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【レビュー】TP-Link Archer AX3000 Wi-Fi6対応ルーター スタイリッシュなデザインがよりミニマルに
- TP-Link Archer AX3000の特徴
- TP-Link Archer AX3000の速度比較
- Archer AX80との違い
こんにちは、あおい(@tolkoba)です。
2022年の年末にTP-Linkから発売されたルーターAX80は、アンテナを内蔵し、ルーター特有の見た目のゴツさを排除したデザイン性を兼ね備えた縦置き型ルーターでした。
スペックは超高速Wi-Fi(最大6.0Gbps)に、有線LANは2.5Gポートを兼ね備えたハイスペルーターでもあります。
そんなモデルに価格を抑えたコスパの高い新製品Archer AX3000が登場。
スタイリッシュなデザインはそのままに、AX80よりもさらにコンパクトなサイズを実現。
AX80ではオーバースペックだと感じる人におすすめのルーターです。
というわけでこの記事ではTP-Link Archer AX3000の特徴や速度比較の検証を行っていきます。
- アンテナレスでミニマルデザイン
- メッシュWi-Fi対応
- IPv6|IPoE対応で混雑時にも強い
- お手頃な価格
- 1戸建てでも電波が届きやすい
- 部屋の隅では電波の弱いところも
TP-Link Archer AX3000 スペック・特徴
Archer AX3000のスペック一覧はこちら。
クリックで詳細表示
製品名 | Archer AX3000 |
規格 | Wi-Fi 6 IEEE 802.11ax/ac/n/a(5GHz) IEEE 802.11ax/n/b/g(2.4GHz) |
Wi-Fi速度 | 5 GHz: 2402 Mbps (802.11ax, HE160) 2.4 GHz: 574 Mbps (802.11ax) |
Wi-Fi性能 | 高(High) デュアルバンド 最適なパフォーマンスを得るためにデバイスを異なる帯域へ割り当てます OFDMA 複数のWi-Fi6対応クライアントと同時に通信します エアタイムフェアネス 帯域の過度な占有を制限することによりネットワーク効率を向上させます DFS 電波干渉の少ないDFS帯を利用できます 4ストリーム デバイスをより多くの帯域幅に接続させます |
動作モード | ルーターモード ブリッジモード(アクセスポイントモード) |
プロセッサー | Dual-Core CPU |
有線ポート | ギガビットWANポート×1 ギガビットLANポート×4 |
ボタン | WPSボタン Reset(初期化)ボタン |
電源 | 12 V ⎓ 1.5 A |
USB対応 | |
Wi-Fi暗号化 | WPA3 WPA2 WPA WPA/WPA2-Enterprise (802.1x) |
ネットワークセキュリティ | SPIファイアウォール アクセスコントロール IP & MACバインディング アプリケーション層ゲートウェイ |
ゲストネットワーク | 5GHzゲストネットワーク×1 2.4GHzゲストネットワーク×1 |
OneMesh | |
VPNサーバー | OpenVPN PPTP |
QoS | デバイスごとのQoiS |
クラウドサービス | 自動ファームウェアアップグレード OTAファームウェアアップグレード TP-Link ID DDNS |
NAT転送 | 仮想サーバー ポート転送 ポートトリガー DMZ UPnP |
IPTV | IGMPプロキシ IGMPスヌーピング ブリッジ タグVLAN |
DHCP | アドレス予約 DHCPクライアントリスト サーバー |
DDNS | TP-Link NO-IP DynDNS |
Archer AX3000の特徴です。
- 1万円以下で買えるWi-Fi6ルーター
- アンテナレスでミニマルデザイン
- 最大3.0Gbpsの超高速通信
- IPv6 IPoE対応
- 中継機とシームレスに繋がるOneMesh対応
アンテナレスでミニマルデザイン
TP-Linkのルーターといえば、外部アンテナがついた横置きタイプが通常でした。
今回発売されたArcher AX3000は縦置きタイプでスタイリッシュな外観が特徴。
省スペースで幅を取らず、メカメカしくないのでインテリアの邪魔をしません。
また、サイズは166x 157 x 45 mmと現行のTP-Linkルーターの中でも最小クラス。
スマホと比べるとその小ささが感じられます。
アンテナは内蔵タイプ。2本のアンテナが家中にWi-Fi電波を飛ばしてくれるので、広い範囲をカバー可能です。
上位モデルのAX80と比較してみましたが、確かに一回り小さくなっていることがわかります。
梱包内容は以下です。
- 本体
- スタンド
- 電源ケーブル
- LANケーブル
- 設定ガイド
最大3Gbpsの超高速ルーター
Archer AX3000は最大3.0Gbps(2402Mbps + 574Mbps)の超高速ルーター。
AX80は6.0Gbps(4804Mbps+1148Mbps)のため、少し抑えめのスペックですが、一般家庭で使う分には十分高速。
4つのデータストリームを備えているため、同時接続時にも高速通信を可能とします。
家族がそれぞれYoutubeや動画配信サービスを利用したり、オンラインゲームを行うのであれば、混線しないような工夫が必要。
オンラインゲーム中に家族が動画配信を見始めても快適なプレイ環境を確保できます。
IPoE対応
Archer AX3000はIPoEに対応しています。
- IPoEとは
- IPv6を利用した接続方式で、最大速度は10Gbps。従来のPPPoEの1Gbpsに比べて速度向上が見込める。
1車線しかなかったPPPoEという方式から、IPoEは2車線に変わって目的地までより速く着くことができるようになったということ。
今なおよく使われているPPPoEと呼ばれる接続方式は、ユーザーが増えすぎると通信速度が遅くなってしまうという問題があります。
近所の人がネトゲをたくさんやってると、自宅の通信速度が遅くなるかも。。
そこで登場したIPoEは、ユーザーが多くなっても通信速度の低下が発生しにくい技術。
そしてその道路はまだあまり利用者が少ないのでとても速く使えるのです。
今ならスイスイ使えるかも!
ただし、ルータだけ揃えても契約しているプロバイダがIPoEに対応していないと使うことができません。
OneMesh対応
1戸建て3LDKのような一般的な戸建て住宅であれば、主要な部屋には電波は行き渡ります。
しかし、トイレやお風呂場など家の隅にあるような部屋には届きにくいことも。主要な部屋であっても障害物が邪魔して速度が遅いこともよくあります。
そんなときにおすすめなのが中継機。親機の電波を増幅させることで部屋全体にWi-Fiを届かせることが可能です。
さらに、OneMesh対応のルーターと組み合わせれば、親機と子機のSSIDを切り替えずに使うことができます。
通常中継機を利用していると、接続の切れ目に移動してしまうと一時的に電波が悪くなることがあります。
しかし、メッシュWi-Fiではルーターと中継機が1つのSSIDで動作するようになっているため、ルーターから離れた場所に移動したときに接続するSSIDを変更する必要がなく、シームレスに使えるのが大きな魅力です。
OneMeshの機能を利用するには、中継機のルーターもOneMeshに対応したTP-Linkの機種にする必要があります。
Archer AX3000と合わせるなら同程度の速度が期待できるRE705XやRE700Xがおすすめ。
最大3Gbps(2402Mbps + 574Mbps)を提供しているので、親機と変わらない速度を期待できます。
RE705XとRE700Xの違いはアンテナが外付けか内蔵かの違いぐらいで、電波強度なども大きく変わらなかったため、デザインが好きな方を選べばOK。
私としてはアンテナが内蔵されてスタイリッシュになったRE700Xがよりおすすめできるモデルです。
OneMeshの機能を利用するには親機をAP(アクセスポイント)モードではなく、ルーターモードで起動する必要があります。
ちなみに、Nuro光は貸出されるモデムでのルータ機能のオフが使えません。
解決する方法はありますが、ある程度の知識が必要です。
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TP-Link Archer AX3000の設定方法
Archer AX3000の設定はアプリを通じて行います。
Archer AX3000の設定方法
マイデバイスの右上(+)を選択し、ワイヤレスルーターを選んでください。
「スタンダードルーター」を選択します。
ルーター側の準備を行うため、以下の手順でケーブルを接続していきます。
ルーターの準備が整ったら、アプリに戻ってWi-Fiの設定を行います。
デバイスを検索し、対象のルーター名を選択します。
特に変更する必要はないので、このまま「次へ」ボタンを押します。
スマートコネクトを選んだ場合、5GHzと2.4GHzを1つのSSIDとして扱うことができます。
あとは設定を適用して完了です。
TP-Link Archer AX3000の速度検証
スピードテスト環境
Archer AX3000の速度比較をしてみました。テスト環境はこちら。
- NURO光1G
- 3LDK戸建て
- 地方在住
計測は上図4ヶ所で5GHzの速度を計測します。
計測機器はWi-Fi6対応のiPhone14 Pro Max。Wi-Fiミレルというアプリを用いて速度を検証しました。
比較は上位モデルのAX80とプロバイダーから提供されたNuroモデムを比較しています。
速度比較結果
今回は、プロバイダから提供されているNuroのルーターと、上位モデルにあたるAX80との速度や電波の比較を行いました。
AX3000 | AX80 | Nuroルーター | |
①下り/上り | 207Mbps | 405Mbps/662Mbps | 494Mbps/567Mbps | 334Mbps/
②下り/上り | 117Mbps | 78Mbps/154Mbps | 120MBps/4Mbps | 40Mbps/
③下り/上り | 556Mbps | 145Mbps/478Mbps | 354Mbps/505Mbps | 337Mbps/
④下り/上り | 25Mbps | 73Mbps/50Mbps | 90Mbps/12Mbps | 29Mbps/
ルーターに近い部屋では、大きな差はみられませんでしたが、部屋が離れると電波範囲により速度差が出ることがわかります。
AX3000の場合、Nuroのルーターよりも電波状況が良く、主要な部屋では問題なく使えるレベルですが、AX80と比較すると障害物(ドア)の多い場所では少し劣勢という結果になりました。
1つ1つの結果を確認します。
寝室(ルーターに近い場所)
ルーターと同じ部屋での速度に大きな違いはなし。TP-Link社の方がインターネット速度もWi-Fi速度も速い結果になりました。
仕事部屋
同じ階でもドアを2つ隔てた仕事部屋では、電波が届きにくくなります。
Nuroのモデムでは、ドアを閉めたままでは繋がらないレベルです。しかし、AX3000は速度こそ落ちるものの十分に使えるレベルです。
Wi-Fi速度はなぜかAX3000の方が速い結果になりましたが、電波が安定していたのはAX80のほうでした。
ダイニング
ルーターの階下にあるダイニングはどれも速い結果に。こちらの場合、ドア一枚分の障害物しかないため、電波が通りやすいようです。
トイレ
一番電波の届きにくい1Fのトイレではどれもスピードはガクンとおちます。AX3000とAX80は電波は悪いもののなんとか使えるといったところ。
一般的な3LDK戸建住宅であれば、主要な部屋には電波はきちんと届きます。ただし、トイレやお風呂場など、部屋の隅にある場所は遅くなることもあります。
1戸建てで隅々まで電波を飛ばしたいなら中継機を利用することをおすすめします。
親機のルーターを探しているなら最初からメッシュWi-Fiを購入するのも良いでしょう。
TP-Linkルーター比較
機種 | 最大速度 2.4GHz | 最大速度 5GHz | 接続台数 | USBポート | Alexa | |
GX90 | 574Mbps | 4804Mbps | 100台 | USB3.0x1 USB2.0x1 | ◯ | レビュー |
1148Mbps | 4804Mbps | 100台 | USB3.0x1 | ◯ | レビュー | |
AX73 | 574Mbps | 4804Mbps | 80台 | USB3.0x1 | ◯ | レビュー |
AX55 | 574Mbps | 2402Mbps | 48台 | USB3.0x1 | レビュー | |
AX3000 | 574Mbps | 2402Mbps | 42台 | – | レビュー | |
AX20 | 574Mbps | 1201Mbps | 36台 | USB2.0x1 | レビュー | |
AX23 | 574Mbps | 1201Mbps | 36台 | – | レビュー | |
AX10 | 300Mbps | 1201Mbps | 26台 | – | ◯ |
上位モデルであるAX80とのスペックの違いはこちら。
製品名 | AX3000 | AX80 | AX53 |
規格 | Wi-Fi 6 IEEE 802.11ax/ac/n/a(5GHz) IEEE 802.11ax/n/b/g(2.4GHz) | Wi-Fi 6 IEEE 802.11ax/ac/n/a(5GHz) IEEE 802.11ax/n/b/g(2.4GHz) | Wi-Fi 6 IEEE 802.11ax/ac/n/a(5GHz) IEEE 802.11ax/n/b/g(2.4GHz) |
Wi-Fi速度 | AX3000 5 GHz: 2402 Mbps (802.11ax, HE160) 2.4 GHz: 574 Mbps (802.11ax) | AX6000 5GHz:4804Mbps(802.11ax, HE160) 2.4 GHz:1148Mbps(802.11ax) | AX3000 5 GHz: 2402 Mbps (802.11ax, HE160) 2.4 GHz: 574 Mbps (802.11ax) |
Wi-Fi性能 | 高(High) デュアルバンド 最適なパフォーマンスを得るためにデバイスを異なる帯域へ割り当てます OFDMA 複数のWi-Fi6対応クライアントと同時に通信します エアタイムフェアネス 帯域の過度な占有を制限することによりネットワーク効率を向上させます DFS 電波干渉の少ないDFS帯を利用できます 4ストリーム デバイスをより多くの帯域幅に接続させます | 高(High) デュアルバンド 最適なパフォーマンスを得るためにデバイスを異なる帯域へ割り当てます 4×4 MU-MIMO 複数のMU-MIMO対応クライアントと同時に通信します OFDMA 複数のWi-Fi6対応クライアントと同時に通信します エアタイムフェアネス 帯域の過度な占有を制限することによりネットワーク効率を向上させます DFS 電波干渉の少ないDFS帯を利用できます 8ストリーム デバイスをより多くの帯域幅に接続させます | 高性能固定アンテナ×4 複数のアンテナが信号を増幅させより多くの方向と広いエリアをカバーします ビームフォーミング クライアントに無線信号を集中させWi-Fi範囲を拡大します 高性能FEM 送信パワーを改善し信号範囲を強化します |
有線ポート | ギガビットWANポート×1 ギガビットLANポート×4 | 2.5ギガビットWAN/LANポート×1 ギガビットWAN/LANポート×1 ギガビットLANポート×3 | ギガビットWANポート×1 ギガビットLANポート×4 |
USB対応 | USB 3.0ポート×1 | ||
Wi-Fi暗号化 | WPA3 WPA2 WPA WPA/WPA2-Enterprise (802.1x) | WPA3 WPA2 WPA WPA/WPA2-Enterprise (802.1x) | WPA3 WPA2 WPA WPA/WPA2-Enterprise |
OneMesh | |||
VPNサーバー | OpenVPN PPTP | OpenVPN PPTP L2TP | OpenVPN PPTP VPN |
大きな違いは最大速度。また、AX80は2.5G有線LANやUSB3.0を実装しています。
Archer AX3000は速度を抑え、一部機能を実装しないことでコストパフォーマンスをあげたモデル。
価格差も5,000円程度あるので、遅延の許されないコアなオンラインゲーマーや、大人数で同時に動画やゲームを行う環境でもなければArcher AX3000で十分に使えそうです。
Archer AX3000は、スペックとしてはアンテナ外付け型のArcher AX53ほぼ同じスペック。
アンテナ外付けでもよければ、こちらの方が安価に購入できます。
AX53と同じスペックでUSB3.0が搭載されたAX55のレビューはこちら。
まとめ TP-Link Archer AX3000はコスパの高いモデル
Archer AX3000は、同時接続にも強いWi-Fi6対応ルーター。スペックを抑えた分、コストパフォーマンスも高いモデルになっています。
- 1LDKアパートや2F戸建4LDKに住んでいる人
- 縦置きで省スペースにしたい人
- 大人数で同時に動画やゲームをしない環境
ルーターから遠く離れた部屋でネットを使う場合は気を付ける必要がありますが、多くの家庭ではこれでも十分すぎるほど満足できるスペックになるでしょう。
- アンテナレスでミニマルデザイン
- メッシュWi-Fi対応
- IPv6|IPoE対応で混雑時にも強い
- お手頃な価格
- 1戸建てでも電波が届きやすい
- 部屋の隅では電波の弱いところも
最後までお読みいただきありがとうございます。あおい(@tolkoba)でした。