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「ダンサー イン Paris」はコンテンポラリーダンスがかっこいいフランス映画  ネタバレ考察・解説

2024 1/12
レビュー・考察 70点以上 ヒューマンドラマ
2023年9月14日2024年1月12日

「ダンサー イン Paris」は、2023年公開のフランス映画。

「スパニッシュ・アパートメント」や「パリのどこかで、あなたと」を手がけたセドリック・クラピッシュ監督が、実際に活躍するパリ・オペラ座のバレエダンサーを起用。エトワールをめざす主人公のエリーズが、舞台中にケガを負って、キャリアを諦めざるを得なくなる。失意のエリーズが第二の人生を模索していく話。

幼少期から友達と遊ぶ時間もなく、バレエを続けてきたエリーズにとって、この挫折の苦しみは想像を絶する。

しかし、「ダンサー イン Paris」では悲壮感たっぷりに描かれない。

映画としての盛り上がりどころもなく、頂点に届くあと一歩のところで夢を諦めなければならなかったエリーズに大きなドラマ展開は用意されず、淡々と話は進む。

だがそれこそが魅力的でもある。平凡な日常でありながら、ダンスシーンになると一気に輝く。取り立ててフォーカスする必要もない毎日も、優しい雰囲気に包み込まれている。

日常だけでは物足りないところだが、映画はダンスシーンで緩急をつける。

実際にパリ・オペラ座のダンサーであるマリオン・バルボーがスタントなしでクラシックバレエとコンテンポラリーダンスを踊りこなす様は素人が見ていてもかっこいい。

ここでは、パリ・オペラ座とはなにか、コンテンポラリーダンスとはなにかについて、ストーリーを説明しながら、この物語が持つ魅力をネタバレしながら解説・考察していく。

 

ダンサー イン Paris
(2023)

3.5点

映画情報

ヒューマンドラマ

セドリック・クラビッシュ

マリオン・バルボー

おすすめ
  • ケガでキャリアを断念したダンサーが第二の人生を模索する
  • パリ・オペラ座のバレエダンサーが主演、スタントなしでダンスを披露
  • 悲壮感少なめでユーモアを交えながら描く
  • ストーリーは単調だが見ていて飽きない

目次

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映画「ダンサー イン Paris」キャスト

登場人物キャスト
エリーズマリオン・バルボー
ホフェッシュ・シェクターホフェッシュ・シェクター
アンリドゥニ・ポダリデス
ジョジアーヌミュリエル・ロバン
ロイックピオ・マルマイ
ヤンフランソワ・シビル
メディ・バキメディ・バキ
サブリナスエリア・ヤクーブ

映画「ダンサー イン Paris」ネタバレ考察・解説

パリ・オペラ座バレエとは

(C)2022 / CE QUI ME MEUT MOTION PICTURE STUDIOCANAL FRANCE 2 CINEMA Photo : EMMANUELLE JACOBSON ROQUES

パリ・オペラ座バレエは、フランスのバレエ団。世界最古の国立バレエ団で、ロンドン、モスクワ、サンクトペテルブルグにある世界最高峰の4代バレエ団に属している。

創設は1669年。由緒あるバレエ団に所属するダンサー・エリーズは、エトワールを目指していた。

エトワールとは

パリ・オペラ座バレエ団で使われている呼び方。フランス語で「星」の意味を持ち、パリ・オペラ座バレエ団で最高位のスターダンサーに与えられる称号

他のバレエ団では、「プリンシパル」など呼び方が異なる。

ちなみに、2023年にエトワールに選ばれたのは日本人のオニール八菜氏。

東京新聞デジタル
パリ・オペラ座バレエ団で日本人初の「エトワール」 夢を実現したオニール八菜さんの思いとは【一問一答】… 世界最古のバレエ団として知られるパリ・オペラ座バレエ団の最高位「エトワール」に先月、東京都出身のオニール八菜(はな)さん(30)が日本…

しかし、エリーズは舞台中に恋人の浮気を発見し、取り乱したことで取り返しのつかないケガを負ってしまう。

足首の負傷は過去にもあったため、最悪の場合手術が必要で、そうなると2年間は踊ることができないと医師に通告されてしまうのだ。

26歳のエリーズにとって、2年という時間はあまりにも長い。あと少しでつかめそうなキャリアを諦めなければならないところまできていた。

コンテンポラリーダンスとは

(C)2022 / CE QUI ME MEUT MOTION PICTURE STUDIOCANAL FRANCE 2 CINEMA Photo : EMMANUELLE JACOBSON ROQUES

失意に沈むエリーズは、昔スクールで一緒だったサブリナに出会う。彼女もバレエをしていたが、ケガにより挫折していた。

しかし、サブリナは女優になると言う新たな夢を見て、前向きに生きていた。「第二の人生」というキーワードが、エリーズにささり、自身のキャリアも見直すことになる。

思っていることをなんでも言ってしまうタイプのサブリナと一緒にいることが、エリーズにとっても心地よかった。

そこで、サブリナが紹介してくれたケータリングの仕事を引き受けることにする。料理は好きだったし、気分転換にも、第二の人生を考えていかなければならないエリーズにとって前向きな選択だった。

そこで出会ったコンテンポラリーダンスが、エリーズの転機になっていく。

コンテンポラリーダンスとは、新しいダンスのスタイルのことを指す。「コンテンポラリー(現代的)」に対してエリーズがバレエ団で踊っていたのは「クラシック(古典的)」と名のつくバレエだ。

コンテンポラリーダンスでは、テクニックや表現に共通の技法があるわけでなく、自由な身体表現を通じて自己を表現する。

バレエ団で踊っていた調和のとれたスタイルとは違い、おもしろいスタイルのダンスが次々と表現されている。

東京オリンピックの開会式で森山未來氏が披露していたのもコンテンポラリーダンスである。あれをおもしろい、かっこいいと感じられるのであれば、「ダンサー イン Paris」は当たりである。

エリーズは料理の手伝いをする最中、コンテンポラリーダンスの練習風景を目の当たりにする。

実在する振付師、ホフェッシュ・シェフターを起用しているため、私たち観客も革新的で自由なダンスシーンを楽しめる。

エリーズは、だんだんとコンテンポラリーダンスの世界に興味を持ち、そしてダンススクールへ入団する。

第二の人生を見つける

(C)2022 / CE QUI ME MEUT MOTION PICTURE STUDIOCANAL FRANCE 2 CINEMA Photo : EMMANUELLE JACOBSON ROQUES

「ダンサー イン Paris」はとてもポジティブな映画である。しかし、マイナスな感情を否定し、排除しするような”元気の押し売り”を強制しているわけではない。

むしろ、人間には不完全さや弱さがあることを知った上で、そのネガティブな要素を肯定的に捉えている。それを表現できるのがコンテンポラリーダンスだと振付師のホフェッシュはいう。

映画では読み取りにくくなっているが、幼少期からバレエを始め、他の経験を差し置いて夢に向かって進んできたエリーズの挫折は想像を絶するだろう。

また、そんな失意にいるエリーズに、アーティスト活動を良しとしない父親は心無い言葉をなげかけたりもする。

映画によってはもっと暗く沈んだ雰囲気になってもおかしくない内容である。

しかし、この映画は明るさを決して失わない。人間の優しさやユーモアにふれながら、どん底であるはずのエリーズの心は不思議と絶望には到達しないように保たれている。

この悲壮感が観客にも伝わらないのは、監督のユーモアの取り入れ方がうまいからでもある。

サブリナたちがケンカするたびに車がギシギシ音を立てて鳴らしたり、エリーズに好意を抱いていたヤンのコミカルな行動など、ホッと一息つけるシーンが満載だ。

決してストーリーは斬新でもないし、大きなドラマ展開があるわけでもない。でもそこがいいし、日曜日の昼下がりに見れば、心に支えたものがスッとなくなっていく感覚が持てる良い映画だった。

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