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Ultenic D5S Pro は安価に買えるロボット掃除機のエントリーモデル レビュー
こんにちは、あおい(@tolkoba)です。
一度使ってみると手放せないほど便利なのがロボット掃除機。毎日決まった時間に自動で掃除してくれて、目に見えにくいホコリや小さなゴミをとってくれるので家事の時短がはかどります。
しかし、便利な分お値段もそこそこ高め。
そこで、今回紹介するのは「Ultenic D5S Pro」。
ダストステーションもないシンプルなロボット掃除機ですが、Amazonでクーポンを使えば2万円を切る価格で買えるコスパの良いタイプ。
さすがに高機能なタイプと比べると性能は劣りますが、3000Paの吸引力に加えて水拭き機能も装備。基本的な機能はしっかり備えています。
それでは「Ultenic(アルテニック) D5S Pro」について実際に検証してみた結果をレビューしていきます。
メーカー様に製品をご提供いただきレビューしています。
Ultenic D5S Pro はどこの国?
「Ultenic D5S Pro」は、Ultenic(アルテニック)という中国深セン発の家電メーカーです。
深セン市は、日本の秋葉原のような電脳街があり、その規模は日本とは比べものにならないほど大きいとのこと。
同じ深セン発で有名なのがAnkerのロボット掃除機「eufy」。
今や巨大となった中国の家電メーカーが一挙に集まる場所が、深セン市なのです。
玉石混合な中国家電メーカーですが、Ultenic(アルテニック)の性能をトコトン検証してみました。
Ultenic D5S Pro 外観
「Ultenic D5S Pro」の外観から紹介していきます。
付属品はこちら。
- 本体
- 清掃ブラシ
- リモコン
- 充電ベース
- サイドブラシx4
- フィルターx2
- 境界線テープ
- 説明書
- 電源アダプター
- 水タンク
- モップx2
本体はブラック。天板は透明なプラスチック素材におおわれていて、光沢感があります。
トップにあるボタンは、電源、ホームボタンの機能。
裏側は他のロボット掃除機とほとんど同じ。両側にサイドブラシがついているのが特徴です。
本体サイズは32.5×32.5×7.3cm。
厚みがないので、ソファの下のような狭いスペースに潜り込めるようになっています。
ゴミ収集用のタンクはサイドから取り出し可能。
ゴミ掃除と水拭きはタンクが分かれていて、掃除モードに応じて付け替える必要があります。
充電ステーションはゴミ収集機能がないので非常にシンプル。部屋の一角に設置して利用します。
充電ベースは壁に沿って、正面2m、左右1mずつスペースを空けておく必要があります。
「Ultenic D5S Pro」はリモコン付きなのが特徴。
リモコンがあればアプリからの操作をせずとも赤外線センサーでロボット掃除機をコントロール可能。
家族全員で使う場合や、スマホでの操作が苦手なお年寄りの方には使いやすいでしょう。
また、各国の言語で書かれた説明書は、日本語版もついています。ところどころ不自然な日本語はあるものの、理解できないということはないでしょう。
Ultenic D5S Pro 使い方
製品仕様
Ultenic D5S Pro | |
---|---|
サイズ | 32.5×32.5×7.3cm |
重さ | 2.5kg |
吸引力 | 最大3000Pa |
ノイズ | 60dB |
水タンクの容量 | 0.3L |
ダストボックスの容量 | – |
充電時間 | 300分 |
バッテリー | – |
連続使用時間 | 150分 |
落下防止センサー | ◯ |
清掃エリア設定 | – |
段差乗り越え | 1.5cm |
水拭き | ◯ |
自動ゴミ収集 | – |
保存可能マップ | – |
スマートホーム連携 | ◯ |
初期設定
「Ultenic D5S Pro」は専用アプリを利用して設定を行います。
Ultenic
Shenzhen Ultenic Technology Co.Ltd.無料posted withアプリーチ
アプリを起動したら、まずはメールアドレスを登録し、アカウント作成を行います。
送られてきたメールアドレスより認証コードを取得し、パスワードを設定します。
ログインするとホーム画面が表示されるので、「追加する」から「D5s PRO」を選択。
本体裏にある電源ボタンを押下してロボット掃除機を起動させ、Wi-Fi情報を入力します。
今度は、本体前面にあるボタンを5秒長押してリセット状態にした後、スマホのWi-Fi設定で「Ultenic-xx」に接続します。
スマホを通じて「Ultenic D5S Pro」のデバイス設定を行い、接続完了です。
アレクサの設定
「Ultenic D5S Pro」は、アレクサを使った操作も可能です。
ロボット掃除機のオン・オフ操作のみですが、アレクサの真骨頂は定型アクションにあります。
例えば、「アレクサ、行ってきます」というのと同時に、部屋中の家電や照明の電源をすべて消して、カーテンを閉め、さらにはロボット掃除機を稼働させるなんてことも可能です。
留守中に稼働させておけば、掃除機の音が気になることもありません。
意識することなく、部屋を清潔に保てるのはステキですよね!
Ultenic D5S Pro 吸引力・パワー
「Ultenic D5S Pro」の最大吸引力は3000Pa。
「ECOモード」「標準モード」「強力モード」と3段階の吸引力を設定することが可能です。
普段、私が利用しているのは2300Paですが、フローリングに溜まったホコリや髪の毛はきれいに吸ってくれますので十分な吸引力はあります。
高機能なタイプは4000Pa以上あるものもありますが、この価格帯でこれだけの吸引力があれば必要十分です。
水拭きモードでは、吸引のみ、水拭きのみ、吸引と水拭きを選んで使い分けることが可能。
手拭きでは取りきれない汚れもきれいにできるので、いつでも床の上を清潔に保つことが可能です。
Ultenic D5S Pro 使いやすさ
「Ultenic D5S Pro」で選べる清掃モードは5つ。部屋全体を掃除するだけでなく、一部のエリアに絞ったり、壁際のみを掃除したりすることもできます。
- 全体を掃除する
- 壁沿いの掃除
- 直径1mのスポット掃除
- 水拭き
- リモコン操作
特定エリアを掃除するスポット掃除モードでは、掃除機を置いた場所を直径1mの範囲で集中的に清掃してくれます。
子供が食べ物をこぼしたときとかに便利!
エッジ清掃モードは、壁際に沿って掃除。
壁際に沿って掃除してくれるので、隅にあるホコリやゴミもしっかりすいとってくれます。
センサーやカメラがないので隅々まで清掃を行き届かせるには物足りなさを感じますが、エッジ清掃やスポット掃除モードを駆使すれば良い感じに清掃することができるでしょう。
予約掃除もできるので、毎日、平日の10時に掃除を開始すると言ったことも可能です。
全エリア掃除が終わったあとにエッジ清掃をするとさらにキレイになりそう。
タイマーをかけて外出すれば、帰ってきたときに部屋をキレイな状態しておくことが可能です。
侵入禁止エリアはアプリ側では設定できません。付属の境界線テープを置くことで侵入禁止エリアを作ることが可能です。
境界線テープはハサミで切ることで複数の箇所に設置可能。
付属の両面テープ貼り付けておけばズレることもありません。
浴室と脱衣所の間につけると便利ですね。
アプリ側で設定できないのが残念ですが、アナログに設定できるのでスマホを使わずにコントロールできるのは良い点です。
また、最近のロボット掃除機は本体の電源ボタンを押す以外は、スマホでコントロールするものがほとんどですが、「Ultenic D5S Pro」にはリモコンがついています。
私のようなガジェットブロガーはスマホでの操作に慣れていますが、自分の親の年齢になるとスマホに苦手意識のある方も少なくありません。
「Ultenic D5S Pro」ならリモコンを利用して気軽に操作することができます。
また、スマホだと使う人それぞれがアプリ設定をする必要がありますが、リモコンがあれば子どもでも気軽に操作できるため、何かと便利です。
- 全体を掃除する
- 特定のエリアのみ掃除
- 壁際のみ掃除
- 特定の部屋のみ掃除
- 予約時間に合わせて掃除
侵入禁止エリアテープやリモコンがあれば、スマホに頼らなくてもアナログでコントロールできるようになっています。
高機能なロボット掃除機だとスマホがないと制御ができないことが多いため、テクノロジーに任せるところと、人の手でコントロールするところのバランスがとれている機種だと感じました。
実家の両親に贈るには良いですね!
Ultenic D5S Pro 静音性
作業中の動作音は60dBとこちらも他のロボット掃除機と比べて平均的。
ただ、障害物検知機能がないため、壁にガンガン当たりますので、それなりに動作音はします。
動画にて動作音のレビューも行なっています。
Ultenic D5S Pro メンテナンス
「Ultenic D5S Pro」はダストステーションもないので、こまめなゴミ捨てが必要です。
ダストステーションがついたロボット掃除機を使っていると、毎回のゴミ捨てはやはり面倒。ちょっと高値でもダストステーション付きの掃除機を選んだ方が満足度は高くなるでしょう。
しかし、一戸建てに住んでいるのであれば、1Fの広い部分はゴミステーション付き、2Fはシンプルでコスパの高いロボット掃除機を置くというのもアリだと感じました。
日常の掃除はブラシを利用してゴミタンクなどについたホコリを取り除いていきます。
アクセサリーの交換目安はアプリ側に表示されますので、交換時期を忘れてしまうこともありません。
アクセサリー単体でも売っていますので必要に応じて追加購入が可能です。
Ultenic D5S Proのイマイチな点
マッピングできない
「Ultenic D5S Pro」もアプリで清掃範囲を表示してくれますが、マッピング性能はありません。
高機能なタイプはレーダーやカメラを使いながらかなり精度の高いマップを作成してくれますが、「Ultenic D5S Pro」は清掃範囲を表示するのみで、その精度も決して良いとは言えません。
また、マップの精度が低いためか掃除の場所もムラがある印象です。
四角い部屋では隅から中央に向かって綺麗に掃除してくれますが、部屋の形がいびつな場合は縦横無尽に動き回るため、掃除の甘いところが見受けられました。
「Ultenic D5S Pro」の特徴である壁際を掃除するエッジモードや周囲1mを徹底的に掃除してくれるスポット清掃モードに切り替えて補完するのが良いでしょう。
侵入禁止エリアの設定がアナログ
「Ultenic D5S Pro」は侵入禁止エリアを設定するのに、境界線テープが必要になります。
高機能なロボット掃除機であればアプリ側で設定できるため、わざわざ境界線テープをつける必要はありません。
「Ultenic D5S Pro」にはアプリ側で設定できないため、入っていけない場所にはあらかじめテープを貼っておく必要があります。
とはいえ、それほど目立つものでもないですし、アプリを使わないでも設置できるのは、スマホ操作の苦手な高齢者の方にはちょうど良いと感じました。
障害物検知機能はなし
「Ultenic D5S Pro」に障害物検知機能はありません。
そのため、おもちゃなどが床に散らばっていたりすると、軽いものはそのままぶつかってひきずってしまいます。
高機能なロボット掃除機であればセンサーやカメラを駆使してぶつかる前に避けてくれますが、「Ultenic D5S Pro」にはこの機能はついていません。
掃除をするときは事前に床に落ちているものはしっかり取り除いておく必要があります。
Ultenic D5S Pro まとめ
「Ultenic D5S Pro」は、安価でコストパフォーマンスに優れたロボット掃除機。高機能な掃除機と比べてしまうとマッピング性能や細かな設定ができませんが、アナログでいろいろできるためスマホ操作を苦手とする人には非常に良い機種です。
- ロボット掃除機を使ったことがない人
- ワンルームなどのシンプルな間取りに住んでいる人
- アプリ操作が苦手なお年寄り
- 一戸建ての2Fにサブとして利用したい人
ある程度のことはリモコンを使えば自由に動かすことができるので、スマホでの操作も不要。
わざわざ使う人のアプリに入れなくても、家族全員が自由に操作できるのも良き。
大きくて複雑な形状の間取りには向いていませんが、1ルームやシンプルな間取りの家なら「Ultenic D5S Pro」で十分性能を発揮してくれるでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。あおい(@tolkoba)でした。