【2020年】公開映画おすすめランキングベスト50 Twitter集計 #2020年映画ベスト10

90年代のストリートカルチャーを生きた男の子の青春ストーリー。ヒップホップ、R&B、スケボーなどアメリカの90年代半ばのシーンも見れるし、この時代の音楽はめちゃくちゃかっこいい。世代を超えておすすめできる１作。

苦くて甘いアメリカの青春ムービー。日本人感覚でも共感できるところが多い良作。日本は集団生活を重んじるので個性がなくなるなんてよく言われるけれど、集団行動というのは人間の本質であって、日本に限った話ではないんだよね。

子どもができない夫婦が養子縁組で迎え入れた子どもに、ある日母親を名乗る女性が訪ねてくるところから始まるミステリー。ミステリーといいつつドキュメンタリー調で進むヒューマンドラマにリアリティを感じ、いつの間にか涙をながす。

37セカンズは、障がい者がそのハンディキャップを乗り越える感動物語ではない。そこには健常者や障がい者がなんて関係なくい1人の魅力ある女性として描かれている。ここまでフラットな視点で描ける監督と、そしてユマに最大限の絶賛を送りたい。

NHKで放送されたものを手直しを加えて映画化。正統派の日本映画で、脚本や映像もよく、また蒼井優と高橋一生の演技も評価が高い。登場人物に感情移入できないという意見も多く、映画にのめり込めずに終わってしまうという意見も。

実際にあった毒物混入事件を題材にして、未解決事件の真相を探るミステリー。登場人物がかなり多いので混乱しやすいはずなのに、順序立てて物語を進められていくので置いてけぼりにならずに楽しむことができる。1つづつ明らかになっていく事実や緊迫感のある音楽に心を捕まれあっという間に142分が過ぎる。正義とは？罪とは？について改めて考えさせられる名作。

「リリィシュシュのすべて」「スワロウテイル」などでいくつもの名作を手掛ける岩井俊二と小林武史のタッグによる映画。今回は、エンターテインメントの川村元気をプロデュースに迎え、芸術的にもエンタメ的にも楽しめること間違いなし。役者は福山雅治、松たか子、広瀬すず、神木隆之介と、主役揃いな部分も映画の魅力を引き立てる。少し女々しさもあり人によっては気持ち悪さを感じるらしいが当サイトでは2020年邦画では1番評価が高い。

アクションのようなパッケージだけれど、アクションよりも会話劇の要素が強い。さらに159分という長尺なので飽きてしまう危険性もあるがこの映画は飽きさせない。タランティーノ映画のような空気感も漂っていてファンを魅了している。人物像の書き方や間の取り方もバランスよく高評価。

73歳となったシルヴェスター・スタローンが、いまだ現役でアクションに体を張る。ストーリーにツッコミ要素は多いものの、ただただ巨悪を残酷なまでにせん滅していくスカッとする映画として見ごたえあり。残虐シーンはいくつかあるのでそこだけ注意。

草彅剛がトランスジェンダー役となり、LGBTや貧困、ネグレクトなどの日本の問題を描いた作品。草彅剛の演技力の高さと改めてトランスジェンダーについて考えさせられる深い作品。

ワンダーウーマンの続編。いわゆるアメコミのヒーローモノも続々と公開が延期される中、ようやく日の目を見た映画。アクションシーンよりも人間ドラマが多め。

最近あまり見かけないけれど、殺人事件があり、そのトリックを暴き犯人を追い詰めるという王道ミステリー。それを暗くしすぎずにエンターテインメント作品として見せるテクニックは予想以上に好評。

インド映画のようなダンスシーンを見事なカメラワークと音楽にのせて表現される音楽映画。朝鮮戦争という苦しみをダンスで打破しようとする映画はメッセージ性も高く見ごたえもある社会派作品に評価が集まっている。

それほど注目されていなかったが、公開直後から絶賛が相次いだ映画。窪田正孝の演技力に加え、大森南朋、染谷将太、ベッキーなど豪華な俳優が全員ぶっ飛んでいてとんでもないエネルギーがぶつかり合う。アクションとしてのおもしろさに加えて殺し合いシーンが多いものの、タイトルをつけるとしたら「初恋」しかないラブロマンスでもある。

クラスに佐々木のようなやついたなぁと思いを馳せる細かな役作りや演出に学生時代の楽しくも苦しい思い出を思い起こさせる作品。リアルな描写に多くの人々の心に刺さり票が集まった。

京アニの最新作。アニメを観ていなくても1話完結なのでそのまま楽しめる。物語も構成も演出も作画も評価が高い。とにかく泣けると話題。

千と千尋を抑え、日本興行収入No1となった社会現象を巻き起こした作品。子供向けのアニメながらも、クオリティの高さと原作を軸にした映画の実写化ゆえに映画好きからも評価が高い。

中国のアニメでありながら日本の少年ジャンプのような冒険活劇が高評価。アニメーションのクオリティにしても日本のレベルと遜色ない。アクションシーンの新鮮さに加えてどことなくジブリっぽい雰囲気も人気の理由の1つ。日本のアニメよりもランキングが上位になったというのもクオリティが高い証拠の1つ。

野球部の夏の地区大会に応援に来た野球を知らない演劇部員と野球を辞めた男子、いつも1人でいる成績優秀女子が、アルプススタンドのはしの方で繰り広げられる地味な青春。野球をしているのに野球部員の姿を全く映さないのでシュールな印象を受けるのだけれど、展開が進むにつれて青春要素が爆発し、いつの間にか手に汗握る熱い展開が繰り広げられる青春ドラマだった。大人になるにつれて「しょうがない」とか「あきらめる」をどんどん受け入れてしまいがちだけど、「本当にそれでいいの？」という言葉が胸をつきさしてくる。この映画では高校生の設定だけれど、大人であっても遅くない。何かに心当たりがある人は一度観て欲しい。

学校にも馴染めず、親からも期待されず、孤独な想いを抱える中2女子の物語。舞台は1994年の韓国。思春期の苦しみは誰でも通っていく道だけれど、それを今体験する子どもたちも、もう体験済みの大人たちもその心の機微の美しさを感じ取れる作品。

タイトル通り、ハラスメント旦那から逃げ出したら透明人間になって追いかけてくる。カメラワークと音響効果が上手だし、追い詰めかたもうまい良質王道スリラー。スマホが上の方から鳴った時の恐怖と言ったら、、

女性画家と上流階級の娘の間で芽生える愛の物語。ほぼ全てのシーンにおいて音楽は使われず、音とセリフのみで構成されている芸術的映画。エンタメを求める人には向いていないが、その美しさに多くの人を魅了する。さすが芸術の国フランスの映画。

ジョーダン・ピールと同じく新たなホラー映画を描くことで有名なアリ・アスター監督。昼が一番怖いというこの映画は、怖いというより気が狂いそうになるので心臓が弱い人というよりも心が弱い人は要注意だ。もはやホラーなのかコメディなのかミステリーなのか分からなくなる映画だがおすすめ。

将来のために遊ぶことを我慢して勉強してきた2人の女子高生。それなのに遊びまわっているクラスメイトも良い大学に行くと聞いて、楽しまなきゃ損とばかりに意気込んで卒業パーティへ向かうドタバタコメディ。男の友情とは違う、女だからこそわかる熱い友情が展開され、キャッチーな音楽とともにライトに楽しめる作品。

マッド・デイモンとクリスチャン・ベイルが共演し、フォードGTがル・マンを制するまでを描い多作品。レースのシーンが圧巻なのはもちろんのことストーリーがかなり細かく作りこまれているのもこの映画が支持を集める理由の1つ。2時間30分の長編ながら時間はあっという間に過ぎる。

メタルギアとかラストオブアスってゲームあるじゃない？ゲームで映画の世界を作っちゃったアレね。草原やら洞窟やら水の中やらを冒険しながらクリアしていくあのワクワクする感じ、アレをリアルでやったらとんでもないもんができたのが1917。

19世紀に自分らしく生きることを夢見て行動した4姉妹の話。基本的には次女がメインになっているが、家族や姉妹の絆を描いている感動作品。単に女性の生き方に絞っただけではない人間としてどう生きていくべきかに焦点を当てているのも特徴。

複雑なストーリーを分かりやすくまとめるのが得意なノーラン監督でも「TENET テネット」は難しい。ただ、スピード感が強くて、懇切丁寧にセリフで説明してくれるわけではないから難しいように感じるけれど、ノーランらしくきちんと説明はしてくれているし、エヴァンゲリオンのように裏設定だらけで考察班がいないと1ミリも理解できない作品でもない。「TENETテネット」は「メメント」に物理のエッセンスを入れたせいで余計に混乱を招いている。この映画を楽しむコツは映画の中で、CIAの人間らしき男が主人公にかけられた言葉。

「考えるな。感じろ」

戦争の悲惨さを伝えるのに、残酷なシーンや、激しい暴力、鬱になるほどの悲惨さを表現する必要はないと知らしめた映画。戦争の無意味さを大人から子どもまで伝えられるため、是非地上波で放送して欲しい。

2020年のアカデミー賞で、アジアである韓国がアカデミー賞4冠を獲得するという異例の事態が起きた。それほど「パラサイト」は芸術的で社会的メッセージ性も高く、それでいてエンターテインメント性もある映画としてバランスのとれた作品だ。貧困問題を富裕層と貧困層のどちらに偏るでもなくフラットに描かれた視点で、韓国事情を世界に発信している。コロナ禍直前に盛り上がった映画でもあるけれど、とにかく人気が高い。