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レビュー|Tapo P110Mで電力消費をモニタリングするスマートプラグ
こんにちは、あおい(@tolkoba)です。
間接照明のオンオフを毎回行うのって面倒ではないですか?
特に少し小さめの電球「E17口径」の場合は対応するスマート電球もないため、スイッチを直接オンオフするしかありません。
そんな時に使えるのがスマートコンセント。コンセントの通電を直接コントロールできるため、多くの家電に使うことができます。
また、消費電力を測ることができるので電子機器の省エネ化にも一役買うことができるのです。
今回紹介するのは、Wi-Fiルーターで有名なTP-LinkのTapoシリーズ「P110M」。
前モデル「P105」から新たな機能を追加し、次世代規格のMatterにも対応したスマートプラグです。
- 極性がないので延長コードでも使える
前モデルよりもさらに使いやすく - Wi-Fi搭載なので単体で繋がる
ハブを使わなくてもスマートプラグ単体で機能 - Matter対応
メーカーを超えた製品を繋げられる次世代規格 - 電力モニタリング
電力の使用状況を監視し、効率的に節約できる - 音声コントロール対応
Alexaなどスマートホーム機器から音声操作でオンオフできる - 遠隔操作
外出先からアプリでオンオフの切り替えができる - スケジュール設定
あらかじめ設定した時間に自動でオンオフ切替
というわけでこの記事ではTapo P110Mについてデメリットこみのレビューと、前モデルP105との比較やSwitchBotプラグミニの比較を行っていきます。
Tapo P110M 仕様・外観
仕様
製品名 | P110M |
サイズ | 66x38x40mm |
パワー要件 | 100V 50/60Hz |
最大負荷 | 1500W, 15A |
Wi-Fi | IEEE 802.11b/g/n |
Bluetooth | |
電力モニタリング | |
Apple Home | |
Amazon Alexa | |
Google Home | |
Matter |
外観
今回いただいたのは2つ入りのタイプ。中身は本体の他に簡易的なマニュアルのみというシンプル構成です。
- 本体
- 説明書
Tapo P110Mは、コンセントに挿すことで電源のオンオフをコントロールできるようになるスマートプラグ。
サイズは、66x38x40mm。
手のひらサイズですが、通常のコンセントよりも一回り大きめです。
2口コンセントに挿す場合は、片側に干渉することもありませんでした。
ただ、上に挿すと下のコンセントに余裕がなくなるため、直接取り付ける場合は下側につける方がよさそうです。
Tapo P110Mの特徴
スマートプラグ単体で機能する
Tapo P110Mは、Wi-Fiを内蔵しているため、ハブを通すことなく単体で利用することが可能です。
設定のときはBluetoothを利用しますが、電源のオンオフはすべてWi-Fiを通じて行うため、ハブが近くになくても機能します。
ハブを経由する必要がないため、Wi-Fiの電波が届く範囲であれば家中に配置することができます。
消費電力の確認ができる
Tapo P110Mの目玉機能は消費電力が確認できる点。コンセントに挿した家電の電力消費量が監視できるので、電気代の目安になります。
- 電力の稼働時間/使用量/現在の消費電力を確認できる
- 日/月/年のエネルギー使用量を確認できる
- おおよその電気代を確認できる
つけっぱなしでムダになっている電力を可視化できるのが魅力的。オンオフ目的でなく消費電力の確認という目的で使うのも全然アリです。
テレビなど大型家電にもつけられます。使わないときは元のコンセントから電源を遮断できるので、待機電力もカットできます。
ただし、入力は100Vのためエアコンのような200Vを利用する機器には使うことができないのは注意が必要です。
スマートホームで自動操作
E17口径の小型ランプを使う間接照明は、E26口径のスマートライトを使うことができません。
P110Mを使えばコンセント側で強制的に電力を遮断することができるため、スイッチはオンのままにしておくことが可能です。
コンセントのオンオフはいろいろな方法で対応できます。
- アプリから手動操作
- スケジュールで自動オンオフ
- 日の出/日没でオンオフできる
- 人感センサーでオンにできる
- アレクサから音声で操作
アプリで設定しておけば、アプリを開いてオンオフを手動で操作できます。
スケジュール設定をしておけば自分で操作する必要もありません。夜だけ自動でオン、その他の時間はオフにすると、勝手に切り替わってくれます。
また、日の出や日没をトリガーに設定することもできるため、暗くなってきたら自動で照明をオンにすることで、季節に関係なく、明るさが欲しいタイミングに調整できます。
日没時間の調整もできるため、日没の1時間前にしておけば完全に暗くなる前に照明をつけることができます。かゆいところに手が届いた機能だと感じました。
照明であれば人感センサーが反応しているときだけつけっぱなしにすることも可能。
スケジュールと組み合わせれば特定の時間に人感センサーが反応しているときだけ照明をつけることができます。
人が使うときだけ照明をつける設定にしておけば、ムダな時間に照明がついてしまうこともありません。
有効時間を設定しておけば、「夜、人感を検知したときだけ照明をオン」といったルールも作れます。
アレクサを使えばSwitchBotのような他メーカーのスマート機器もコントロールできます。
例えば「いってきます」ですべての電気やテレビをオフにして、カーテンをオン、また防犯カメラ機能をスタートさせることができます。
「ただいま」でその逆にすることもできますし、やはりアプリを操作するよりも話して伝えるのがとても楽で便利です。
手動、声、スケジュールなど、さまざまな設定を組み合わせることでQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を向上させることができます。
Matter対応
次世代規格のMatterにも対応しています。
異なるメーカーのスマートホーム家電でも相互に運用できるようにするための規格。
今までは、このスマートホーム機器はAmazonのスマートスピーカーに対応しているなど、機器ごとの相性を考える必要がありました。
これがスマートホーム化を複雑にしていて導入をためらう方も多かったはずです。
しかし、これからはMatterの統一規格に各メーカーが参画することで、自由にスマートホーム機器を選択していけるようになります。
すでにAmazonやGoogle、AppleなどのGAFA企業も参画しており、550社以上が参加しています。
また、今でもスマートホームの設定はだいぶシンプルになっていますが、それでも慣れていない人には一手間ありました。
Matter対応製品であれば、QRコードをかざすだけで一発設定できるようになるなど、より使いやすく普及していくことが期待されています。
現時点ではまだ恩恵を感じづらい部分ですが、これからスマートホームが伸びていく上でとても重要な規格に対応しているのです。
Tapo P110Mの注意点
P105よりも大きいサイズ感
Tapo P110Mは同じTapoのP105と比べて大きいサイズです。
通常の充電器と比較しても大きいため、延長コードでも隣の穴を塞いでしまう可能性があります。
購入する前につける場所を確認しておくのが良いでしょう。
家庭用の2口コンセントであれば塞がずに使うことが可能です。
電熱器具はNG
Tapo P110Mは遠隔操作でコンセントのオンオフをコントロールします。
外出先から電源をオンオフできるため、火災・感電・ケガの原因となる機器は禁止されています。
- 電気ヒーター
- 扇風機
- こたつ
電力による制御ができない
Tapo P110Mは、消費電力をトリガーにすることはできません。
SwitchBotのスマートプラグであれば、テレビのコンセントに装着しておいて、テレビのスイッチを入れた時だけ照明をオンにするなどといったことができます。
せっかく電力の消費をコントロールできるので、ここはアプリ側のアップデートを期待したいところです。
Tapo P110Mの比較
Tapo P105との比較
TapoシリーズにはTapo P105という前モデルが存在します。
製品名 | P110M | P105 |
サイズ | 66x38x40mm | 60x38x33mm |
パワー要件 | 100V 50/60Hz | 100-125V |
最大負荷 | 1500W, 15A | 1000W, 10A |
Wi-Fi | IEEE 802.11b/g/n | IEEE 802.11b/g/n |
Bluetooth | ||
電力モニタリング | ||
Apple Home | ||
Amazon Alexa | ||
Google Home | ||
Matter |
サイズは、Tapo P105の方が一回り小さめ。数ミリの差ですが実際に比べてみると結構違います。電力モニタリング機能がサイズアップの要因になっていそうです。
機能としては、Matter規格対応と電力のモニタリングが大きな差。
間接照明のオンオフであれば、よりミニマルなP105の方が使い勝手が良いでしょう。
ただ、Tapo 110Mは極性プラグが左右対称となりました。
今までは延長コードによっては使えないものもありましたが、対照になることで、どのコンセントにも対応可能。
より使い勝手が向上しているのがP110Mです。
SwitchBotプラグミニとの比較
SwitcBotのスマートプラグと比較してみました。
メーカー | Tapo | SwitchBot |
製品名 | P110M | プラグミニ |
サイズ | 66x38x40mm | 70x39x59mm |
パワー要件 | 100V 50/60Hz | 100V 50/60Hz |
最大負荷 | 1500W, 15A | 1500W, 15A |
Wi-Fi | IEEE 802.11b/g/n | IEEE 802.11b/g/n |
Bluetooth | ||
電力モニタリング | ||
Apple Home | ||
Amazon Alexa | ||
Google Home | ||
Matter | ||
定価 | 1,760円 | 1,980円 |
- サイズが一回り小さい
- 極性プラグが左右対称
- Matterに対応している
- 定価が少し安い
- 電力消費量をトリガーにして家電操作ができる
サイズはP110Mの方が一回り小さめ。電力消費のモニタリングは同じようについていて定価もP110の方が少し安いです。
また、極性プラグもSwitchBotは左右非対称なため延長コードを利用するときは注意が必要です。
電力消費量をトリガーにできないというデメリット以外は、P110Mの方が機能は上だと感じました。
Tapo P110Mは消費電力をモニタリングして省エネに
Tapo P110Mを紹介しました。
コンセントの制御をスマートホーム化することで、いろいろな家電を好きにコントロールできるようになりました。
消費電力をチェックできるようにしたことで、省エネにも貢献できます。
気になる方はぜひ、検討してみてください。
- スマートプラグ単体で動作する
- 消費電力の確認ができる
- スケジュールや日の出、日の入りに合わせて自動操作
- 人感センサーと連動して部屋にいるときだけオン
- Matterで他メーカーとも連携
- P105よりもサイズが大きい
- 電熱器具での使用はNG
- 電力による制御ができない
最後までお読みいただきありがとうございます。あおい(@tolkoba)でした。