2010年代– tag –
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70点以上
映画「フェアウェル」ネタバレ感想・考察 家族の最後を考えることほどつらいものはない
Farewell は2020年に公開された映画。 アカデミー賞候補と噂されていたけれど、ノミネートされなかった作品。 監督のルルワンの実体験に基づいて描かれていて、末期ガンにかかった祖母に告知をするのか否かについて中国とアメリカの価値観から文化の違いを... -
70点以上
映画「フロリダプロジェクト」というタイトルにある皮肉 ネタバレ感想・解説
「フロリダプロジェクト」は2018年に公開されたA24が関わる映画。ディズニーワールドの外側にある安モーテルに住む親娘のリアルを描く。 https://tolkoba.com/movie/a24/ 夢の国のそばにあって、その残り香がまだ漂っていそうな地区に潜む貧困が1つの問題... -
80点以上
映画「ムーンライト」が評価された理由はタイトルにある ネタバレ感想・解説
「ムーンライト」は2017年に公開された映画。A24とブラピ率いるプランBがタッグを組んだ映画であり、その年のアカデミー賞三冠をとっている。 ちなみに同じくタッグを組んだ「ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ」もおすすめ。地価の高騰によりサ... -
80点以上
【ラストの意味まで完全解説】「複製された男」は抑圧された○○の物語 ネタバレ考察感想
映画「複製された男」は2014年に公開された映画。 「メッセージ」「ボーダーライン」を手がけたドゥニ・ヴィルヌーブの初期作品。そして「A24」が関わっている作品でもある。 https://tolkoba.com/movie/a24/ 大学講師のジェイク・ギレンホールが、自分と... -
90点以上
映画「聖なる鹿殺し」の意味とギリシャ神話 ネタバレ考察と解説
「聖なる鹿殺し」は2017年の洋画。 普通の話が展開されていると思いながらも不気味な効果音と不自然なアングル。そして感情が排除された人形ような役者たちの演技に、言いようもない不安に駆られる映画だ。 初見ではちょっと混乱するけれど、ギリシャ神話... -
70点以上
映画「ウィッチ」の謎と結末を解説する ネタバレ感想・考察
映画「ウィッチ」は2015年の映画。 イングランドからアメリカ大陸のニューイングランドに移住してきた家族。しかし、宗教上のトラブルにより村を出ることになる。 森の近くの荒れ地に住み始め、家族7人で過ごしていると、赤ん坊が突如行方不明になる。犯人... -
70点以上
映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」は韓国のゾンビ映画 ネタバレ感想・解説
「新感染 ファイナル・エクスプレス」は2017年の韓国映画。 ゾンビの感染から発症までが「28週間後」並みに早く、また動きも素早いという特徴を持っているので、観ていてハラハラできるスリラー映画。 大沢たかおにどことなく雰囲気が似ている俳優コン・ユ... -
60点以上
映画「ボーダー二つの世界」ネタバレ感想・解説 他国と違う北欧の価値観
映画「ボーダー二つの世界」はスウェーデンの映画。 北欧ならではの独特な世界観で、小児性愛者がはびこる人間社会の醜さに切り込んだ作品。 匂いで犯罪者を嗅ぎ分ける能力を持つティーナが犯罪に巻き込まれていくストーリーは、北欧らしい独特な世界観が... -
50点以上
映画「アルキメデスの大戦」 ネタバレ感想・解説
「アルキメデスの大戦」は2019年の映画。 数学の力で大艦巨砲主義を否定しようと、大和のモデルとなる建造費の不正を暴くという話。 原作が「ドラゴン桜」の三田紀房だけあって、話の惹き込みかたはうまい。 大艦巨砲主義を否定する意味で武力闘争でも、外... -
70点以上
映画「アド・アストラ」がつまらないのは理系だけ ネタバレ感想・解説
映画「アド・アストラ」は2019年のブラピ主演の映画。 16年前に海王星で消息を絶った父が生きていることを知り、新宇宙まで旅に出る近未来SF。 映像のキレイさや宇宙の壮大さもあるけれど、文学的で人の内面に目を向けた文系向けの作品だ。 ところどころ、...