映画「ジェントルメン」は明るいアウトレイジ  あらすじネタバレ感想・解説

「ジェントルメン」は2021年公開の映画。

イングランドを舞台にマリファナによる巨額利益を巡るクライムコメディ。

「シャーロックホームズ」のガイリッチー監督が、ワルたちの裏切り合い、騙し合いを言葉遊び巧みに描く。心躍るクールで熱い展開は男心をくすぐってくる。

同監督の「スナッチ」のようにリズム、テンポ良く進み、全体の小洒落た感じも最高の一作だ。

88点

脚本
8
演技
9
演出
10
音楽
9
総合
8

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「ジェントルメン」映画情報

タイトルジェントルメン
公開年2021.5.7
上映時間113分
ジャンルクライムコメディ
監督ガイ・リッチー

映画「ジェントルメン」キャスト

登場人物キャスト
ミッキー・ピアソンマシュー・マコノヒー
レイモンドチャーリー・ハナム
ドライ・アイヘンリー・ゴールディング
マシュージェレミー・ストロング
コーチコリン・ファレル
フレッチャーヒュー・グラント
ビッグ・デイブエディ・マーサン

映画「ジェントルメン」あらすじ

ロンドンに緊急事態発生。長年にわたる大麻の大量栽培/販売で財を成したアメリカ人ミッキーが、ビジネスを売却し、引退するというウワサに暗黒街に激震が走った。その利権総額なんと500億円。目の色変えた強欲なユダヤ人大富豪、ゴシップ紙の編集長、ゲスな私立探偵、チャイニーズ&ロシアン・マフィア、さらには下町のチーマーまでもが跡目争いに参戦。一筋縄ではいかないジェントルメン=一流のワルたちによるダーティでスリリングな駆け引きが始まった―!

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映画「ジェントルメン」ネタバレ感想・解説 

感想

とにかく、配役の豪華さをチェックしておきたい。マシュー・マコノヒー、コリン・ファレル、ヒュー・グラントが繰り広げるワルな感じは、かっこよすぎて陶酔モノだ。

日本で言うと「アウトレイジ」がカッコ良さを感じるワルい奴らの代表格だけれど、英国のソレはまた違う。渋みでの迫力よりも、洗練された風格の方が強い。

暴力とコメディは似て非なるものだけど親和性は高い。そしてそこにオシャレのエッセンスが加わると中毒性が増し、何回見ても飽きない映画の完成だ。

パルプフィクション」に続くタランティーノ作品が代表例だ。

スナッチ」の監督ガイリッチーも同じように、オシャレさでは頭1つ抜けた存在だ。

これだけきな臭い話が続いているというのに恐怖を感じさせない。

さらっと人の頭を撃ち抜いたり、頭部を切り取り冷凍庫に入れっぱなしにしたり、なんでもありのヤバい奴らだらけなのに、オシャレを際立てることで悪を悪と思わせない。

ストーリーはヒューグラントが一方的に話しながら過去を振り返るスタイルのため、最初の頃は話についていくだけで精一杯な部分がある。

また、イギリスのスラングをふんだんに使った言葉遊びのおもしろさもこの映画の利点ではあるので、日本語訳では伝わりきってないだろうところは残念だ。

イギリス特有のスラングは時たま注釈が映画の中に出るほどだ。例えば「yard」という表現は10億のことを指すらしい。それを説明臭くせず、サラッと劇中に挿入する憎い演出なども素敵だ。

「猫の小便みたいな口臭」とか「バリーホワイトと風呂に入るのか」とか、謎なセリフも多い中に橋から落ちて死んで取り逃した男に対して「パラシュートを用意したらどうだ」みたいな日本人でも分かりやすい頭の切れる一言もあったりする。

一癖二癖もある俳優たちがコミカルに悪いことをしている様が最高に楽しめる。

個人的に好きなシーンは、コーチと呼ばれるコリン・ファレルがマリファナのありかをたれこんだチャイニーズの名前を呼ぶところ。

「ファ・アック」の名前と「ファック」という単語をかけて言葉遊びをする面白さは日本人感覚でも十分伝わってくるし、ついついこちらも「ファ・アック」と声に出して読みたくなる単語だ。

好き勝手に殺し殺されるのに、観ていても嫌な気持ちにならないのは優れたコメディ感覚にあるのだろう。

それはガイ・リッチーの「スナッチ」からも分かるとおり、言葉遊び、映像のテンポの良さ、そして間の取り方が絶妙に秀逸だからだ。

ジェントルメンのラストは

ミッキーは、4億ユーロ(約500億円)でマシューにマリファナビジネスを売却しようとしていた。それはイギリスの階級社会の貴族の土地の地下に12のマリファナ栽培地を作るという構造と、近々合法になるであろうマリファナビジネスの成長を見込んでつけた金額だ。

しかしマシューは、マリファナ栽培の土地の1つが狙われたことで、その価値が落ちたと主張。2.7億ユーロの価値にまで下げさせようとする。

その目論見はマシューの画策であったことがミッキーにバレたためマシューは冷凍庫行きとなり、裏社会の事業を売って身も心も綺麗にするというミッキーの目論見も失われたのだった。

レイを脅していたフレッチャーは、ミッキーの裏家業を詳細に記述した脚本とその証拠を2,000万ユーロで売却するつもりだった。

しかしレイはすでにフレッチャーが尾行していることを察知していて、尾行しているフレッチャーを尾行していた。

するとフレッチャーはさらなる奥の手を取り出す。実はロシアンマフィアとフレッチャーは繋がっていて、ミッキーとレイの情報を売り渡していたのだ。

冒頭と物語の中盤でミッキーが何者かに銃撃されたシーン、あれはロシアンマフィアの仕業だった。彼らは公爵の娘を探した先で一緒にいた男がビルから落ちて死んでしまっていた。

その男の父親は元KGBのロシアンマフィアだったのだ。

そのことで、ミッキーとレイはロシアンマフィアに命を狙われていて、ミッキーはマシューとの打ち合わせの後に誘拐される計画だった。そしてレイのところには殺し屋が2人送り込まれていた。

しかし、レイはすんでのところで一緒にいたコーチに助けられ、ミッキーはコーチの教え子たちに銃撃されるところが、たまたま誘拐されていた途中だったため、命を取り止めることとなった。

フレッチャーはレイを脅してお金を取ることに失敗したため、その脚本をMIRAMAX社に売り込もうとするも、レイに捕まり連行されることとなった。

ドライ・アイとマシューは何を企んでいたのか

マシューはミッキーのマリファナ事業の価値を落としてもっと安く買おうと画策していた。

そのために利用したのがドライ・アイで、彼と手を組みミッキーの持つマリファナ工場の1つを奪うことに成功した。

これが物語を複雑にしているのだが、そのときに利用したのがコーチの教え子たちだ。

ドライ・アイはロードジョージというアジアのシンジケートのボスのもとで働いていたが、これをきっかけに裏で事を起こす。

そのことを知らなかったロードジョージはミッキーに目をつけられ赤痢菌を飲まされて脅されることになる。そのことに腹を立てたロードジョージだったが、ドライ・アイに裏切られて殺されてしまう。

ドライ・アイはイギリスで力をつけようとマシューとの取引を裏切り自身でマリファナ事業を買い取ろうとミッキーの妻ロザリンドに近づく。

ミッキーに会うことはできたが足蹴にされ、最終的にロザリンドを犯そうとするものの直前でミッキーに捕まり殺されて冷蔵庫で氷漬けとなる。

そして同じようにマシューの裏切り行為も見つかって計画は破綻することとなった。

フレッチャーは何を企んでいたのか

最初にレイを脅すところから始まった物語で、彼は1つのキーマンだ。

彼は最初はビッグ・デイブという新聞社の編集長に雇われていた私立探偵だったが、ミッキーたちの事業の秘密を知るとレイを脅す計画に方向転換する。

全てを話し切った後、72時間以内に払わなければビッグ・デイブに情報を売ると言って一度レイの元を去る。

後日、改めてレイを尋ねたところ、自身がつけられていた事を知り、身の安全のために確保しておいた証拠を一式奪われた事を知る。

ビッグ・デイブも拉致した挙句、薬でトリップさせて豚とファックしているビデオを収めて彼を脅す。

しかしフレッチャーはすでにロシアンマフィアにミッキーとレイの情報を売っており、お金を得ていた。

ロシアンマフィアはレイたちを殺すことはしくじったが、なんとか逃げおおせたフレッチャーはMIRAMAXに脚本を売り込みに行くもレイに捕まり連行されていくのだった。

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