映画「RUN/ラン」親子愛をうまくひねったサスペンス ネタバレ感想・解説

「RUN/ラン」は2021年公開の映画。

2018年に公開された「Search/サーチ」の監督作品。

生まれる時に強い電気ショックを受けたことから慢性的に病気を抱えており、車椅子生活をしているクロエ。母親ダイアンと2人暮らしで17年間生きてきた。しかし、あることがきっかけで母親に不信を抱くようになる。。という話。

物語の導入部分は親子愛に満ち溢れていて、およそスリラーというジャンルには見えないが、ある時から段々と迫り来る恐怖が我々を支配し始める。

37セカンズ」にスリラーの要素を加えるとこうなりましたという映画。

若干粗さはあるけれどスリラー好きなら普通に楽しめるおすすめ作品。

72点

脚本
7
演技
7
演出
8
音楽
7
総合
7

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「RUN/ラン」映画情報

タイトルRUN/ラン
公開年2021.6.18
上映時間90分
ジャンルスリラー
監督アニーシュ・チャガンティ

映画「RUN/ラン」キャスト

登場人物キャスト
クロエキーラ・アレン
ダイアンサラ・ポールソン
トムパット・ヒーリー
キャシー・ベイツサラ・ソーン

映画「RUN/ラン」あらすじ

ある郊外の一軒家で暮らすクロエは、生まれつき慢性の病気を患い、車椅子生活を余儀なくされている。しかし常に前向きで好奇心旺盛な彼女は、地元の大学への進学を望み、自立しようとしていた。そんなある日、クロエは自分の体調や食事を管理し、進学の夢も後押ししてくれている母親ダイアンに不信感をを抱き始める。ダイアンが新しい薬と称して差し出す緑色のカプセル。クロエの懸命な調査により、それは決して人間が服用してはならない薬だったのだ。なぜ最愛の娘に嘘をつき、危険な薬を飲ませるのか。そこには恐ろしい真実が隠されていた。ついにクロエは母親の隔離から逃げようとするが、その行く手には想像を絶する試練と新たな衝撃の真実が待ち受けていた……。

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映画「RUN/ラン」ネタバレあらすじ

疑念

©︎映画「RUN/ラン」

クロエは生まれるときに何度も電気ショックを受けたことが原因で様々な合併症を併発していた。

常に車椅子生活で、毎日何種類もの薬を服用し、母親の介護なしでは生活できなかった。

2人は仲良く、母親も献身的に介護をしていた。また、クロエも前向きに大学を目指して勉強を励んでいて、その合格通知の発表を心待ちにしていた。

そんなある日、母親が買ってきた買い物袋の中から薬を見つける。その緑色の薬には母の名が書かれていた。母親の薬だと思い込んでいたが、その日の夜渡された薬の中に緑色の薬が入っていた。

不思議に思ったクロエはそのことを母親に伝えるも、薬に巻きついていたレシートを見ただけだと取り合わなかった。

翌日、気になったクロエは、緑色の薬を棚から見つけて調べようとする。

薬の名はトリゴクシンという名だった。ラベルにはクロエの名が刻まれていた。ほっと一安心するも、そのラベルの裏を剥がすと母の名を見つける。もはや母親が意図的に隠していることは明白だった。

疑心暗鬼になり始めたクロエは、母親のいない隙に薬局や検索サイト、そして最後は見知らぬ人に電話をかけて薬について調べてもらう。トリゴクシンという名がついた薬の名は確かにクロエの症状に必要な薬だったが、その薬は赤色だという。

クロエは真相を知るために母親と映画へ出かけ、映画を見ている最中に抜け出して薬局へ向かう。

そこで聞いたのは、緑色の薬は犬用の薬だと言う衝撃の事実だった。ライドケインと言う名の緑色の薬は足の痛みを和らげるためのもので、人間が服用した場合足に麻痺を引き起こすのだという。

脱出

©︎映画「RUN/ラン」

薬局に来た母親に捕まり、無理やり家に連れ戻された後、部屋の外から鍵をかけられる。

クロエは今までに勉強してきたことを駆使して、窓づたいに別の部屋に侵入し脱出を図った。

無事家の外まで抜け出すと、現れたのはいつも荷物を配達してくれるトムの車だった。

クロエはトムに助けを求めた。トムも力になってくれようとしたが、その後やってきた母親に隙をついて注射され、倒れてしまう。

そして母親に力づくで家に連れ戻されることとなる。

真相

©︎映画「RUN/ラン」

連れ戻された先は地下の母親の部屋だった。

その場所でずっと待ち望んでいた大学の合格通知書を見つけることとなる。隠していたのは母親だったのだ。

さらにその部屋で自分の小さい頃の写真を見つける。生まれた時から歩けないと聞かされていたが、その写真はしっかりと2本足で立っていた

そして、クロエという人間が生まれて間もなく死亡したという診断書と、病院から赤ん坊が誘拐されたと言う見出しの新聞も同時に見つける。

ダイアンはクロエの実の母親ではなかった。

出産して間もなく自分の子供が死んだため、同じ病院で生まれた他人の子を誘拐して今までクロエとして育ててきたのだった。

そして、死んでしまった赤ん坊が疾患を抱えていたのは事実で、それと同じ症状にするためにあえて薬を飲ませていたのだ。

戻ってきた母親にそのことを問い詰めると、全てあなたのためにやったことだと告白する。

そして母親から注射されそうになるも、クロエは母親が自分を助け出すことを確信し、自ら毒を飲むことで強引に家からの脱出を図る。

再び目が覚めるとそこは病院だった。助けを呼ぶにも口に呼吸器をつけられて声も出ない状況だった。看護士と2人になった時になんとかコンタクトを取ろうとしたが、あと一歩のところで母親に連れ出されてしまう。

しかし病院から出る直前に病院側が気づいて警察が駆けつけ、拳銃を持っていた母親は撃たれてクロエは解放されたのだった。

7年後、少しずつ歩けるようになったクロエは警察病院に入院中の母親の元へ来た。大学へ入学した後、同じく歩けない子どもたちへの助けをする仕事についていた。

今までの関係と変わらぬように陽気に話していたクロエだったが、最後に緑色の薬を取り出して母親に飲ませようとするのだった。

映画「RUN/ラン」ネタバレ感想・解説 

©︎映画「RUN/ラン」

37セカンズ」に「八日目の蝉」の要素を加えて「透明人間」のようなサスペンスを加えたのが「Run/ラン」だ。もうこの作品を並べたてだけでどんな話か分かる人には分かりそうだ。

まず最初は「37セカンズ」のような始まり方だ。クロエが、どういう生活を送っていて、母親とどういう関係性なのかを描く。

母親の献身的な介護に対して尊敬の念を抱きながら母娘の微笑ましい会話を愛おしむ。最初の頃はどうしてこれがサスペンスのような展開に繋がっていくのか分からないし、想像もつかない。

この時はまだ、サスペンスといいつつ、「怖がらせておきながら愛のあるオチがあるんでしょ?」「献身的に介護してきた母親が度の過ぎた過保護が原因ぐらいのものでしょ」と考えていた。

しかしある日母親の買い物袋から薬を見つけたことで不穏な雰囲気が広がり始める。母親の名前が書いてあった薬をなぜ自分に飲ませてくるのか?という不信感。

ここからが「透明人間」的なサスペンスの始まりだ。この監督は、画角を利用して不気味さを煽るのがうまい

配達が来た際に、開けっ放しにされた母親の車や、夜中にPCを使っていた際に遠くから見つめる母親

ビビらせる怖さではなく、ゾッとさせる不気味さを出してくる。

だんだんと本性をあらわしはじめる母親に、最初の穏やかだった頃の顔は、いつのまにか不気味で底知れない顔に変わっていく。

クロエが飲まされていた薬が犬用の薬だと分かったころからは、もう平和な世界はやってこないと悟ることになる。「どうせ最後は愛のあるオチでしょ?」なんて斜に構えていたが、今はそれを待ち望んでしまうくらいだ。

ちょっとしたボタンの掛け違いにより、不幸な結果を生んでしまっていたという淡い期待はもうない。

©︎映画「RUN/ラン」

色々バレ始めた頃には母親も開き直り始める。ここまで来ると完全にスリラーだ。犯罪者から逃げる身体の不自由なクロエにハラハラドキドキが止まらなくなる。

100歩譲って他人の子を誘拐するのはまだわかる。いや、分からないけどまだ分かる。しかしなぜわざわざ身体的特徴まで似せる必要があったのか。真相を知らせないために自由をクロエから奪いたかったのか、

それとも重大な疾患を持って生まれた我が子が困難に打ち勝ち生きることができたと言いたいのだろうか。

いずれにせよ、母親はクロエに愛情があることは確かだった。それが正しいとか悪いとかは別にして、母親はクロエを愛していた。

それが故に閉じ込めようとしたのだ。「37セカンズ」と同列にして語るべきではないが、確かにユマの母親もユマに対して必要以上に過保護になっていた。最初はその類の良い話に落ち着くのでは?とも考えたけど、その予想は見事に外れる。

クロエの母親は完全なる異常者だった。

小さい頃の写真になぜクロエの名前がついた付箋をつけていたのか、わざわざ自分が誘拐した時の記事をなぜとっておいたのか

若干、都合が良い展開もあったけれど、そんな些細なことは気にせずにこのスリリングなサスペンスとして楽しめる映画だ。

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