映画「MONOS 猿と呼ばれし者たち」の演出と音楽がいい  ネタバレ感想・解説

「MONOS」は2021年の映画。

8人の若きゲリラ兵士たちが、組織の大切な牛を殺してしまったことで混沌の渦に巻き込まれていく話。

コロンビアの内戦を舞台にしているらしく、アカデミー賞の国際長編映画賞ではコロンビア代表作品として選ばれている。

訓練する高地は見たこともない美しい景色が続いていて、大自然の中に鳴り響く幻想的な音楽が観るものを魅了する。

日本にいると経験することのない兵士たちの日常が壊れていく姿を特徴的な効果音とともに描き出すアーティスティックな映画。

芸術的な映画は見る人を選ぶものの、日本人感覚では非日常である原風景やゲリラ兵士たちの生き方を映し出すので飽きるという感覚はない。

日本のような先進国にいる人間と、今なお戦争が身近に存在する国の違いを知る上で、一度は見ておいて損はない映画だ。

おすすめ度
74点

2021.10.30

102分

戦争

アレハンドロ・ランデス

ソフィア・ブエナベントゥラ

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アカデミー賞 コロンビア代表作品
見どころ
  • 南アメリカの紛争地帯に住む少年ゲリラ兵の話
  • 雄大な自然と幻想的な音楽
  • 非日常な現実を目の当たりにする

テーマ
芸術
エンタメ
雰囲気

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「MONOS 猿と呼ばれし者たち」映画情報

タイトルMONOS 猿と呼ばれし者たち
公開年2021.10.30
上映時間102分
ジャンル戦争
監督アレハンドロ・ランデス

映画「MONOS 猿と呼ばれし者たち」キャスト

登場人物キャスト
ランボーソフィア・ブエナベントゥラ
ウルフフリアン・ヒラルド
レディカレン・キンテロ
スウェーデンラウラ・カストリジョン
スマーフデイビ・ルエダ
ドッグパウル・クビデス
ブンブンスネイデル・カストロ
ビッグフットモイセス・アリアス
博士ジュリアン・ニコルソン

映画「MONOS 猿と呼ばれし者たち」あらすじ

時も、場所も、定かではない世界のどこか。《猿》と呼ばれた8人の若き兵士がいた――。世間から隔絶された山岳地帯で暮らす8人の兵士たち。ゲリラ組織の一員である彼らのコードネームは“モノス”(猿)。「組織」の指示のもと、人質であるアメリカ人女性の監視と世話を担っている。ある日、「組織」から預かった大切な乳牛を仲間の一人が誤って撃ち殺してしまったことから不穏な空気が漂い始める。ほどなくして「敵」の襲撃を受けた彼らはジャングルの奥地へ身を隠すことに。仲間の死、裏切り、人質の逃走…。極限の状況下、”モノス”の狂気が暴走しはじめる。

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映画「MONOS 猿と呼ばれし者たち」ネタバレ感想・解説 

コロンビア地帯のゲリラ兵士

舞台はコロンビアの内戦地帯がモチーフだが、特にいつの時代のどういう戦争かという情報は出てこない。

高地でメッセンジャーと言われる上官とともに訓練する若き8人のゲリラ兵士。普段は上官もおらずゲリラ兵士しか住まない地で仲良く過ごしている場面が続く。

各メンバーはオーディションで選ばれた素人たちらしく、まぁ確かに兵士というには頼りなく、幼さが抜けない顔立ちだ。

リーダー格のウルフと同じ兵士のレディーは愛し合っていて、上官も皆も祝福し、2人だけの巣穴にベッドを組み立てたりしていた。

レディーは、日本にいたら強いものにうまく取り入って自分の安全を確保しようとするタイプの女で、ビッグフットランボーともヤッている性に開放的なタイプ。

ランボーは心優しき男であり、仲間の死を思いやったり、人質である博士をいたわり、仲間に縛られたスマーフを助けようとしたりできる人物。

中性的な体つきをしていて、およそ名前と見た目が釣り合っていないのも特徴的。

ビッグフットはウルフの後任としてリーダーになる男で攻撃的で野心家。

他にもブンブンやスマーフ、スウェーデン、ドッグといった個性的な面々がこの地で訓練をしている。

他には、人質となっているアメリカ人博士と乳牛もいた。

乳牛は組織から大切に扱うように命じられていたものであり、ミルクは高地において貴重な栄養源。

しかし、ある日、酒を飲んで騒いだ挙句に兵士の1人であるドッグが誤って乳牛を殺してしまう。

その責任をとってリーダーのウルフは自殺し、代わりのリーダーはビッグフットへ。そこから兵士たちはギスギスしていくという流れ。

彼ら8人を指導し、組織からの命令を伝える立場の小柄な男は実際にゲリラ兵士として戦った経験がある本物らしく、小柄な体つきであるがその筋肉は恐ろしいほど整えられている。

それに対してこの8人のゲリラ兵士たちはほとんど少年たち。勉強も遊びもせずにただ戦争のために訓練する毎日。生理的欲求や安全欲求も満たされない彼らを見ていると、日本が恵まれているのは確かだと見せつけられる。

アメリカ人の博士が、兵士の生き方に同情し、スウェーデンを助けたいと伝えるシーンがある。

彼女に「何をしたいか」と問うと「テレビに出て踊りたい」という。

彼らは当たり前のようにゲリラ兵士として育てられているが、子どもであることを再確認する重要なシーンだ。

生きるために与えられた役割を全うしているだけで、戦争がしたいわけでも人が殺したいわけでもない。

しかし、彼らの環境が当たり前に希望する人生を生きることは許されない。

過酷な戦場と対比する美しい景色が印象的

高地の景色もすごい綺麗で、こんなにも美しい土地が当たり前に広がっているところに驚く。

中南米にはマチュピチュなどの観光地はあるけれど、観光客もおらず人気のない土地ではゲリラ兵士が育っているのだ。

本当にその瞬間を撮影したのだろうか、乳牛が死を迎えるシーンも撮影されていて、白目をむく瞬間まで映し出されているのも印象的だった。

後半は、住んでいた高地が攻撃を受けたことで舞台はアマゾンのジャングルへ。

ジャングルに降り立ったときに博士が逃げ出すことで大自然の過酷さが理解できるようになっている。

ジャングル地帯の自然に加え、常に流れの早い川。

水の中に何がいるのかわからないので、入るだけでも恐怖なのだけどさらに流れも早いので本当にどうやって撮影しているのか不明。

撮影中の事故で人が死んでもおかしくないと思えるほどリアルだった。

ジャングルの中では蚊のような小さい虫がぶんぶん飛ぶし、雨宿りしていれば濁流に流される。

自分たちの生死がかかった過程で仲の良かった彼らは最終的に仲間割れし、ランボーは逃走する。

逃走の過程で採金者と出会い、食料と宿泊場所を提供されて優しさに触れる。

その家族には家庭があり、幼い子どももいた。

しかし、追手のビッグフットたちによってあっけなく殺されてしまうのだ。

そこには幼き子供たちだけが残る。

幼き兵士たちと不当に搾取される命。過酷な自然環境とともに深く考えさせられる大人のエゴである戦争。

壮大な自然と斬新な音楽が折り重なったアーティスティックな映像としても見応えがある作品だ。

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