「ゴジラvsコング」は2021年の映画。
ハリウッド版「GODZILLA」と、「キングコング 髑髏島の巨神」がコラボして世紀の対決を実現。
前作「ゴジラ キングオブモンスターズ」の大ヒットで決まったこの続編はコロナ禍でも好調に推移。まだ日本未公開だけれどすでに4億ドルを突破し、MCUに並んで人気のシリーズだ。
今回で最後の予定だったけど、思いのほか「ゴジラvsコング」が大ヒットしたので続編も製作される可能性が高い。
ストーリーはそれほど深みはないけれど、目を見張るのはゴジラとコングのスケール感抜群の戦いっぷり。あとはハリウッドデビューとなる小栗旬のちょっとした活躍を楽しみに見てほしい。
ネタバレ全開で見どころを解説していく。
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「ゴジラvsコング」映画情報
タイトル | ゴジラvsコング |
公開年 | 2021.5.14 |
上映時間 | 118分 |
ジャンル | アクション |
監督 | アダム・ウィンガード |
映画「ゴジラvsコング」キャスト
登場人物 | キャスト |
---|---|
ネイサン・リンド | アレクサンダー・スカルスガルド |
マディソン・ラッセル | ミリー・ボビー・ブラウン |
アイリーン・アンドリューズ | レベッカ・ホール |
バーニー・ヘイズ | ブライアン・タイリー・ヘイリー |
芹沢蓮 | 小栗旬 |
マイア・シモンズ | エイザ・ゴンザレス |
ジョシュ・ヴァレンタイン | ジュリアン・デニソン |
マーク・ラッセル博士 | カイル・チャンドラー |
ウォルター・シモンズ | デミアン・ビチル |
ジア | カイリー・ホットル |
映画「ゴジラvsコング」あらすじ
モンスターの戦いによって壊滅的な被害を受けた地球。人類が各地の再建を計る中、特務機関モナークは未知の土地で危険な任務に挑み、巨大怪獣の故郷<ルーツ>の手がかりを掴もうとする。そんな中、ゴジラが深海の暗闇からその姿を現し、フロリダにあるハイテク企業エイペックス社を襲撃、世界を再び危機へと陥れていく。ゴジラの怒りの原因は何なのか。モナークとエイペックスは対抗措置として、コングを髑髏島<スカルアイランド>から連れ出し、怪獣のルーツとなる場所を探ろうとする。 ゴジラとコング、彼らは人類の味方か、人類の脅威か。自然界最強の力が激突する、地球の存亡を委ねた壮大な戦いが始まった。彼らはなぜ戦うのか—。果たして、この頂上決戦の勝者は—。
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映画「ゴジラvsコング」ネタバレあらすじ感想・解説
人間に管理・監視されているコング
「キングコング 髑髏島の巨神」では、1973年の物語だったけど、今回は現代の設定になっている。そこではコングは髑髏島にいるけれどテクノロジーで管理された大きなケージの中で管理されている。
前作でコングと特務機関のモナークは一定の信頼関係を得たので、おそらく長い期間をかけて徐々に手なづけていったのだろうけど、真に信頼しあっているのは耳の聞こえない少女・ジニのみという設定。
そもそもコングは髑髏島から海を飛び越えてまで人間たちに襲いかかってくることはまずなさそうだけど、ケージは人間の恐怖心が生み出した結果の産物ではある。
モナークとエイペックスの関係
未確認巨大陸生生命体を調査・捜索するために設立された政府の秘密機関。髑髏島の地下空間には広大な地底世界が広がっているということを突き止め、またコングの管理も行っている組織だ。
冒頭を見てわかるようにコングの巨大化によって天井の一部に穴を開けてしまう。コングの管理を人間ですることが不十分になっていて、新たな道を模索しようとしている。
エイペックスは、巨大なテクノロジー企業でロボティクスやAIを操って人間の暮らしを豊かにしようとしているようだ。物語はエイペックス社にゴジラが急襲したところから始まる。
彼らは最新の技術を駆使して、地底世界に潜り込む。そしてさらに巨大生物のエネルギーを利用してメカゴジラなるものを生み出そうとしている。
その陰謀を暴くために立ち上がったのがエイペックスの元技術者のバーニーと、モナークのマーク博士の娘、マディソン。
ゴジラが無意味に人を襲ったりしないと信じるマディソンは、なぜゴジラがエイペックス本社を襲ったのかという謎を突き止めるために奔走する。
結果わかったことは、メカゴジラの存在。エイペックス社のメカゴジラの計画を察知して怒っていたのだ。
ギドラがメカゴジラのエネルギーの源になっていたからか、悟空のように気を感じる力でもあるのか知らないけれど、ゴジラはそれを察知して急襲したのだ。
ゴジラvs コングで小栗旬はキーマン
ハリウッド版『ゴジラ』シリーズ前二作で渡辺謙が演じた芹沢猪四郎博士の息子として小栗旬が登場する。アメリカでも「花より団子」だったり銀魂もそこそこ好評のようだ。
エイペックスの研究員として登場し、ゴジラに対抗する手段のキーマンになるも、それほど目立たなかったのは残念なところ。
日本だったら脇役なんてことはまずないかませ犬っぽい役どころなのである意味新鮮だ。
物語上、もう少し活躍しても良かったと思うので英語力の問題である可能性もあるけれど、その全部で数分程度の出演なのに存在感はなかなかなもの。
クールな顔からのアヘ顔はなかなかどうしておもしろい。
ともあれ、彼とエイペックスのCEOの策略でコングの力を借りて地球の内部にある地底世界に辿り着き、地下資源の膨大なエネルギーをメカゴジラに注入しようとしているのだ。
結果エネルギーの取り扱いを見誤ってメカゴジラが暴走し、芹沢はジ・エンド。
地底世界では、コングが落ちていた斧を拾い、地底世界の膨大なエネルギーを吸収。
そしてコングのいる地底世界の場所まで軽々と穴を開けたゴジラとの決戦に向かっていく。
ゴジラvsコングの勝敗
勝敗という意味でははっきりつかなかった。
ゴジラ キングオブモンスターズでは、キングの称号を獲得したゴジラだったけど、コングの登場によってその座を奪われるかどうかが今回の見どころ。
大型怪獣の前ではちっぽけな人間が、人間らしい下衆な征服欲や慈愛の心を交差させて物語に深みを持たせようとしているけれど、そんなものはただの前菜でしかない存在だ。
ただそのわりにメカゴジラを使ってゴジラをいいところまで追い詰めるというところになんだかアメリカの小さなプライドを感じる(乗ってるのは日本人だけど)なと思うが、そんなメカメカしい人工物なんかより、古から存在し、まだ謎の多い地球の中心に住む巨大な獣たちの戦いの方が圧倒的におもしろい。
一時的にメカゴジラvsゴジラ、コングになったのに、マディソンたちがメカゴジラの力を弱めなければ負けるところだったのも残念。
この2頭は人間の技術力を圧倒する存在であって欲しかった。
メカゴジラを倒したので再度ゴジラvsコングをやるかと思えば、そそくさとゴジラは去っていく。
ゴジラにしてみれば元々エイペックス社の陰謀を潰しに来たのであって、コングと戦う理由はないのだから。
ゴジラはコングがエイペックス側についていたので敵認定していたけれど、地底世界のエネルギーを吸うメカゴジラがいなくなれば戦う必要がないわけだ。
ただ、メカゴジラとの戦い前にゴジラはコングに一度勝っていたけど、とどめを刺そうとしなかった。
このあたりの思考能力からして、ゴジラの知能指数はかなり高いところが窺える。
コングとしてもジアが助けて欲しそうだったから戦っていたわけで、別にこれ以上戦う必要はないのである。
目的は違えど人間のせいで戦っていると考えると、人間で本当に争いを生むだけの存在だなぁと改めて思う。
ゴジラvsコングの続編は?
はっきりとは決まっていないけれど、あまりの人気っぷりに続編も検討されているのだそう。CGを多用し、人間よりも巨大な怪物の方がコロナ禍の時代は撮影しやすそうではある。
まだまだ地底世界には謎が多いので、いくらでも展開できそう。
とにかく迫力満点な映像なので、怪獣好きにはたまらない作品。逆にストーリーを重視するような人には向いてない映画だ。
コメント
コメント一覧 (2件)
いや、ちゃんとはっきり勝敗つけてたでしょ?
コングと戦う必要がゴジラにはないとか言ってるけどちゃんと説明されてと上に一戦目とかゴジラからコングに戦い挑んできたのに。
本当に映画観たの?
コメントありがとうございます。映画は観ましたよ。勝敗という定義が追い詰めるというところまでであればついたと言えますね。
エイペックス社の陰謀を潰したので、これ以上戦う理由はゴジラにはなくなったと思ってます。