2020年代の映画– tag –
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映画「ウーマン・トーキング 私たちの選択」現代社会に起きたおぞましい実話 ネタバレ考察・解説
ウーマン・トーキング 私たちの選択は、2023年公開の映画。 アカデミー賞脚色賞にも輝いた本作は、実際にあった連続レイプ事件をもとに書かれた小説が原作。 南米ボリビアが事件の舞台だが、本作はキリスト教のとある村に設定を変え、男たちが女性を次々に... -
映画「aftersun /アフターサン」カルムはラストにどうなったのか? ネタバレ考察・解説
「aftersun/アフターサン」は、2023年の洋画。 思春期になりかけの11才の娘ソフィーと、31才の父親カルムが、トルコで一夏のバケーションを過ごす話。 「11才の頃、30才になったら何をしていると思ってた?」 この言葉にドキリとした人も決して少なくない... -
映画「ある男」は実話?最後の意味までネタバレ考察・解説
「ある男」は2022年に公開された邦画。日本アカデミー賞において8部門を獲得した「蜜蜂と遠雷」「愚行録」の石川慶監督作品。 不慮の事故により亡くなった夫が名乗っていた名前は全くの別人だった。その衝撃の事実から徐々に真相に迫っていく過程を描いた... -
「ソフト/クワイエット」はワンショット撮影された胸クソ映画 ネタバレ考察・解説
「ソフト/クワイエット」は2023年の映画。 私が過去に見た作品の中で、印象に残っているセリフにこんなものがある。 「強い光が差すところには必ず濃い影も浮かぶもんだ。影に飲みこまれんなよ」 ドラマ「BORDER」より引用 正義と悪を相対して表現した一... -
映画「TAR / ター」は意味がわかると怖い話 ラストの意味までネタバレ考察・解説
「TAR/ター」は2023年公開の映画。 ドイツのオーケストラ・ベルリンフィルで、女性として初めて首席指揮者に任命されたリディア・ターの栄光と凋落の物語。 異常なまでの演技力が魅力的なケイト・ブランシェットと緻密なまでに練られた脚本により、アカデ... -
映画「EO イーオー」のテーマとは?ラストの意味をネタバレ考察・解説
ポーランドのイエジー・スコリモフスキ監督・脚本による7年ぶりとなる最新作「EO イーオー」が2023年に公開。 サーカス団で平和に暮らしていたロバ。ある日、動物愛護団体にサーカス団を潰されたことで放浪の旅に出るという話。 人間のエゴから始まり、人... -
映画「母性」原作との違いやラストの意味までネタバレ考察・解説
映画「母性」は2022年の邦画。 女性の心の闇を描かせたら右に出るものはいない湊かなえのイヤミス小説が原作。 娘を愛せない母親と、母親の愛情を受けたい娘のそれぞれの視点が交差する作品。 湊かなえ作品は小説だったりドラマ、映画でいくつもの作品を見... -
映画「ザ・ホエール」タイトルの意味をネタバレ考察・解説
「ザ・ホエール」は2023年に公開された映画。 ボーイフレンドを亡くし、過食症になってしまったチャーリー。病院へ行くことも拒否し、死期を悟った彼が、8歳から疎遠になっていた娘のエリーと再び出会うヒューマンドラマ。 「ノア」や「ブラックスワン」の... -
映画「Search/#サーチ2」のラストの結末とセキュリティ問題をネタバレ考察・解説
「Search/#サーチ2」は2023年の映画。 前作では、PCをはじめとしたデジタルの中だけで完結する編集は今回も健在。 母親が南米の旅行先で突如失踪。母親を探すために娘のジューンはiPhone、スマートウォッチにスマートホーム、SNSと繋がることでアメリカを... -
映画「PLAN75」はこれから日本が経験しかねない近未来 ネタバレ考察・解説
PLAN75は2022年に公開された邦画。 超高齢化社会となった日本。75歳以上になったら自分の生死を選べる制度が国によって制定された。 働けない老人、生活を維持できない貧困層は死を受け入れる以外ないのか。可能性がゼロとは思えないのは、この超高齢化社...