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徹底比較|M2 MacBookAirとM1 MacBook Proはどちらがコスパ高いのか?
こんにちは、あおい(@tolkoba)です。
ずっと噂されていたM2が2022年7月に発売されます。
円安効果で割高感が強いものの、M1モデルからの正統進化。
ただ、正直なところM1 MacBookAirの性能が凄すぎるので、ほとんどすべての人はM1 MacBookAirで問題ありません。
最近のiPhoneの進化に似ているかもしれません。
しかし、プロのクリエイターなど、仕事として使うのであれば上位モデルも視野に入ってきます。
そこで今回は、M2モデルとM1 Proを比較してみました。マイナーアップデートであるM2はM1 Proよりもスペックは下になる見込み。
その分、省電力で高性能になり、現在発売されているモデルの中で一番軽くて薄いモデルがM2 MacBook Air。
身軽さとコスパをとるべきか、性能をとるべきかを検証しました。
M1 MacBookAirよりも良いスペックが欲しいけど、MacBookPro14は高いと悩んでいる方向けに書いていきます。
こんな人に向けた記事
- M2 MacBookAirに興味がある
- M1 Proが欲しいが価格が高いので悩んでいる
- M1 ProとM2のスペック差が知りたい
- M1 MacBookAirよりもスペックの良いモデルが欲しい
- 動画編集や3Dモデリングなど高負荷な処理をする
現段階では未発売なので不明な点は発売後に随時更新します。
M2チップとは
新型のM2チップとは、CPUが8コア、GPUが最大10コア搭載できる新型MacのSoC(システムオンチップ)。
5nmで製造されたトランジスタの数は160億から200億へ。CPUのパフォーマンスは最大で18%向上
GPUは最大35%上昇と、M1チップから正統な進化をとげたスペックとなっています。
これにより、FinalCutProでの動画編集は1.4倍、ゲームは1.3倍快適になっています。
メモリは最大24GBの構成を組むことができて、メモリの帯域幅は100GB/s。M1よりも50%広いため複数のアプリを使ったマルチタスクで特に恩恵を受けます。
M2を搭載したMacはMacBookAirだけでなくMacBookPro13インチにも搭載されます。
ただ、MacBookProは前モデルにM2チップを載せかえただけなので見た目も変化なし。スペック差もほぼないのでM2 MacBookAirを購入した方がお得です。
というわけで今回の比較対象もMacBookAirのみに絞っています
▼ 【2022年6月発表】 M2チップ MacBookAirを待つべきか買うべきか?M1とのスペックの違いを比較
M2とM1 Proの違いを比較
デザイン・カラー
M2 MacBookAirのカラーは4色展開。
ベゼルがホワイトになるとか、iMacのようなカラーリングになるとか噂されていましたが、実際には落ち着いた高級感のある従来のモデルに新色が追加される形になりました。
新色はスターライトとミッドナイト。
スターライトはホワイトをベースに薄めのゴールドが入っていてとてもおしゃれ。
もう1つは黒バージョンのミッドナイト。
ミッドナイトはほぼブラックなのでシックでカッコいい色。発売前から人気も上々です。
サイズ・重量
画像 | |||
製品名 | M1 MacBookAir | M2 MacBookAir | MacBookPro14 |
サイズ | 4-16x304x212mm | 11x304x215mm | 15.5x312x221mm |
重さ | 1.29kg | 1.24kg | 1.4kg |
M2 MacBookAirの見た目は大きく変わりませんが、サイズや重さは変わりました。
M2 MacBookAirのサイズは、11x304x215mm。MacBookPro 14インチモデルは15.5x312x221mmとかなり薄め。
最薄部はM1 MacBookAirの4mmの方が薄いですが、フラットになったことで全体的にはM2 MacBookAirの方が薄く感じそうです。
M2 MacBookAirの重さは1.24kg。発売されているモデルの中で最軽量。
MacBookPro14と比べると360gも軽いので、持ち運ぶ機会の多いクリエイターには物欲を刺激することでしょう。
ディスプレイ
ディスプレイのサイズは13.6インチに対してMacBookPro14は14.2インチ。
両者共にノッチがついているタイプなので、ベゼルも薄くなっています。
0.6インチの違いをどう感じるかは微妙なところでしょう。
MacBookProは120HzでminiLEDを積んでいるのに対して、M2 MacBookAirは60Hzの液晶タイプ。
120Hzは、よりなめらかなマウスカーソルを実現します。ディスプレイも数値上は綺麗ですが、体感として気づくのかは微妙なところです。
CPU
続いてはCPU。最小構成はどちらも8コアで、M1 Proは最大10コアです。
CPUは高性能コアと低電力コアに分かれていて同じ8コアでも構成が異なります。
- M2(高性能コア4:低電力コア4)
- M1 Pro(高性能コア6:低電力コア2)
M1シリーズのM1,M1Pro M1MAXもコア数の調整で性能差が分かれます。
しかし、M2はコア1つ1つの性能が向上しているため、構成はM1と同じでも性能が高くなります。
それでもその処理能力はM1 Proをしのぐものではなく、性能はM1 < M2 < M1 Pro < M1 MAXという順に高くなります。
低電力のコアにもメリットがあり、低発熱なため本体が熱くなりにくく、それゆえにMacBookAirはファンレス設計になっています。
また、M1 Proは65Wの電力を必要としますが、M2は30Wで急速充電ができるので、電力を抑えつつ処理能力を向上させたCPUといえるでしょう。
GPU
動画編集に重要なのがGPU性能。
こちらはM2では最大10コア、M1 Proだと最大16コア(M1 MAXは32コア)まで選択することが可能です。
もちろん数が多いほうがスペックも高くなりますが、動画編集がメイン用途であればそれよりも重要なのはメディアエンジンです。
メディアエンジンとは、動画のエンコードを専用で行う回路のことで、この性能が動画の処理性能に大きく影響を与えています。
Blendarなど、3Dモデリングなどの処理ではGPUは重要な要素であるものの、動画編集に関してはたくさん積んでいてもフルの性能を発揮しきれない可能性もあります。
M1とM1Pro以降では動画の書き出し速度が2倍ほど変わりますが、メディアエンジンを積んでいるM2にも期待が持てそうです。
そうなると動画編集においてはGPUのコア数による差は、それほどないかもしれません。
メモリ
メモリはM2では24GBまで拡張可能になりました。M1 Proでは64GBまで拡張することは可能です。
実際にM1 MacBookAirの16GBモデルで1年半使った結果わかったことは
- 8GB
(動画編集も可能だが、ブラウザと併用は厳しい) - 16GB
(動画編集、ブラウザ併用可能だが、ゴリゴリにタブを開いていると重くなる)
という感じ。
乱暴な使い方をしないのであれば8GBでも運用できますが、16GBあれば基本的に困ることはありません。
実際私も動画編集していなければ、再起動する必要性に迫られたことがありません。
気になるのは、メモリ帯域幅。
M2は100GB/s、M1 Proは200GB/sとなっており、これがどれほど体感値で変わるのかは今のところ不明です。
ストレージ
画像 | |||
製品名 | M1 MacBookAir | M2 MacBookAir | MacBookPro14 |
256GB | +0円 | +0円 | – |
512GB | +28,000円 | +28,000円 | +0円 |
1TB | +56,000円 | +56,000円 | +28,000円 |
2TB | +112,000円 | +112,000円 | +84,000円 |
4TB | – | – | +168,000円 |
8TB | – | – | +336,000円 |
ストレージはM2 MacBookAirが最大2TB、MacBookPro14は最大8TB。
4K動画を大量に扱う人の中にはストレージはある程度欲しいようですが、それでも1TBあれば十分すぎると考えます。
外部SSDの1TBならおおよそ10,000円で購入することもできるので、あえて1台のMacにすべてのデータを入れておく必要はありません。
ただし、M1 ProのSSDのスループットは最大7.4GB/sですが、外付けSSDは高性能なタイプでもせいぜい1GB/sなのでその速度差は相当ありますので、必要なものは内蔵へ、普段使わないものは外付けに分けて運用するのがおすすめです。
M2ははっきりと書かれていないので、おそらくそれよりも遅いものと思われます。
バッテリー
バッテリー性能はM2 MacBookAirの方が上。
画像 | |||
製品名 | M1 MacBookAir | M2 MacBookAir | MacBookPro14 |
バッテリー | 49.9Wh | 52.6Wh | 70Wh |
動画再生 | 18時間 | 18時間 | 17時間 |
ネット | 15時間 | 15時間 | 11時間 |
電源アダプタ | 30W | 30W | 67W |
高速充電 | 30W | 67W | 96W |
バッテリー自体はMacBookPro14の方が多いものの、やはり連続使用時間はMacBookAirの方が長いです。
また、バッテリーサイズはM2の方がM1よりも若干大きめですが、連続使用時間は同じです。
M2は67Wまで急速充電可能ですがM1Proは最大96Wまで対応可能。
また、M2 MacBookAirの方は、USB-Cポートが2つついたデュアル電源アダプタが付属します。
輝度
M2 MacBookAirは500nitに向上しています。MacBookPro14も同じですが、こちらはXDRディスプレイが採用されているので、その最大輝度は1,600nit。
- XDRとは
- バックライトの代わりにミニLEDを搭載したディスプレイ。明るい場所と暗い場所に応じて細かい明暗を作れるため、より高いコントラストと輝度の実現が可能になっている。
ちなみに、iPhone12以降のカメラであればXDRディスプレイの実力を発揮できるほどの撮影ができるようになっています。
黒はとことん黒く、白はとことん白い画面を実現することができるため、色が重要な職業についているのであればM1 Proの方にメリットがあります。
マイク、スピーカー
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製品名 | M1 MacBookAir | M2 MacBookAir | MacBookPro14 |
スピーカー | ステレオ | 4スピーカー | 6スピーカー ウーファー |
空間オーディオ | – | ◯ | ◯ |
マイク | 指向性ビームフォーミングを持つ3マイクアレイ | 指向性ビームフォーミングを持つ3マイクアレイ | 指向性ビームフォーミングを持つスタジオ品質の3マイクアレイ |
スピーカーはM2 MacBookAirが4スピーカーに対してMacBookPro14は6スピーカー。
さらにウーファーまでついていて、かなり高音質です。
マイクについてもMacBookPro14の方が音質は良いと書かれていました。
ポート
M2 MacBookAirもMagsafe充電がついたことで、充電しながらUSB-Cのポートが2つ使えるのは良いところ。
またMacBookPro14ではHDMI、SDXCカードスロットもついており、自宅でがっつり作業をするのに向いています。
自宅で利用するならM2 MacBookAirでは外部モニターは1枚しか対応してないということも知っておきましょう。
価格
MacBookPro14のエントリーモデルと価格を比較してみました。
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製品名 | M1 MacBookAir | M2 MacBookAir | MacBookPro14 |
価格 | 190,800円 | 236,800円 | 274,800円 |
SoC | M1 | M2 | M1 Pro |
CPU | 8コア | 8コア | 8コア |
GPU | 7コア | 10コア | 14コア |
メモリ | 16GB | 16GB | 16GB |
ストレージ | 512GB | 512GB | 512GB |
類似の構成にしてM1とM2の価格を調べました。
M1モデルはあまりスペックを上げられないので、落ちてしまいますが、それぞれのモデル間で約4万円ほどの差になりました。
M2とMacBookProのどちらを買うべき?
色々と比較した結果、M2とM1 Proで迷っているならM2 MacBookAirがおすすめ。
M2と迷うということは性能的にもM1 Proのエントリーモデルとの比較になります。
おそらくM1 MacBookProの方が高性能ではあるものの、メディアエンジンを搭載しているので動画編集者には特におすすめ。
4万円という価格差を出すのであれば軽くて薄い、そして新製品というテンションのあがる方を購入するのがおすすめです。
まとめ
結論としては、M2 MacBookAirとM1 MacBookProで迷っている人であれば、M2 MacBookAirを購入するのが良いです。
やはり新製品の持つ魅力は高く、新色も追加されたので魅力のあるモデルです。
M1 Proでもさらに高性能なモデルを選ぶならM2は除外されますが、エントリー向けのM1 Proと迷っているのであれば、もう少し安く買うことができるM2がおすすめですね。
ただ、何度も言うように基本的にはM1 MacBookAirで十分です。
プロのクリエイターの方や、プロとして生きていく予定の方が最初に手に入れるMacBookとしてはちょうど良いのではないでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございます。あおい(@tolkoba)でした。