていた犬で、出港する引き揚げ船の後を追い、氷海に飛び込んだ後、船に拾われるというオーバー気味な演出に思えるが、この部分も実話である。

映画の中では山本の墓から戻ってこなくなり、帰国時に突如現れることとなったが、そもそも犬を連れて帰ることが許されていなかった。

そのため、出港した後も追いかけてきたクロをみんなで引き上げることになった。

あわせて読みたい
クロ(シベリアからやってきた犬)からのメッセージ – 舞鶴引揚記念館

最後の遺書も実話

(C)2022 映画「ラーゲリより愛を込めて」製作委員会 (C)1989清水香子

喉頭がんにより亡くなった山本を慕う者たちが遺書を家族のもとに届けようとしたことも事実である。

しかし、文字で何かを書き起こすことはスパイ行為とみなされ、ソ連兵に没収されるおそれがあった。そのため、山本を慕っていた4人は遺書の内容を記憶した。これも「頭の中の情報は取られない」と山本が残した言葉の行為である。

実際には、暗記して家族に届けるように指示したのは、山本本人であり、実際には6人の暗記担当者がいた。ソ連兵に遺書が見つかった場合、重罪が課せられる可能性を考慮してのことだった。

また、暗記だけでなく遺書の写しを隠して帰国したものもいたし、直接遺書を届けた者もいれば郵送で送った者もいるという。

映画の中ではシンプルに4人の暗記担当が遺書の写しを持ち帰り手渡したとなっているが、生きる希望を最後まで見せてくれた山本がどれだけ慕われていたのかわかるエピソードだ。

それ以外にも山本のいたハバロフスク収容所を訪れた社会党の戸叶里子にも遺書を託している。帰国ができないと悟ってからの山本は、家族へ生きる希望を捨てさせないためにあらゆる手段を講じたものと思われる。

シベリア抑留者の最後の船が出航したのは、終戦から11年後の1956年12月22日である。途方もない期間、大切な人と離ればなれになった者の中には家族を亡くしていた者も多いだろう。

「もはや戦後ではない」という新聞記事を見たモジミが辛そうにしていたのは、戦後ですらない日本でなぜ夫が帰ってくることがないのか理解できなかったからだ。

モジミの中ではまだ戦争は終わっていなかった。

この見出しは政府が宣言した文言で、日本のGDPが戦前を上回った年である。

復興が進み、先進国への仲間入りをしようとしている時代にシベリア抑留者は取り残されてきたのだ。

不運で済まされない犠牲の上に今の平和は成り立っている。戦時で犠牲になった者たちは、今の時代を見て何を思うのだろうか。

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