レビュー・考察– category –
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映画「新聞記者」の最後のセリフから考えるべきこと ネタバレ感想・考察
「新聞記者」は、2019年の映画。 2020年日本アカデミー賞を受賞して話題になった映画だ。 なんでこの映画が評価されているかといえば、現在進行形で起きている話がテーマにあるから。 こういう映画はある程度年数が経過した後に裏話的な場面を一般人に見せ... -
映画「仮面病棟」は粗さも残るが完成度はそこそこ高め ネタバレ感想・解説
「仮面病棟」は2020年の映画。 ところどころは粗さも残るけれど、想定していたよりは練られていたため、下げたハードルをうまいこと飛び越えてくれた良作だった。 粗さもあり、伏線もあり、ハラハラドキドキ感やミステリー感を同時に味わえる良質ミステリ... -
映画「サムライマラソン」 は意味が分からない ネタバレ感想・解説
「サムライマラソン」は、2019年の佐藤健主演の映画。 主演の佐藤健をはじめ、るろうに剣心でも共演している青木崇高や、その美しい顔を全く活かさずとも魅せることのできる女優、小松菜奈。 「怒り」の森山未來に、映画界では引っ張りだこの染谷将太と門... -
映画「寝ても覚めても」ネタバレ感想・解説 本能で行動するタイプに気をつけろ 危険な5つの特徴
「寝ても覚めても」は2018年の東出昌大と唐田えりかの映画。 2020年に起きた出来事から、映画を知らなかった層まで認知されることになったのだけれど、元々作品としての評価は高かった。 直感的に好きになってしまった男が消えた後、そっくりな顔をした男... -
「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」ネタバレ考察・解説 ・感想 伏線がよく効いている良作
「9人の翻訳家」は、2020年に公開されたフランス映画。 ベストセラー小説の翻訳家たちが地下の密室空間に集められ軟禁状態で翻訳を開始するものの、本の一部の流出とともに身代金を要求されるというお話。 地下の密室空間での事件と、それから2カ月後に何... -
映画「聲の形」 川井は本当にクズなのか!? ネタバレ感想・解説
「聲の形」は、2016年のアニメ。京アニ制作で山田尚子監督作品。 興行収入が23億円を突破するほど人気の作品だが、同年に「君の名は」が社会現象を起こしたことで少々埋もれてしまった感は否めない。 「君の名は」が、何も考えずにただただ楽しめるエンタ... -
映画「CUBE(キューブ)」ネタバレ感想・解説・考察 おもしろいけど物足りない
映画「CUBE」は、1997年に制作されたカナダの映画。 死のトラップが至るところに張り巡らされたキューブ状の迷宮から脱出を図る謎解きミステリーだ。 トラップを踏んだらほぼ即死という設定が、中高生男子ぐらいにはたまらないだろう。 続編がいくつか公開... -
「日本沈没2020」のおもしろいポイントを解説あらすじ・ネタバレ感想・評価
「日本沈没2020」は、Netflixのオリジナル映画。 監督は湯浅政明。映画「クレヨンしんちゃん」の絵を数多く担当し、自身の監督作品として「きみと、波にのれたら」や、TVアニメ「四畳半神話大系」、「ピンポン THE ANIMATION」などを手掛けている。 「日本... -
映画「劇場」は登場人物が嫌いなのに愛おしく感じる理由 あらすじ・ネタバレ感想・評価
「劇場」は、2020年公開の行定勲監督の映画。 コロナの影響により延期していたが、ミニシアターとAmazonプライムでの同時上映という異例の試みにより公開された映画。 演劇の夢をもつ永田とそれを支える恋人の沙紀との関係を描く。 人間関係に永遠はなく、... -
映画「孤狼の血」は続編のある第1章 あらすじ・ネタバレ感想・評価
「孤狼の血」は、2020年公開の白石和彌監督の映画。 暴力団対策法成立前の昭和末期、広島を舞台に暴力団同士の抗争を描く。 日本の暗部や底辺にスポットを当てて、闇をえぐり出す作品の多い白石和彌監督作品は、おおよその映画が明るくはない。 「孤狼の血...