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【レビュー】TP-Link Archer AX23 | Wi-Fi6対応のエントリー機がさらに安くなって登場
こんにちは、あおい(@tolkoba)です。
Wi-Fi 6に対応した次世代ルーターを取り扱うTP-Linkの製品をかたっぱしから試させてもらってレビューしております。
今回は、2022年2月発売の「Archer AX23」を提供いただいたので、早速試してみました。
5GHz,2.4GHzともにWi-Fi6に対応し、標準価格も抑えられたエントリー機のルーターです。
こんな人におすすめ
- 使っているルータの速度に不満がある
- テレワークなどで複数人が同時に使う
- 2.4GHz帯も使いたい
- NASの構築をしない人
それでは「TP-Link Archer AX23」の機能・外観・速度テストについてレビューしていきます。
本記事はメーカー様より製品をご提供いただき作成しています。
TP-Link Archer AX23 | 機能
Wi-Fi6対応のルーター
「TP-Link Archer AX23」はWi-Fi6に対応しているルーター。
Wi-Fi6の特徴
- 最大通信速度が速い
- 同時接続で遅延しにくい
- 省エネルギー
最大通信速度が11acの第5世代では6.9Gbpsが最大だったのに対してWi-Fi6では9.6Gbpsと1.4倍高速に。
昨今、4K動画やオンラインゲーム高画質化によって、想像以上に大きなデータをやり取りしています。
部屋のWi-Fi環境に不満を持ち、遅延やラグに悩まされていた人は大きく改善が見込まれます。
また、同時接続した場合の速度低下にも強いのもWi-Fi6の特徴。
今や家族全員スマホを持ち、自由に動画を見たりゲームをしたりする時代。
テレワークも増えたことで、通信が遅いと仕事に支障が出るようにもなりました。
Wi-Fi6では「OFDMAテクノロジー」の利用によって複数台が同時接続したことで発生する待ちを回避できるようになりました。
テレワークのように遅延されては困る状況も発生しにくくなるでしょう。
また、通信するタイミングをコントロールする機能があるので省エネでバッテリーにも優しいという特徴を持っています。
とにかくスピードがより出やすくなったという理解でOK。
ただし、その性能を発揮させるためには繋げる機器がWiFi6には対応している必要はあります。
主なWi-Fi6対応機器
- iPhone11以降(SE2含む)
- Xiaomi Mi 11 Lite
- arrows 5G F-51A
- iPadPro11(第2世代)
- M1 MacBook
下位互換があるので、未対応機器でもWi-Fi6ルーターを使うことができますよ。
Wi-Fi6対応機器も2年前からかなり増えてきています。
お手持ちの機器がWi-Fi6である「802.11ax」に対応しているか見ておきましょう。
IPoEにも対応
「TP-Link Archer AX23」はIPoEにも対応しています。
- IPoEとは
- IPv6を利用した接続方式で、最大速度は10Gbps。従来のPPPoEの1Gbpsに比べて速度向上が見込める。
1車線しかなかったPPPoEという方式から、IPoEは2車線に変わって目的地までより速く着くことができるようになったということ。
今なおよく使われているPPPoEと呼ばれる接続方式は、ユーザーが増えすぎると通信速度が遅くなってしまうという問題があります。
近所の人がたくさん使うと自分が使える量が減ってしまうんです。。
そこで登場したIPoEは、ユーザーが多くなっても通信速度の低下が発生しにくい技術。
そしてその道路はまだあまり利用者が少ないのでとても速く使えるのです。
Wi-Fi6と組み合わせることで、同時接続の通信により強くなります。
ただし、ルータだけ揃えても契約しているプロバイダがIPoEに対応していないと使うことができません。
メッシュWi-Fiで中継機とシームレスに繋がる
「TP-Link Archer AX23」はメッシュWi-Fi対応。
部屋の隅々までWi-Fiが行き渡らず、トイレやお風呂場などの電波が悪いという人も多いはず。
そんな時はTP-Linkの中継機を利用して電波を拡張しましょう。そこで活躍するのがメッシュWi-Fi。
中継機を使った人は知っているかと思いますが、中継機と本体のルーターはそれぞれ固有のSSIDを持っています。
ネットワークが2つに分かれているので、場所に応じて繋ぎ直す必要があります。
利用場所での最適な接続ポイントを探してくれるものの、接続の切れ目に移動してしまうと一時的に電波が悪くなる可能性があります。
しかし、メッシュWi-Fiではルーターと中継機が1つのSSIDで動作するようになっているため、ルーターから離れた場所に移動したときに接続するSSIDを変更する必要がなく、シームレスに使えるのが大きな魅力です。
メッシュWi-Fiに対応したTP-Linkの中継機が必要です。
TP-Link Archer AX23 | 外観
続いては「TP-Link Archer AX23」の外観。
梱包一覧
付属品はこちら。
- 本体
- ACアダプタ
- LANケーブル
- かんたん設定ガイド
- Wi-Fi情報カード
- カスタマーサポート連絡先窓口カード
アンテナは4本。
自由に稼働するアンテナを利用して、Wi-Fi6の電波を飛ばしたい方向に向けることができます。
ACアダプターは縦長タイプ。
コンセントの向きは横。2口コンセントだと干渉しにくいので使いやすいですが、延長タイプのコンセントの場合は向きに注意が必要です。
延長タップの場合は思いっきり干渉してしまうこともあります。
サイズ
「TP-Link Archer AX23」の見た目とサイズ感。
サイズは約26 × 13.5 × 3.8 cm。
アンテナを垂直に伸ばした高さは15.5cmでした。
類似モデルの「AX20」と全く同じサイズ感です。
縦置きするには別売りのスタンドが必要です。
上位モデルのボディはメッシュタイプですが、「TP-Link Archer AX23」は非対応。
データが大容量になればなるほど、熱を帯びてくるのでメッシュであることは有効です。
ただし、メッシュはホコリが溜まりやすくなるのが難点です。
ホコリの溜まりやすい場所に置きがちなルーターなので、掃除をあまりしない人は「TP-Link Archer AX23」の方がおすすめ。
インターフェース
本体背面には各種インターフェースがまとめられています。
- WPS接続ボタン
- Resetボタン
- LEDオンオフ切り替え
- WANポート(1Gbps)
- LANポートx4
- 電源ボタン
- 電源コード差し込み口
「TP-Link Archer AX20」と違ってUSBがついていません。
NAS環境を構築したい人は「AX20」を選びましょう。
背面はフックを掛けることができるので、壁面に設置することも可能です。
TP-Link Archer AX23 | スピードテスト
「TP-Link Archer AX23」でスピードテストを行いました。
スピードテスト環境
テスト環境はこちら。
ルーターは2Fの寝室にあり、電波状況の良い場所と悪い場所で計測しました。
今回は、「TP-Link Archer AX20」と「TP-Link Archer AX23」で、速度差を確認してみました。
結果の確認方法
- 各場所で2回ずつ計測する
Wi-Fi6対応機器の速度比較
まずはWi-Fi6に対応したiPhone12で計測。
電波の良い部屋
AX23 | AX20 | |
DL(1回目/2回目) | 644Mbps / 330Mbps | 689Mbps / 480Mbps |
UP(1回目/2回目) | 537Mbps / 501Mbps | 670Mbps / 603Mbps |
電波の悪い部屋
AX23 | AX20 | |
DL(1回目/2回目) | 203Mbps / 191Mbps | 226Mbps / 173Mbps |
UP(1回目/2回目) | 131Mbps / 168Mbps | 108Mbps / 106Mbps |
AX20とAX23では大きな速度差は見られず。
早い時もあれば遅いときもありましたので、誤差の範囲です。
スピードも十分に出ているので、インターネットや動画を見る程度なら全く問題なし。
電波もワンルームなら全く問題なく、一戸建てでも主要な部屋であればきちんとつながります。
できるだけ隅々まで届かせたい場合は、アンテナ6本の「AX73」の方がおすすめです。
「TP-Link Archer AX55」のレビューにて上位モデルとも比較したスピードテストを行っています。
▼ TP-Link Wi-Fi6ルータのスピードテスト結果を見る
結論、電波の範囲は劣るものの、速度差に劇的な違いはみられませんでした。
ワンルームならAX23でも十分なスピードが出ます。
しかし、上位機種であってもトイレやお風呂場などはどうしても電波が入りにくくなります。
電波の死角をなくしたいなら中継機を併用するのがベストです。
TP-Link Archer AX23 | AX20との違い
「TP-Link Archer AX23」と「TP-Link Archer AX20」の違いを比較しました。
AX20 | AX23 | |
---|---|---|
標準価格 | 8,800円 | 7,800円 |
CPU | クアッドコア1.5GHz | デュアルコアCPU 880MHz |
Wi-Fi6 | 5GHz+2.4GHz | 5GHz+2.4GHz |
IPoE | ||
バンド数 | 2 | 2 |
最大速度(2.4GHz) | 574Mbps | 574Mbps |
最大速度(5GHz) | 1201Mbps | 1201Mbps |
ストリーム数 | 4 | 4 |
Wi-Fi暗号化 | WPA3 | WPA3 |
USB | USB2.0x1 | |
OneMesh |
「TP-Link Archer AX23」は「TP-Link Archer AX20」から不要な機能を落とした分、価格も抑えめになっています。
しかし、IPoEには対応していたりと、パワーアップしている部分もあります。
USBが必要なければ価格が安い「TP-Link Archer AX23」が買いでしょう。
セールで安くなっている可能性もあるので、AX20の価格比較はしておきましょう。
TP-Link Wi-Fi6対応ルータ比較
機種 | GX90 | AX73 | AX55 | AX20 | AX23 | AX10 |
最大速度(2.4GHz) | 574Mbps | 574Mbps | 574Mbps | 574Mbps | 574Mbps | 300Mbps |
最大速度 (5GHz) | 4804Mbps | 4804Mbps | 2402Mbps | 1201Mbps | 1201Mbps | 1201Mbps |
接続台数 | 100台 | 80台 | 48台 | 36台 | 36台 | 26台 |
CPU | クアッドコア 1.5GHz | トリプルコア 1.5GHz | デュアルコア 1.0GHz | クアッドコア 1.5GHz | デュアルコア 880MHz | トリプルコア 1.5GHz |
USBポート | USB3.0x1 USB2.0x1 | USB3.0x1 | USB3.0x1 | USB2.0x1 | – | – |
Alexa | ◯ | ◯ | ◯ | |||
タイトル | レビュー | レビュー | レビュー | レビュー |
TP-Linkより発売されている主要なルータを比較しました。
上位モデルと大きく変わるのは、同時接続時の最大スピードや接続台数。
オンラインゲームなどで遅延を限りなく0にしたい人はGX90などの上位機種が候補に入りますが、一般家庭にはスペック過多。
いくらネットワークに繋げる機器が増えてきたとはいえ、常時36台が繋がっていることはあまりありません。
一般家庭であれば「TP-Link Archer AX23」でも問題ないスペックです。
ガジェットだらけでスマート家電の多い私でも36台は繋げていません。
TP-Link Archer AX23 | まとめ
「TP-Link Archer AX23」は、Wi-Fi6に対応したエントリールーター。
上位モデルに当たる「TP-Link Archer AX73」よりも最高速度や電波の範囲は少し劣りますが、主要な部屋で使う分には十分な速度を出せるルーターです。
特にここ2年ぐらいの最新機器はWi-Fi6に対応している可能性が高く、その恩恵はかなりのもの。
Wi-Fi6未対応機器でも電波範囲に不満があるなら要チェックの製品です。
こんな人におすすめ
- 使っているルータの速度に不満がある
- テレワークなどで複数人が同時に使う
- 2.4GHz帯も使いたい
- ルータのUSBを使わない人
できるだけ安くWi-Fi6を手に入れたい人におすすめの機種です。
最後までお読みいただきありがとうございます。あおい(@tolkoba)でした。