2021年おすすめ戦争映画
ここでは色々な国のおすすめ戦争映画をご紹介。迫力のある戦闘シーンから、悲惨で目を背けたくなる残酷なシーンまで。
人類史を語るには避けては通れない戦争の歴史。
さまざまな国の視点から、同じ過ちを繰り返さぬように私たちも歴史に学ぼう。
第一次世界大戦の戦争映画
「1917命をかけた伝令」
2020.2.14 119分 戦争
サム・メンデス
ジョーン・マッケイ、ディーン・チャールズ・チャップマン
メタルギアとかラストオブアスってゲームあるじゃない?ゲームで映画の世界を作っちゃったアレね。草原やら洞窟やら水の中やらを冒険しながらクリアしていくあのワクワクする感じ、アレをリアルでやったらとんでもないもんができたのが1917。
第二次世界大戦の戦争映画
「ダンケルク」
2017.9.9 106分 戦争、歴史
クリストファーノーラン
フィン・ホワイトヘッド、、トム・ハーディ
クリストファーノーランが描く戦争映画。第二次世界大戦に本当に起きたダンケルクという地でドイツ軍に囲まれた英仏兵たちの脱出物語。この映画の肝はストーリー性にない。戦争の悲惨さを訴えるわけでもない。ただただ戦争を体験できる映画だ。大画面、大音量推奨の映画。
「アルキメデスの大戦」
2019.7.26 130分 戦争
山崎貴
菅田将暉
巨砲大鑑主義を数学を使って否定する話。発想も展開もひっくるめて脚本はとにかくいいけど他がダメ。VFXは確かにすごいけどその限界も見えてしまうし、ラスト数分以外は全然熱がこもらない演出もげんなり。柄本佑の冷も熱もできる演技と田中泯の迫力には賞賛を送りたい。
ベトナム戦争の映画
「フルメタルジャケット」
1988.3.19 117分 アクション、戦争
スタンリー・キューブリック
マシュー・モディーン、アダム・ボールドウィン
ベトナム戦争下での新兵の訓練から戦地での激闘を描いたキューブリック作品。狂気の中に身を置くと、「普通」の基準も変わり、戦争という異常な常識に支配されていく話。悲惨な描写とともに流れる陽気で明るい音楽こそが1番の狂気。微笑みデブと鬼教官のくだりはもはやコント。
「ペンタゴンペーパーズ」
2018.3.30 116分 史実、ヒューマンドラマ
スティーヴン・スピルバーグ
メリル・ストリープ、トムハンクス
ベトナム戦争が泥沼化し、ベトナム戦争反戦の勢いが強まってきた1971年に出た政府の最高機密文書の流出を2つの新聞社が報道した実在の事件。事前知識がある方が楽しめる映画。賛成も反対もある中での「決断」という能力がいかに大事か分かる。結果的に称賛されたのは、信念があるからこそだろう。
現代の戦争の映画
「ボーダーライン」
2016.4.9 121分 クライム
ドゥニ・ヴィルヌーヴ
エミリー・ブラント、ベニチオ・デル・トロ
メキシコで12万人以上の犠牲者を出している麻薬戦争の実態を描き、世界に衝撃を与えた。日本ではまだ議論の余地もないマリファナの合法化。この映画を見るとなぜアメリカが合法化を次々に行っているのかが見えてくる。ドラッグビジネスのむごたらしい実態を引き起こしている現状はアメリカをはじめ、人間たちの欲望の結果だ。この映画を見るとドラッグよりも怖いのは人間だということが身に染みて分かる。