「モータルコンバット」は2021年の映画。もともと格闘ゲームだったモノを実写化した作品。
残虐描写が多くて日本では未発売だけど、真田広之と浅野忠信が重要な役どころとして登場しているので、日本人でも楽しめる要素は多い。
ストーリーについての酷評が多いけど、それは原作が格闘ゲームだから仕方がない。
各キャラの設定は、背景に必要なだけであって、あとは戦うのみだからだ。
グロシーンが多めなアクションとしては迫力あるし、原作を知らなくても楽しめる映画だ。
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「モータルコンバット」映画情報
タイトル | モータルコンバット |
公開年 | 2021.6.18 |
上映時間 | 110分 |
ジャンル | アクション |
監督 | サイモン・マッコイド |
映画「モータルコンバット」キャスト
登場人物 | キャスト |
---|---|
コール・ヤング | ルイス・タン |
ソニア・ブレイド | ジェシカ・マクナミー |
カノ | ジョシュ・ローソン |
サブ・ゼロ | ジョー・タスリム |
ライデン | 浅野忠信 |
ジャックス | メカッド・ブルックス |
リュウ・カン | ルディ・リン |
カン・ラオ | マックス・ハン |
シャン・ツン | チン・ハン |
ハサシ・ハンゾウ | 真田広之 |
映画「モータルコンバット」あらすじ
胸にドラゴンの形をしたアザを持つ総合格闘技選手コール・ヤングは、自身の生い立ちを知らないまま、金を稼ぐために戦う日々を送っていた。そんなある日、魔界の皇帝シャン・ツンがコールを倒すため、最強の刺客サブ・ゼロを送り込む。コールは特殊部隊少佐ジャックスに言われるがまま女戦士ソニア・ブレイドと合流し、地球の守護者ライデンの寺院へ向かう。そこでコールは、太古より繰り広げられてきた格闘トーナメント「モータルコンバット」の存在と、自分が魔界の敵と戦うために選ばれた戦士であることを知る。
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映画「モータルコンバット」ネタバレあらすじ・ストーリー
主人公は金のために戦うファイター、コール・ヤング。生まれつきドラゴンのタトゥーを持つものの自分の出自しか知らない。
ある日、魔界の皇帝シャン・ツンが刺客サブ・ゼロを送り込み、コール・ヤングの命を狙おうとする。
そこに突如現れたジャックスに助けられ、家族を守るために志を同じにするソニア・ブレイドのもとへいく。
ソニアから地球の守護者であるライデンのことを聞き、地球を救うためにライデン寺院へ向かう。
そこで地球と魔界から選ばれた者同士が戦うモータル・コンバットの存在を聞くことになる。
ドラゴンのタトゥーは戦うものの証として刻まれていたことを知る。
そしてコールの出自の秘密も聞くことになる。
コールはハサシ・ハンゾウという忍者の末裔だった。ハサシ・ハンゾウはサブ・ゼロに妻子ともども殺されて、復讐のためにスコーピオンと名を変えて地獄をさまよっているという。
ライデンは1人生き残った赤子を助けていた。その子孫がコールだということを知る。
モータルコンバットは10回勝つと支配する権利を与えられる。すでにシャン・ツンは9回勝っていて、あと1回勝つと地球は魔界に支配されてしまう状況だった。
シャン・ツンは確実に勝つため、モータルコンバットが始まる前に地球の戦士たちを殺そうと画策する。
地球に襲来してきたシャン・ツンに、ライデンは結界を張ってコールたちを守る。
その間にアルカナと呼ばれる超人的な力を身につけるために修行を開始することとなった。
一緒に始めたケイノは先にアルカナを身につけたが、なかなか身につけることができないコールは、ライデンに素質なしと言われ、家族の家に帰ることに。
その間、ケイノが地球を裏切り、中からライデンの結界を解いてしまい、一気に戦場に。
その戦闘で地球の戦士クン・ラオが命を落とす。
時を同じくしてコールも同じように狙われる。家族の危機にコールのアルカナも発動し、無事打ち勝つ。
魔界で最終決戦に挑もうとするコールたちだったが、サブ・ゼロに妻子を奪われ氷漬けにされてしまう。
単身、サブ・ゼロとの決戦に向かったコールだったが、サブ・ゼロの強さに圧倒される。しかし持っていたクナイに助けられ、それをきっかけにしてスコーピオンが現れる。
2人でサブ・ゼロを打ちまかし、スコーピオンの炎によって妻子も一命を取り留めるのだった。
映画「モータルコンバット」ネタバレ感想・解説
「モータルコンバット」は能力者同士のバトルアクション映画だ。炎を使ったり氷で凍らせたり、単純に打撃で戦ったりと迫力はなかなかのモノ。
95年と97年に映画化されているけれど、その評価はすこぶる悪い。しかし、今回新たにリメイクされた映画はコロナ禍にもかかわらず、かなり評判が良い。
こういうパターンのアクション映画って、幅広い年齢層がターゲットになりがちなので、だいたいどれだけ殴っても、エネルギー波を食らっても、身体そのものには傷がつかなかったりする超人現象が多いのだけれど、、モータルコンバットはここが違う。
なかなかグロい死に方をしていく。それもそのはず、ゲーム自体がフェイタリティと呼ばれる残虐な最後を遂げる特性があって、日本では発売禁止になるほどだから。
腕が取れるのは当たり前、真っ二つになったり、内臓が飛び出たりやりたい放題。
さすがアメリカ(褒めてない)、もう少し若ければゲームでも規制の多い日本に辟易することも多かっただろう。今さらこんなグロいシーンが見たいとも思わないのでどちらでもいい要素ではあるが楽しめる人は楽しめる。
ストーリーはゲームを観てなくても楽しめる。
ゲームを知っていた方が各キャラに感情移入をして楽しめることは間違いないけれど、所詮は格闘ゲーなのでストーリー重視ってわけでもなく戦うことがメインだからだ。
ストーリーの粗を探したらたくさん出てくるので、格闘ゲームを実写化したという一点を楽しみに見るのが良い。
魔界の者が地球を侵略しようとしてモータルコンバットというトーナメントを開催するのが格闘ゲームの流れなのだけど、それだとあまり盛り上がらないのでトーナメント前に皆殺しにしようという無茶苦茶な流れでアクションが始まる。
なので、「モータルコンバット」ではモータルコンバットは開催されないのだ。
グロいシーンが売りの一つなので、人や魔物は次々と死んでいく。シャンツンのお気に入りのヴァンパイアなんて華々しく登場させたわりには数分で真っ二つにされるという潔さ。
だけど人間側はエネルギーを吸い取られるという地味な殺され方で死んでいく。これは最低限の配慮なのだろうか。
完全に序章なので人気になればゲームの世界と同様にシリーズ化される要素は満載だ。
日本人俳優、浅野忠信と真田広之にも注目したい。真田広之はサブゼロに娘と息子を殺されて復讐の鬼と化して地獄から戻ったスコーピオン。
ギャグっぽいけど大マジな光る目を持つ浅野忠信。2人とも結構重要な役所として目立っているのもおもしろい。
そもそも日本人以外もシンガポールやインドネシアなど国際的な配役になっているし、そもそも俳優未経験の人もいるダイバーシティ要素の強い映画でもある。
何も考えずに楽しむのであればアリだろう。私としては「ゴジラvsコング」より楽しめた。
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