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東プレ「REALFORCE R3」静音モデル レビュー 高級キーボードはHHKBを超えるのか
こんにちは、あおい(@tolkoba)です。
2021年10月25日、東プレから「REALFORCE R3」が発売されました。
押し心地は前作の良さをそのままに、不評だったスペースキーの幅を改善、さらにBluetoooth接続にも対応し、より多くの人に使ってもらえるキーボードが完成。
先行してBluetooth機器を搭載していたHHKBに勝てるキーボードになるのか。
HHKBも所有している私がレビューさせていただきます。
REALFORCE R3 外観
まずは「REALFORCE R3」の外観から。
外箱はかなり大きめなものが届きました。
今回購入したのはスーパーホワイト。
スーパーがつくだけあって、かなり真っ白です。
「HHKB」の雪と同じ純白系。
キーはテンキーの有無はあるものの全て日本語配列。
2022年3月に英語配列も発売されました。
私が購入したテンキーレス版のサイズは379×163×30mm。
「HHKB」と違ってキー数を最低限まで絞っているわけではないのでサイズはそこそこ大きめ。
また前モデル「REALFORCE R2」と違ってキー以外のスペースが広いため、さらに大きく感じます。
重量は1.3kgとかなり重めで持ち運びには向いていません。
キートップは昇華印刷方式を採用のカナ文字タイプ。
- 昇華印刷方式とは
- 昇華方式・・・キートップに印字を焼き付けて刻印する方式。印字がハゲたりせずに耐久性に優れている。
スーパーホワイトにかな文字で黒の刻印がされているので文字はかなり目立ちます。
「REALFORCE R3」はレーザー印刷方式もありますので購入時に間違えないように注意してください。
カナ文字はない方が良かったですね。。
厚みは最大高が2.8cm。
足を持ち上げて、高さを4.2cmまで上げることができるようになっています。
脚を閉じた場合の高さはHHKBの方が若干高いのですが、キーの奥行きが長いからか、「REALFORCE R3」の方が高く感じました。
高低差があると手首の痛みや肩こりにつながるのでパームレストをおすすめします。
裏面には滑り止めがついているので、デスクの上でズレることはありません。
「REALFORCE R3」はBluetoothに対応。動力は電池。
単三電池2本で動きます。
HHKBもそうですが、耐久性に優れていることをウリにしているため、劣化するバッテリーは採用していません。
Bluetoothで接続した場合、右上のLEDランプが光るようになっています。
一番端は電源ボタンです。
「REALFORCE R3」は有線でも接続できるようになっており、インターフェースはUSB Type-C
梱包内容は以下。
- 本体
- USB Type-Cケーブル
- 単三電池
- 説明書
USB Type-C to USB Type-Aのケーブルが同梱されていて、キーボード側がUSB Type-C、デバイス側はUSB Type-Aになります。
キーボード側は、くの字に曲がっているためケーブル周りをスッキリさせることができます。
左上にはREALFORCEのロゴが存在感マシマシで配置。
REALFORCE R3 打鍵感と静粛性
「REALFORCE R3」は静電容量無接点方式を採用。
- 静電容量無接点方式
キーキャップ部分が入力時に底につく前に入力キーを検知できるタイプのキーボード。3000万回以上の打鍵が可能なほど耐久性が高く、入力しやすいのが特徴。
キーキャップが底に触れず、摩耗がないために高い耐久性を実現しています。
その耐久力は、1日に300回同じキーを入力した場合100,000日(約273年)かかる計算です。
1日に1000回入力しても30年かかります。
- 静電容量無接点方式のおすすめキーボード
多くの人を魅了して病まないのが「スコスコスコ」や「ストトトト」という打鍵感。
これを聞いているだけで気持ち良すぎて病みつきになることは間違いありません。
また、明確な意思を持ってキーを押さないと入力を検知しないようにできるようになっているので入力ミスが少ないのも特徴。
深いわりに検知は早いのでわずかな力で入力ができます。
ストロークを検知する深さも変更できるのです。
REALFORCE R3 良い点・メリット
Bluetooth対応 最大5台の端末で使える
「REALFORCE R3」からBluetoothに対応したためかなり使い勝手が良くなりました。
Bluetoothの接続台数は最大4台、有線1台の計5台まで接続し、ショートカットキーで切り替えて使うことが可能。
Bluetoothの切り替えは「Fn+1〜4」を押すことでサッと変わるので手間もなし。
さらにキーマップ入れ替えツールを使うことで、Bluetoothをワンボタンで切り替えることも可能です。
「REALFORCE R2」は有線でしか接続できなかったので、かなり利便性が向上しています。
打鍵感は好きだけど、有線だから買い控えていた人には嬉しい機能!
前述したように、バッテリーによる摩耗を防ぐために単三電池を採用しており、耐久性へのこだわりを捨てていないところも良きです。
変わらぬクオリティの打鍵感
打鍵感のレビューでお伝えしたように、とにかく打ち心地をもたらしてくれるのが「REALFORCE R3」のキーボード。
「カチャカチャ」「ストトトト」という打ち心地は、手に伝わる触感を通じて全身へと伝わり、とても気持ち良い。
耳に入ってくる音が聴覚も刺激し、最高のBGMを聴いている気分に浸れます。
会話:五感を使って楽しめるのが「REALFORCE R3」のキーボードです!
最大20種類から選べるキーボード
「REALFORCE R3」は、キーボード種類が豊富。
- 色(ブラック/スーパーホワイト)
- Bluetooth有無
- テンキー有無
- 静音性(標準/静音)
- キー荷重(30g/40g/変荷重)
- キー印刷方式(昇華/レーザー)
全20種類の中から自分のこだわりの組み合わせを選択できるようになっています。
たくさんあって間違えそうですが、選び方はシンプルなので迷うことはないでしょう。
▼徹底解説 シンプルに考えるREALFORCE R3の種類と選び方
かゆいところにてが届くキーボードです。
キーマップ変更ツールで自分好みのセッティングができる
「REALFORCE R3」は、ソフトウェアを使ってさらに自分のオリジナルを作り上げることが可能。
キーマップ変更ツールです
前モデルよりもかなり細かいセッティングをすることができるようになっているため、使っていく中で自分だけのオリジナルを作り上げることができます。
キーマップ変更ツールでできること
- キーボード名変更
- ヒートマップの確認
- バッテリーの確認
- エコモード変更
- ペアリング名変更
- LEDの色と明るさ
- APC設定
- キーマップ入れ替え
このうち、APC設定でキーストロークの深さを、キーマップ入れ替えでキーの位置を変更可能。
キーストロークの深さは「REALFORCE R2」から新たに0.8mmが加わった4種類。
- 0.8mm
- 1.5mm
- 2.2mm
- 3.0mm
キー毎に深さ設定ができるので、近い場所は深く、遠い場所は浅くといった設定も可能。
キーマップ入れ替え機能では、一般キー、修飾キー、マルチメディアキー、機能キー全てを各キーに自由に割り当てることができます。
MacようにCommandキーをCapsLockキーに割り当ててMac/Windowsの兼用にすることもできますし、前述したようにBluetoothの切り替えスイッチなども割り当てることができます。
また、ヒートマップを確認することで、「どのキーが一番多く入力されているのか」を視覚的に把握可能。
よく使っているキーの配置やストロークの深さを見直すことで、より自分の理想のキーボード環境を作り上げることができるでしょう。
もちろん、Macでも使えますよ!
▼REALFORCE R3はMACで使うためのおすすめのキーボード設定
長時間利用で疲れにくい
「REALFORCE R3」は軽い力でキーを押し込まなくても良いので、キータッチがしやすいのが特徴です。
他のメンブレンも軽いタッチで入力できるものもありますが、キーボードの底までしっかり押し込む必要があります。
そのため、長時間の利用で疲れを感じることがありましたが、「REALFORCE R3」でそれを感じることはありません。
また、Appleの純正キーボードのような薄いタイプも疲れにくいですが、「REALFORCE R3」は1つ1つのキーが深いので押し間違いが発生しにくい形状になっています。
掃除がしやすい
ほとんどのキーボードはキートップを外すことが難しいので、長期間使っているとホコリが溜まります。
キーボードって掃除しにくいんんですよね。。
エアーの力でホコリを飛ばすこともできますが、奥の方に入ってしまったゴミはなかなか取り除くことができません。
しかし、「REALFORCE R3」ならキートップをかんたんに外すことが可能です。
傷をつけないように、専用の工具を使いましょう。
定期的に外して掃除することで「REALFORCE R3」を美しいまま保つことができます。
キーキャップの変更も可能です。
コスパが良く、リセールバリューも高い
「REALFORCE R3」は3万円もするキーボードなので、他のキーボードと比べてもかなり高級です。
PCを触らない人にとっては理解しにくい世界です。
しかし、その代わり最高の打鍵感を提供してくれます。
耐久性も高く、一生使えるキーボードです。
「REALFORCE R3」は、Bluetooth方式を採用していますが、バッテリーを劣化させないために電池式を採用。
このこだわりのおかげで根強いファンも多く、リセールバリューもかなり高いのも特徴的。
かつキーボードの場合商品のライフサイクルが長いので、数年前のものでも平気で6割以上の価格で取引されていたりします。
iPhoneよりも値下がり率は低いです。
なので、どうしても合わなければフリマやオークションを通じて誰かに譲ることで損失も少なく済みます。
ファンクションキーがある
これは「HHKB」と比べるとという点ですが、「REALFORCE R3」では全てのモデルにファンクションキーが用意されています。
ビジネス用途の場合、ファンクションキーを利用する機会はそこそこあります。
Excelやソフトウェアのショートカットなどですね。
純粋な物書き(ライターやブロガー)の方にはそれほど必要ないかもしれませんが、プログラマーなどビジネスで利用する方には使い勝手が良いです。
PageUp/Downや矢印キーが独立しているのも嬉しい部分です。
ビジネス用途で使うなら「REALFORCE R3」に分があると感じました。
REALFORCE R3 イマイチな点・デメリット
デザインが残念
「REALFORCE R3」の特に残念な点は、デザイン。
「HHKB」と比較するとデザイン面に対するこだわりは少ないと感じます。
さらに今回は、「REALFORCE R2」と比較しても微妙。
「REALFORCE R2」はキー以外のスペースは最小限で、それゆえにスッキリとした印象を受けます。
矢印キーが独立しているのでHHKBほどではないですが、機能性とデザイン性を両立できていたと感じます。
しかし、「REALFORCE R3」はムダなスペースが多すぎる。
また、カナ文字が刻印されていることでキーボードから受ける圧迫感も大きく、見ていてうっとりするような感覚はありません。
全体のミニマル性には乏しいままなので「ザ・プログラマー」といったようなイメージ。
キートップは別売りで発売されているので、白を購入すればカナ文字がなくスッキリします。
ただ、今回はデザインよりも機能や使い勝手を重視したモデルに思えるので、「HHKB」と良くも悪くも住み分けができていると感じました。
デザインよりも使い勝手を重視するなら「REALFORCE R3」ですね。
ただ、かなりカスタマイズができるので、自分だけのオリジナルキーボードを作り上げるなら「REALFORCE R3」がおすすめ。
別売りのパネルデザインキットを購入すると、キーボード周りのパネルを変更できます。
キートップも変えれば見た目もオリジナルなキーボードを作り上げることができますね。
英語配列がない
2022年に英語配列も発売されました。
「REALFORCE R3」には日本語配列しかありません。
これは英語配列を使っている人にはとても残念な点。
現状では日本語配列のカナ刻印のみしか発売されていません。
「REALFORCE R2」には英語配列があるのでそのうち発売されると期待したいところですが、東プレからそういう趣旨の発言は今のところなし。
型番のルール的には英語配列は発売されないのではないかという予測も出ています。
英語配列派の人は待ちですね。
デカくて重いので持ち運べない
「REALFORCE R3」の重量は1.3kg。
私はテンキーレスモデルを購入しましたが、テンキーがある場合は1.6kg。
かなり、重いです。。
私の場合、外に持ち出す機会はそれほどありませんが、この打ち心地は家でも会社でも使いたいなというのが本音。
しかし、1.3kgは最近のノートPCよりも重かったりするのでとても持ち運べるモノではありません。
サイズもMacBookAirより大きく、リュックに入れるにしてもジャマになります。
その分、デスクの上ではしっかり固定されるので安定感は抜群。
外出先のカフェなどで使いたい人には向いておらず、自宅や会社に固定して置いておく人向けです。
REALFORCE R2とR3の違い
「REALFORCE R2」から「REALFORCE R3」に変わり、大きく変化がありました。
主な違いは以下の点。
REALFORCE R2からR3への変化点
- Bluetoothに対応
- キー配列の違い
- キーマップ入れ替えツールの追加
- ストロークの深さ検知に0.8mm追加
- デザインの大きな変化
一番大きな変化は「REALFORCE R3」からBluetooth接続に対応した点。
これは「HHKB Professional Type-S」がBlutoothに対応したことから待望されていた機能です。
また、キー配列にも変化がありました。
「REALFORCE R2」では不評だったスペースバーが第1世代の時のように短くなり、両隣にある変換/無変換が近づいたことで押しやすくなっています。
キーマップの入れ替えは、純正のツールをダウンロードすることで好きに変更することが可能になったりと、機能が大きくアップグレードしています。
デザインについては「REALFORCE R2」の方が好みですが、機能性についてはかなり満足のいくものになっています。
REALFORCE とHHKB比較
同じ静電容量無接点方式キーボードを採用し、ライバル的に語られる「HHKB」。
2つのキーボードを同時購入した私が両者を徹底比較しました。
▼【最終結論】HHKBとREALFORCE R3はどちらを買えばいいのか違いを比較
毎日使うものに投資を
毎日使うものにどれだけ愛着を湧くモノを作るかになります。
病みつきになる打鍵感により、キーボード入力が楽しくなり、気の進まない仕事にもちょっぴりメリットを与えてくれるのです。
3万円超と高額ですが、毎日使うなら1日あたり数十円。
リセールバリューも高いので、どうしても自分に合わなければフリマで売ることも可能です。
使い勝手なんて気にしないという人も、一度は使って欲しいのが「REALFORCE R3」です。
最後までお読みいただきありがとうございます。あおい(@tolkoba)でした。