映画「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」は2020年に公開された映画。
ハリウッドで人気の天才子役エルファニングと、若手イケメン俳優ティモシー・シャラメ。これまた全米ティーンエイジ世代に絶大な人気を誇るセレーナ・ゴメス。
それを「ミッドナイト・イン・パリ」の監督ウディ・アレンがニューヨークで起こる男女の微妙な恋愛関係を雰囲気オシャレで作ったのが「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」だ。
ストーリーとしてじっくり見るにはちょっと退屈さが増してしまう。あくまでちょっと暇な時になんとなく見たり、小洒落た服装やインテリア、雰囲気を見るにはちょうどいい映画。
56点
「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」映画情報
タイトル | レイニーデイ・イン・ニューヨーク |
公開年 | 2020.7.3 |
上映時間 | 92分 |
ジャンル | 恋愛、コメディ |
監督 | ウディ・アレン |
映画「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」キャスト
登場人物 | キャスト |
---|---|
ギャツビー・ウェルズ | ティモシー・シャラメ |
アシュレー・エンライト | エル・ファニング |
チャン・ティレル | セレーナ・ゴメス |
テッド・ダヴィドフ | ジュード・ロウ |
フランシスコ・ヴェガ | ディエゴ・ルナ |
ローランド・ポラード | リーブ・シュレイバー |
リリー | アナリー・アシュホード |
コニー・ダヴィドフ | レベッカ・ホール |
ギャッツビーの母 | チェリー・ジョーンズ |
映画「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」あらすじ
大学生のカップル、ギャツビー(ティモシー・シャラメ)とアシュレー(エル・ファニング)は、ニューヨークでロマンチックな週末を過ごそうとしていた。きっかけは 、アシュレーが学校の課題で、有名な映画監督ローランド・ポラード(リーヴ・シュレイバー)にマンハッタンでインタビューをする機会に恵まれたこと。生粋のニューヨーカーのギャッツビーは、アリゾナ生まれのアシュレーに街を案内したくてたまらない。ギャッツビーは自分好みのクラシックなスポットを巡るためのプランを詰め込むが、2人の計画は晴れた日の夕立のように瞬く間に狂い始め、思いもしなかった出来事がつぎつぎと起こるのだった……。現代を代表するアイコニックな俳優たちが集結し、ニューヨークの街で運命のいたずらに翻弄される男女のキュートなロマンチック・コメディ!
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映画「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」ネタバレ感想・解説
ストーリーは退屈で眠くなる
「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」のストーリーははっきり言って面白くない。
お金持ちの子供に生まれるも、セレブ生活に馴染めずギャンブルばかりして仕事に対して情熱がないギャッツビーと、ジャーナリストを目指し、意識高く有名監督の元に取材に行くほど仕事に情熱を燃やすアシュレー。
価値観の違う2人をニューヨークを舞台にした恋愛模様を描く。
別に大きな展開があるわけでもなく、別行動した2にんが関係を見つめ直すだけの映画だ。そこにドラマはなく、淡々と日常が描かれていく。よくある話だけど決して共感するような話でもない。
JAZZを使ったオシャレな音楽と、成金ではないセンスのあるセレブの家具や家、そして服装などの見どころはあるもののストーリー自体は冗長でしかない。
実に文学的で芸術的な映画。だからあまりストーリーを真剣に追うべきではない。映画監督の芸術と商業での葛藤だったり、脚本家の妻が不倫しているとかどうでもいい。
ギャッツビーもアシュレーも価値観が違うし全く合わない。その違いを感じ取ったニューヨークでの1日が舞台なのにストーリーとしての見どころといったらギャッツビーと母親との会話シーンぐらい。
ストーリーを楽しもうとするとマジで損をする。この映画は雰囲気オシャレ映画なので話を楽しむべきではない。
エルファニングとセレーナゴメスを堪能しよう
とにかくこの映画はストーリーを真剣に感じてはいけない。
見るのは美しい俳優とファッション、そしてインテリアに注目しよう。
女性が好きならエルファニングの愛嬌ある顔と演技や、セレーナ・ゴメスの魅力あふれる存在感を、男性が好きならティモシー・シャラメの美しき顔やジュード・ロウの野生的な仕草を楽しもう。
エルファニングの表情の変化は実にわかりやすくこちらに訴えかけてくるし、セレーナ・ゴメスの謎のツンデレ感も可愛い。
特に西洋の女性はアジア系と違って大人びた顔をしていることが多いけれど、エルファニングとセレーナ・ゴメスは童顔であるところも日本人向きかもしれない。
ティモシー・シャラメも中性的な顔立ちをしていて、アニメの世界にいるかのような美しい顔立ちだ。
19世紀を演出したホテルや、セレーナ・ゴメスの家、ティモシー・シャラメの兄貴の家などもとにかくインテリアがロマンティックでありセンスの塊で彩られている。
そこに美しき人々が現れてピアノなんか弾いちゃったりする。MoMaの美術館を訪れたりしちゃってオシャレに拍車をかけている。
まさに絵画であり、芸術である。ほとんど商業的な要素を廃した監督が作りたいものを作り上げたような映画だった。
退屈で冗長だけれど、見るべきポイントを抑えてみれば楽しめる映画が「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」だ。
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ティモシー・シャラメは、2020年のアカデミー賞の受賞作品「ストーリーオブマイライフ」に出演している。
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エル・ファニングが出演するNetflix映画「最高に素晴らしいこと」。
10代の生き方の難しさや純粋な恋愛を描いた作品。思春期の若者向けの内容だけれど、とにかくエルファニングが可愛いのでそれだけでも見る価値のある映画。
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