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BenQ「EW2880U」レビュー 在宅ワークでもゲームでも使えるマルチモニター
こんにちは、あおい(@tolkoba)です。
在宅勤務でノートPCを利用している人も多いと思いますが、やはり生産性向上のためにはモニターは必須。
最初に購入したのはDELL「S2721DS」。
27インチモニターでWQHD画質は、作業領域も広く生産性も大きく向上しました。
しかし、モニターのことをいろいろ知っていくうちに物足りなさがあることに気づきました。
- USB Type-C1本での給電ができない
- モニターの設定が面倒くさい
- 映画にはイマイチな画質
そこで今回紹介するのが「BenQ EW2880U」
28インチの4Kモニターです!
「BenQ EW2880U」はエンタメ系のモニターですが、ブルーライトカット機能もついていて在宅勤務でも遊びにも使える優れもの。
仕事にも遊びにも使えるため多機能で設定項目が多いので「BenQ EW2880U」はリモコンが付属。
今までモニターの明るさや入力切替を操作するときは、モニター側のボタンをカチカチ押しながら変更していましたが、ワンボタンでかんたん操作ができるようになっています。
テレビのように気軽に設定変更できます。
今回は、企業様にお声がけいただき新発売のモニターを利用させてもらえることに。
それでは「BenQ EW2880U」のレビューをしていきます。
本記事じはベンキュージャパン様に商品提供いただき記事を作成しています。
BenQ「EW2880U」スペック
製品 | EW2880U |
サイズ | 28インチ |
アスペクト比 | 16:9 |
解像度 | 3840×2160 |
液晶 | IPSノングレア |
色域 | 90%DCI-P3 |
最大表示色 | 10.7億色 |
輝度 | 300nit |
コントラスト比 | 1000:1 |
リフレッシュレート | 60Hz |
視野角 | 178度 |
応答時間 | 5ms(GTG) |
VESA対応 | ◯(100x100mm) |
入力端子 | HDMI2.0 × 2 DisplayPort 1.4×1 USB Type-C(USB-C) ヘッドホンジャック × 1 |
出力端子 | ヘッドフォンジャック3.5φ |
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BenQ「EW2880U」外観・サイズ
サイズ
「BenQ EW2880U」の外観から。箱は大きいですが十分1人で持ち運べる重さです。
梱包内容はこちら。
- 本体
- 電源コード(約 1.5m)
- HDMI 2.0 ケーブル(約 1.8m)
- USB Type-C ケーブル(約 1.0m)
- リモコン
- クイックスタートガイド
ケーブルはUSB Type-C、HDMIの2本が付属。
USB Type-Cケーブル一本で給電も画面出力もできるので、モニターとPCの周りが非常にスッキリ。
ディスプレイ周りはブラック、ベゼルやスタンドは濃いめのブラウンが高級感を高めてくれます。
画面サイズは28インチ、アスペクト比は16:9と一般的なサイズ感。
縦横サイズは約620x341mmです。
モニターの上左右はベゼルレスとなっていて、約8mm。
下側は厚めの約21mmとなっています。
下は厚みがありますが、上と左右は薄いので没入感はしっかりあります!
スタンドを取り付けた場合の高さは最小414mmから最大519mm
スタンドは左右10°に調整できて視野角は178°。
上下も多少の調整が可能です。
色々機能が詰まっていることもあってか、モニター自体の厚みはあります。
例えばモニター本体の厚みは最大60mm。
スタンドも含めた場合の奥行きは290mmでした。
テーブルの奥行きとのバランスを考えておきましょう。
重量は、5.29kg。スタンドを含めて7.9kgほどになります。
インターフェース
続いてはインターフェースの構成。
背面はこちら。
- HCMI 2.0 x2
- DisplayPort1.4 x1
- USB Type-C
- 電源ポート
USB Type-Cは60W給電に対応。
MacBookAirなどとUSB Type-C一本で給電と画面出力ができます。
スタンド部分にはケーブルを通す穴もついているため、複数のケーブルをきれいにまとめることができます。
モニター正面から見て右側の裏にモニター操作用のスイッチが並んでいます。
- カスタムスイッチ1
- カスタムスイッチ2
- コントローラー
- 電源ボタン
カスタムキーはワンボタンでアクセスしたいキーを割り当て可能。
ブルーライトカットモードなどを割り当てておくと便利そう
コントローラーは左右上下に動くので、非常に操作はしやすいです。
ただ、「BenQ EW2880U」にはリモコンが付属しているため、操作はリモコンを使った方が便利です。
モニターでできることがめちゃくちゃ多いのでリモコンは重宝しますね。
BenQ「EW2880U」の良い点・メリット
ここからは「BenQ EW2880U」を実際に仕事やゲームで使わせてもらって感じたことを書いていきます。
総合しての感想は、仕事でも映画やゲームなどの遊びにも使いやすいマルチ用途のモニターであると言えます。
ゲーミングモニターや、オフィスに特化したモニターと比べると最上位モデルではありません。
しかし、それぞれの上位レベルのスペックはあるモニターです。
良いとこどりのモニターで価格も手頃。
その中でも特筆するべき点を挙げていきます。
PCモニターでも映像が綺麗に映る(HDRi)
「BenQ EW2880U」で特筆したいのは映像の鮮やかさ。
私の場合、モニターは仕事で使うだけではなく、映画やゲームもモニターを使うことが多いです。
PCモニターはテレビと違って明るすぎたり、暗すぎたりする部分は見えづらかったりするのですが、BenQ独自のHDRiという技術により画質が大きく向上。
HDRiとは、HDR(ハイダイナミックレンジ)にBenQ独自の機能を組み合わせたモデル。
- HDRとは
- 広い明るさを表現できる一定の輝度幅を持つ技術の基準
明るい部分と暗い部分の幅が大きくなるため、陰影が濃くなることでのっぺりとした映像になりません。
さらに、BenQ独自に追加されたHDRiは、部屋の光量や色温度を元に、輝度・色温度の設定を自動的に調整、明るい部分を露出しすぎずに暗い部分の視認性を高めてくれます。
標準のHDRよりも優れているっていうことですね。
実際にPS4の映像を写してみました。
白飛びが少なく、映像が引き締まるのがわかります。
HDRなしの場合、全体的にのっぺりとした印象になります。
ただし、明るい場所では暗いシーンがちょっと見えづらく感じることも。
HDRなしでも画質は十分綺麗であるため、利用シーンに応じて切り替えるのが良いです。
HDRiをオンにすると、影がよりはっきりとするため画質がのっぺりしません。
HDRiの切り替えは、モニター前面にボタンがあるので切り替えがかんたんです。
ダイナミックなtreVoloスピーカー
「BenQ EW2880U」は内蔵スピーカーにもこだわりがあります。
モニターのスピーカーって音質がしょぼかったり、そもそも内蔵スピーカーを搭載していないモニターも多いです。
内蔵スピーカーってちょっと音を大きくすると音割れしますしね。。
その場合は、外付けスピーカーを買い足す必要があります。
「BenQ EW2880U」はステレオスピーカー(3Wx2)を搭載。
内蔵で3Wのスピーカーって珍しい!
薄い液晶ディスプレイでも高品質の音声を実現する「treVolo True Sound」という技術を使い、高音域、中音域、低音域を幅広く表現できるようになっています。
大きな音で聞いても音割れすることがありません!
サウンドモードもライブ/ポップ、シネマ、トーク/ボーカル、ゲーム、ロック/パーティの5種類から、用途に合わせて最適な音を選択できます。
HDRiと組み合わせれば、映画やゲームへの没入感をさらに高めてくれます!
また、「BenQ EW2880U」から新たに備わったナイトモード。
夜の静かな視聴環境でも低い声をよりクリアにしてくれます。
音質にもこだわっているBenQならではでしょう。
外付けスピーカーで優れている機器はたくさんありますが、デスク周りがごちゃつきがち。
見た目がスッキリする内蔵スピーカーが高音質なら文句ありません。
用途に合わせて選べるブルーライトカット機能
HDRiやtreVoloサウンドでエンターテイメントとしての魅力をお伝えしました。
「BenQ EW2880U」は仕事にも長時間使えるように目の疲労軽減にもこだわりがあります。
アイケア機能です。
HDRiの機能でも説明したように、ブライトネスインテリジェンスプラス(B.I.)により周辺の光量から自動的に輝度を調整。
そのおかげで長時間モニターを見ることによる目の疲労を和らげてくれます。
また「BenQ EW2880U」では、ブルーライトを軽減できるモードも複数用意されているため、利用シーンに応じて切り替えができます。
B.I.+やブルーライト軽減、フリッカーフリーなどの機能によって眼精疲労を軽減する「eye-care」テクノロジーを備えている
周囲の明るさをセンサーで検知して、色温度などの設定を自動で調節してくれる機能
モニター下部のベゼルの中央付近にブライトネスインテリジェンスプラス(B.I.)のセンサー
ブルーライト軽減モードでは、下記の5つから選択。
- マルチメディア
- ウェブサーフィン
- オフィス
- 閲覧
- ePaperモード
それぞれ用途に合わせてブルーライトや色味を抑えることで、目の疲れを軽減します。
特にすごいのがePaperモード。
新聞紙のように白黒に近い形で表現されるので、PCを使って書類仕事をよくこなす人にはうってつけ。
私のようなシステムエンジニアには色味はそれほど重要ではないのです。
映画やゲームをするときはHDRi、仕事時はブルーライトカット機能を使い分けることで、目の疲労をうまく軽減してあげましょう。
リモコンによる快適な操作性
「BenQ EW2880U」は多機能なので、モニター側の設定を操作が多くなります。
そこで重要になってくるのが操作性。
一般的なPCモニターの操作って非常に使いにくく、入力切替や明るさの調整などがめちゃくちゃ非効率でした。
何回もボタンを押さないといけないし、操作ミスも多い。。
「BenQ EW2880U」はモニター背面にスティックタイプのボタンがついています。
上下左右の移動ができるため、他のモニターよりも操作性は大きく向上しています。
感度も良いので、短い間隔で操作しても遅れることはありませんでした。
さらに「BenQ EW2880U」では、リモコンが標準でついているので、設定変更がよりかんたんに。
モニターでできる操作
- 電源
- 入力切替
- ゲームモード
- ナイトモード
- 明るさ
- メニュー呼び出し
- 音声モード
- 音量調整
複数の機器を接続している人は入力を切り替えるのも手間でしたが、「BenQ EW2880U」ならリモコンから一発で切替可能。
その他、明るさ調整やゲームモードへの切り替えなど、頻繁に使えるものはワンボタンで呼び出しができるのも良き。
HDRiモードのオンオフがワンボタンでできないのが残念ですが、それ以外のアクセスは非常に便利だと感じました。
明るさや入力切替がワンボタンになっているので、めちゃくちゃ使いやすいです!
USB Type-C で接続・給電
「BenQ EW2880U」はインターフェースにUSB Type-Cを備えていて1本で画面出力と給電をすることができます。
そのため、MacBookAirのようにUSB Type-Cで接続できるPCがあれば、別途電源ケーブルを挿すことなく接続可能。
デスク周りのケーブルが嫌いな人には必須機能です!
出力も最大60Wのため、高スペックPCでなければ使っていても電池が減ることはありません。
MacBookAirであれば30Wなので余裕ですね。
MacBookPro16(最大96W)やHPのEnvy x360 15(最大65W)などの高スペックPCは、処理の状態によっては充電よりも消費電力が上回ってしまうので注意が必要です。
BenQ「EW2880U」のイマイチな点・デメリット
「BenQ EW2880U」は非常に優れた機種だということを紹介しました。
細かい点で気になったのは以下ですが、これは個人の好みによるところが大きいです。
- モニターに厚みがある
- 受光部がでっぱっている
- 下のベゼルが少し太い
モニター本体は、内蔵スピーカーのスペックが高いためか厚みがあります。
モニターアームを利用してデスクスペースを有効活用しましょう。
ただ、BenQのモニターは背面にもこだわっており、質感は上々。
アイランド型のワークスペースを考えている方にも使えるモニターだと感じます。
通常のモニターだとスタンドが安っぽいところもあるのですが、「BenQ EW2880U」はスタンドもしっかりできています。
モニター下のベゼルも少し厚みがありますが、珍しいブラウン色のベゼルが質感を高めてくれています。
細かい点は以上、一点特に残念だと思った部分を紹介します。
USB出力ポートがない
入力インターフェースはUSB Type-Cも含めて一通り揃っているので文句はありません。
しかし、出力ポートは3.5mmイヤホンジャックのみ。
USB Type-Aの出力ポートがありません。
例えば、Webカメラを利用しようとしたときにはPC側のUSBを使って接続する必要があります。
余分なケーブルが1つ増えてしまいますね。。
特にMacの場合はUSB Type-Cしかポートがないため、別途ハブを買い足す必要があります。
この価格帯のPCモニターならUSB Type-Aのポートを1つは用意して欲しかったところです。
BenQ「EW2880U」シリーズ比較
BenQの類似製品と比較してみました。
製品 | EW2880U | EW2780U |
サイズ | 28インチ | 27インチ |
アスペクト比 | 16:9 | 16:9 |
解像度 | 3840×2160 | 3840×2160 |
液晶 | IPSノングレア | IPSノングレア |
色域 | 90%DCI-P3 | 95%DCI-P3 |
最大表示色 | 10.7億色 | 10.7億色 |
輝度 | 300nit | 350nit |
コントラスト比 | 1000:1 | 1300:1 |
リフレッシュレート | 60Hz | 60Hz |
視野角 | 178度 | 178度 |
応答時間 | 5ms(GTG) | 5ms(GTG) |
VESA対応 | ◯(100x100mm) | ◯(100x100mm) |
入力端子 | HDMI2.0 × 2 DisplayPort 1.4×1 USB Type-C(USB-C) ヘッドホンジャック × 1 | HDMI2.0 × 2 DisplayPort 1.4×1 USB Type-C(USB-C) ヘッドホンジャック × 1 |
出力端子 | ヘッドフォンジャック3.5φ | ヘッドフォンジャック3.5φ |
オーディオ | 3Wx2 | 5Wx2 |
リモコン | ◯ | – |
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「EW2880U」と前モデルの「EW2780U」を比較すると全体的に微妙にスペックダウンしていました。
ベンキュージャパン様に問い合わせたところ、スペックダウンした代わりにリーズナブルな価格になっているようです。
- リモコンが付属している
- ナイトモードの有無
- 5万円程度で買えるリーズナブルな価格設定
スペックダウンの要素は、色にシビアな仕事をしている職種でなければそれほど気になることではないでしょう。
98%DCI-P3を誇るMateview28を利用していますが、正直なところ色による差は分かりません。
何よりも、上位モデルの「EW3270U」にしか付属していなかったリモコンがあるのが大きい
これだけの機能を使いこなすにはリモコンは必須と感じます。
BenQ「EW2880U」まとめ
「BenQ EW2880U」を紹介しました。
28インチの4Kモニターで仕事用の機能も、遊びのための機能も充実しているマルチモニター。
リモコンも付属していることで設定の切り替えもかんたん!
在宅で長時間利用する方にはおすすめのマルチモニターです。
- 在宅勤務をしている人
- 仕事でも遊びでもモニターを使いたい人
- 目の疲れや肩こりに悩まされている人
- ゲーム性能にもこだわりたい人
最後までお読みいただきありがとうございます。あおい(@tolkoba)でした。