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映画「止められるか、俺たちを」ネタバレ感想 若松孝二を知らない世代の楽しみ方

2023 9/01
レビュー・考察 70点以上
2020年10月6日2023年9月1日

「止められるか、俺たちを」は2018年の映画。

監督は、「凶悪」から邦画の一線を走り続ける白石和彌氏。

ピンク映画の監督・若松孝二を中心とした1970年代。

その若松プロへ助監督志望として入り、若くして命を絶っためぐみという女性の視点で映画は描かれている。

若松孝二という監督を知らない人も多いだろうし、私も知らない。

それでも十分楽しめたのは、映画の作り手たる彼らの想いが伝わってくる映画だったからだ。

70点

脚本
5
演技
7
演出
8
音楽
6
総合
7
止められるか、俺たちを
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目次

「止められるか、俺たちを」映画情報

タイトル止められるか、俺たちを
公開年2018.10.13
上映時間119分
ジャンルヒューマンドラマ
監督
白石和彌

「止められるか、俺たちを」キャスト

登場人物キャスト
吉積めぐみ門脇麦
若松孝二井上新
足立山本浩司
沖島勲岡部尚
大和屋大西信満
オバケタモト清嵐
ガイラ毎熊克哉
高間賢治伊島空
福間健二外山将平
福ちゃん満島真之介
赤塚不二夫音尾琢真
大島渚高岡蒼佑
吉澤建高良健吾
前田のママ寺島しのぶ
葛井奥田瑛二

「止められるか、俺たちを」あらすじ

1969年、何者かになりたいと強く願っていた吉積めぐみ(門脇麦)は、映画監督の若松孝二(井浦新)に師事しようと、原宿セントラルアパートにある若松プロダクションの門をたたく。彼女は、磯貝一(柴田鷹雄)、沖島勲(岡部尚)、秋山道男(タモト清嵐)、伊東英男(西本竜樹)、足立正生(山本浩司)、小水一男(毎熊克哉)らと一緒に映画制作に没頭する。

シネマトゥデイ 

「止められるか、俺たちを」ネタバレ感想

若松孝二を知らなくても楽しめる映画

©映画「止められるか、俺たちを」

映画に携わっている人や、1970年代と同時代を生きた映画愛好家、古い時代の邦画も積極的に見るような人なら知っているだろう業界では有名な監督、、のはず。

でも私は知らない。

この映画で初めて名前を聞いたし、井上新が若松監督の作品にたくさん出ていたことも、白石監督が赤松プロの出身者だったことも、ピンク映画の黒澤明なんて形容されていたことも知らない。

でもこの映画は楽しめた。

若松監督のプロとしての才能を語るというよりも、めぐみという1人の若者が映画と向き合った1970年代の青春映画だったからだ。

この時代、今と違って政治に強い憤りを持つ若者はたくさんいた。

その中で政治になんて興味を持てない若者として、映画は好きでも映画にこめたい「怒り」なんてない迷い人。

それがめぐみという人物だ。

彼女は新聞社に自身の母親のことを語っている。放任主義の親に育てられ、自由なのになんだか生きづらさを感じる感覚。

厳しくても居心地の良かった居場所はどんどん変わっていく。仲間もそれぞれの転機を迎えて去っていく。

その場所自体もどんどん政治色が強まっていく。

いつの間にか別世界になり、浦島太郎のような孤独を味わう。

意を決して死を選んだのか、不幸な事故なのか、はっきりとは分からないけれど、青春を映画に捧げた彼女の悲哀が伝わる映画だった。

映画とは何なのか

©映画「止められるか、俺たちを」

「止められるか、俺たちを」は、若松孝二監督にまつわる話なので、当然ながら映画論が随所に出てくる。

テレビなのか映画なのか。

今の社会に刃を突きつけるような映画を撮るのか、拝金主義に走るのか。

それは、50年経った今も変わらない。

映画をエンタメとして見るのか、社会風刺として見せるのか、芸術にするのかは監督次第だけれども、多かれ少なかれ映画の作り手たちは想いをこめている。

若松孝二監督はあるインタビューでこう語っている。

モノを表現するっていうことは、国家とか権力側から表現しちゃいけない。タブーなんだよ。芸術家なら、必ず弱者の目から世界を見ないとダメなんです

一日の王

映画界は国家権力、マジョリティから描く映画は少ない。常に反体制側から描かれることが多い。

映画「新聞記者」の最後のセリフから考えるべきこと  ネタバレ感想・解説

インタビューの中で原田眞人監督の作風について批判されているけれど、これは若松孝二監督に限った話ではなく多くの映画が弱者目線に立っている。

多くの映画は大衆のためのものであり、権力や富のある一部の人間のために作られているのではない。

だからといって別に製作者の意図を知らないといけないわけではない。

この映画のシーンの1つに、銃を反転したシーンを差し込むことで、軍が人民に銃口を向けないことを意図していても、気づかない人は多い。

映画なんておもしろいか、おもしろくないかだ。自分の今の価値観に合うかどうかだ。

じゃあ映画ってなんだ。数ある人生の暇つぶしの1つなのだろうか。

それはもちろんその通りだ。

けれども、少しだけ製作者側のバックグラウンドに興味を持ったなら、何を伝えたいのか、何が好きなのか、それを知ろうとするだけでも作品への思い入れは大きく変わる。

めぐみが「映画を通じて監督に刃を突きつける」と言っていたように、映画とて、つまるところ人と人との関わり合いなのだから、どんな映画であってもそこには作った人達の想いがあり、意識的にも無意識的にも観客は受け止めているのだ。

数多ある暇つぶしの中で、その作品を選択したのだから、どんなに退屈で時間をムダにしたと思っても、自分には合わないと思っても、ちょっとだけ製作者のことを考えるだけで世界は変わるかもしれない。

この映画を観た人が、映画を鑑賞するスタンスを少しだけ変えてみようと思ったなら、この映画はやっぱり素晴らしい作品の1つなのだろう。

止められるか、俺たちを
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