レビュー・考察– category –
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映画「サマーフィルムにのって」は舞台劇としておもしろい ネタバレ感想・解説
「サマーフィルムにのって」は2021年に公開された映画。 元乃木坂46の伊藤万理華を主演に高校の映画部を舞台に繰り広げる青春群像劇。時代劇好きな主人公がラブコメばかり撮る映画部に対抗して時代劇映画を撮ろうと奮闘する話。 そこからSF、恋愛への展開... -
映画「明け方の若者たち」がつまらない理由はこれが原因 ネタバレ感想・解説
明け方の若者たちは2021年の年末に公開された映画。 大学卒業前に出会った女性と恋に落ち、同期の友人とともに少し遅めの青春を過ごす一方で、就職した企業では現実とのギャップにもやもやする若者の話。 「物事に終わりはない」をベースに楽しい期間と終... -
映画「護られなかった者たちへ」が実話のように感じる恐ろしさ ネタバレ感想・解説
「護られなかった者たちへ」は2021年の邦画。 東日本大震災から10年。宮城県内で餓死事件が発生。その事件の容疑者として浮上した男を追っていくうちに救いのない真実が明らかになっていくミステリー。 震災をきっかけにした貧困と生活保護にかかる問題を... -
「ラスト・ナイト・イン・ソーホー」は美しい映像とスリラーを堪能できる映画 ネタバレ感想・解説
「ラスト・ナイト・イン・ソーホー」は2021年の映画。 ファッションデザイナーになる夢を叶えるために田舎からロンドンに上京したエロイーズが、60年代にタイムスリップ。ロンドンで歌手を目指した女性サンディにシンクロするタイムリープ要素のあるスリラ... -
映画「Ark アーク」がつまらない人向けにおもしろさを解説する ネタバレ感想
「Ark アーク」は2021年に公開された映画。 遺体を生きたままの姿で保存ができる技術が確立された世界。さらにその技術を応用して不老不死を実現させるという近未来SF。 日本のSFどうしてこんなにぶっ飛んでいるのか。SF自体がテクノロジーの飛躍と想像か... -
映画「カモン カモン」はモノクロのエモいロードムービー ネタバレ感想・解説
「カモン カモン」は2022年に公開された映画。 ジャーナリストのジョニーが妹の息子ジェシーと一緒に過ごすなかで絆を深めていくハートフルムービー。 ジョニーが住んでいるLAから、ジェシーの住むNYへ渡り歩くのでロードムービー要素も入る。 手がけたの... -
映画「キャンディマン」は実話?アメリカの都市伝説ホラー ネタバレ感想・解説
「キャンディマン」は2021年公開のホラー映画。 「キャンディマン」という言葉を鏡に向かって5回唱えると殺人鬼に殺されるという都市伝説が続いたシカゴのカブリーニ地区で起きるホラー映画。 貧困地区から高級住宅街に変わったコンドミニアムで起きる殺... -
見て後悔した2022年No1.映画「TITINE/チタン」 ネタバレ感想・解説
「TITANE/チタン」は2022年のスリラー映画。子どもの頃の交通事故で、チタンプレートが埋め込まれ、車に対して異常な執着心を抱くとともに犯罪への衝動に駆られていく話。 監督はジュリア・デュクルノーという女性監督で、「TITANE/チタン」は、カンヌ国際... -
映画「リコリス・ピザ」感想・解説 知らないとつまらない70年代のハリウッド事情
「リコリスピザ」は2022年に公開される映画。 1970年代のハリウッドを生きた2人の若い男女による恋愛映画。お互い惹かれ合っているのにタイミングが合わず、ヤキモキするタイプの初々しい作品だ。 邦画では30年間すれ違いながら歩んだ映画もあるが、「リコ... -
映画「ナイトメア・アリー」の謎をネタバレ徹底解説 リリスが裏切った理由とイノックが象徴するものとは?
「ナイトメア・アリー」は2022年公開の映画。 舞台は1940年代のアメリカ。カーニバル団で働きはじめた男が、読心術に才覚を発揮して成り上がる過程とその凋落までの過程をスリリングに描いたノワール映画。 1947年に公開された映画を「シェイプ・オブ・ウ...