【2021年最新版】実話をもとにしたおすすめ映画10選
実話をもとに着想を得た映画、伝記映画、実際にあった衝撃の事件など、「実話をもとにした映画」のおすすめを紹介。
目次
“戦争”にまつわる実話映画
冷戦時代
「クーリエ 最高機密の運び屋」
2021.9.23
112分
スリラー
ドミニク・クック
ベネディクト・カンパーバッチ
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見どころ
- ただのビジネスマンが世界を救う
- エンタメよりで見やすい構成
- 実話ベースなのでスパイ映画としては地味
キューバ危機の直前、アメリカやイギリスに協力し、ロシア高官から送られる機密情報を運んだあるセールスマンの実話に基づく話。実話なのでスパイ映画の007のような迫力はもちろんない。ただエンタメ要素も取り入れているので、歴史的事実を知らなくても楽しめるわかりやすい構成になっている。歴史に興味を持つきっかけとして観るのがおすすめ。
ホロコースト
「アウシュヴィッツレポート」
2021.7.30
94分
戦争
ペテル・バビヤーク
ノエル・ツツォル、ペテル・オンドレイチカ
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見どころ
- スロバキアの映画
- アウシュヴィッツ収容所から脱走した実話
- 直接的な暴力表現は少なめだが惨さは伝わる
前半はアウシュヴィッツ収容所からの脱走を図るまで、後半は脱走してから安全な場所まで逃げ込むまでの逃走を描く。逃げた先で赤十字に提出したレポートは、ブダペストで移送を待っていた12万人のユダヤ人の命を救ったという事実に基づいたストーリー。映画の見応えとしてはやはり「シンドラーのリスト」の方が良かったけれど、ちょっと冗長になりそうな脱出後からの逃走シーンは、よく考えられていて飽きることはなく、この恐ろしくて忌まわしき感情をそのまま見せつけてくれる。
第2次世界大戦
「ダンケルク」
2017.9.9
106分
戦争、歴史
クリストファーノーラン
フィン・ホワイトヘッド、、トム・ハーディ
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見どころ
- 実際にあったダンケルクでの脱出劇
- ストーリー性は薄い
- 小さいテレビだと迫力が伝わらない
クリストファーノーランが描く戦争映画。第二次世界大戦に本当に起きたダンケルクという地でドイツ軍に囲まれた英仏兵たちの脱出物語。この映画の肝はストーリー性にない。戦争の悲惨さを訴えるわけでもない。ただただ戦争を体験できる映画だ。大画面、大音量推奨の映画。
ホロコースト
「シンドラーのリスト」
1994.2.26
195分
歴史、伝記、戦争
スティーヴン・スピルバーグ
リーアム・ニーソン、ベン・キングズレ―
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見どころ
- 白黒作品
- スティーブンスピルバーグの描く戦争
- ユダヤ人虐殺の歴史
第2次世界大戦とユダヤ人は切っても切れない関係だ。それほどに悲惨な虐殺があったことを、戦争を知らない世代はずっと知っていく必要があるし、その義務は大人にある。それを伝えてくれる映画を廃れさせてはいけない。モノクロ作品で上映時間も長いが、それだけ見ごたえのある映画。
“差別”を扱った実話映画
「グリーンブック」
2019.3.1
130分
ヒューマンドラマ、伝記
ピーター・ファレリー
ヴィゴ・モーテンセン、マハーラシャ・アリ
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見どころ
- 60年代のアメリカ南部では黒人と白人が同じホテルに泊まれない
- 黒人が白人と同じトイレを使えない
- 成功者のシャーリーの孤独を友情で温める
差別意識が強く残る1960年代のアメリカ南部を、黒人のピアニスト、シャーリーと、イタリア系白人の運転手、トニーが旅の中で友情を深めていく話。史実をもとに製作されており、黒人が泊まれるホテルをまとめた旅行ブック「グリーンブック」をもとに旅をする2人を描く。南部の差別問題を描くと同時に、2人がお互いを尊重して友情を深めていくドラマは見ごたえ抜群。
「黒い司法 0%からの奇跡」
2020.2.28
136分
ヒューマンドラマ
デスティン・ダニエル・クレットン
マイケル・B・ジョーダン
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見どころ
- 冤罪がテーマ
- 事実を元にした実話
- 実話なので盛り上がりどころは少なめ
無実の罪で収監された黒人のために戦った弁護士の事実に基づくストーリー。アメリカの黒人差別は少し日本人感覚には理解しにくい部分もあるけれど、この映画は日本でも起こりうる「冤罪」をテーマにしているので感覚的に分かりやすい。映画としての盛り上がりはそれほど大きくはないけれど、実際にあった事件を知るには良作だった。
実際に起こった”事件”がベースの実話映画
「リチャード・ジュエル」
2020.1.17
129分
ヒューマンドラマ
クリントイーストウッド
ポール・ウォルター・ハウザー
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見どころ
- 爆発を防いだ男が疑われる冤罪
- クリントイーストウッド監督作品
- 世論の怖さがわかる映画
アトランタオリンピックでテロから人命を救った男の不幸を描く。国家が絡む冤罪事件をクリントイーストウッド監督が淡々と描く。ちょっとした言動が疑いを呼び、国民中から非難されることの恐ろしさが改めて分かる。
「アイリッシュマン」
2019.11.15
209分
クライム、事実に基づく映画
マーティン・スコセッシ
ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、ショー・ペシ
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見どころ
- メインキャスト全員70歳オーバー
- アカデミー賞10部門ノミネート
- 盛り上がりはないが美しく芸術的
2020年アカデミー賞作品賞など10部門にノミネートされた映画。3時間30分という長さは少々冗長に感じそうなところだが、さすがはスコセッシ監督。大きな盛り上がりもないが、淡々とそして、アーティスティックに表現することで、美しくまとまっていてずっと見ていられる。メインキャストが全員70代だが、3つのカメラ使うことで、若返っているロバートデニーロ、アルパチーノ、ジョーペシにも要注目だ。
「葛城事件」
見どころ
- 加害者青年はどのような家庭環境にあったのかを描く
- ずっと暗くてずっと重い
- 父・三浦友和と母・南果穂の演技は必見
2001年に附属池田小事件で起きた無差別殺人事件をモチーフにした映画。事件の内容や背景異なるが、人格の歪んだ人間がいかにして出来上がっていったのかを、事件前と事件後を対比させながら描いていく。父・三浦友和の自己中さとそれに振り回されつつ次第に壊れていく母親の南果穂の演技は必見。獄中結婚の相手として田中れいなも狂気性が垣間見得て本気で怖くて暗く苦しい映画。
“人間ドラマ”が楽しい実話映画
「アンモナイトの目覚め」
2021.4.9
120分
恋愛、LGBT
フランシス・リー
ケイト・ウィンスレット、シアーシャ、ローナン
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見どころ
- 間の取り方や表情の凄さ
- 濡場もすごい
- 地味さは拭えない
19世紀のイギリスを舞台に過去に世紀の発見をした女性考古学者の生き様をフィクションを交えて描いた映画。会話が少なくて、背景も多く語られない映画なので、楽しむべきは役者の表情による演技と、間の取り方の美しさだ。アカデミー賞にもノミネートされた芸術的な映画だけど、物語の背景を知らないと地味な映画に映ってしまう。
LGBTを取り入れているが、この描写はフィクション。
まとめ
娯楽としてだけでなく、知識としてためになる実話は一挙両得。
他にもたくさん実話ベースの映画はあるので随時更新していく。
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