【徹底レビュー】SOUNDPEATS Space Pro｜1万円以下でハイレゾ・ANC・151時間再生の全部入りイヤホン

「この価格でここまでやるのか…！」
そんな驚きとともに登場したのが、SOUNDPEATSの完全ワイヤレスイヤホン「Space Pro」。

まさかのこの機能が“すべて揃って”1万円以下。価格破壊ともいえる高性能モデルです。

本記事では実際の使用感や他モデルとの違い、メリット・デメリットまで詳しく紹介します。今、買いのワイヤレスイヤホンを探している方は必見です。

本記事は、メーカーより製品提供いただき記事を執筆しています

SOUNDPEATS Space Pro｜製品仕様

項目	内容
Bluetoothバージョン	5.4
対応コーデック	SBC / AAC / LDAC
ドライバー	10mm デュアルダイナミックドライバー
ノイズキャンセリング	アクティブノイズキャンセリング（最大-47dB）
外音取り込み	対応
マイク	6基（通話用ノイズリダクション付き）
バッテリー持続時間	最大151時間（ケース込み）／本体8.5時間
急速充電	5分充電で約4時間再生
充電時間	約2.5時間
有線接続	対応（付属USB-C to 3.5mmケーブル）
マルチポイント	対応(2台同時接続)

同梱内容はこちら。

SOUNDPEATS Space Pro｜外観・サイズ

SOUNDPEATSのイヤホンはいくつかレビューしているのですが、見た目が結構好みなんですよね。コスパ重視の安いイヤホンのようなチープ感がなく、なんなら高級感すら漂います。

今回のSpace Proも同じ。

ツヤ消しのマットブラックボディは、見た目も高級感があり指紋が付きにくい実用設計。耳の部分にはロゴを配置。このロゴもメーカー感がなく、デザインの一部として溶け込んでいます。素材は合皮素材が使われており柔らかみがあります。

ヘッドバンド部分はアルミ製の補強フレーム。最大11段階での調節が可能となっています。

各ボタン類は左右の後方に配置されています。

カラーはブラック/ホワイトの2色。

ホワイトは温かみのあるベージュ寄りのトーンで、やさしい印象を受けます。

SOUNDPEATS Space Pro｜特徴・良い点

LDAC＆ハイレゾ対応で高音質

最大990kbpsで伝送できるLDACコーデックに対応し、ワイヤレスながらハイレゾ再生が可能。さらに、有線接続でもハイレゾ認証を取得しており、3.5mmケーブルが付属しているのも嬉しいポイントです。空間の広がりや音の分離感が豊かで、映画やゲームとの相性も抜群です。

中低音域を担う40ｍｍ径ダイナミックドライバーと、高音域を担う10ｍｍ径ダイナミックドライバーを同軸上に配置し、奥行きのある音質を表現できるようになっています。

最大151時間再生のスタミナバッテリー

大容量な1,100mAhのリチウムイオンバッテリーを内蔵し、最大151時間という驚異的な再生時間を誇り、1日2時間の使用で2ヶ月近く充電不要。急速充電にも対応しており、わずか5分の充電で最大4時間使用可能。

リモートワークや旅行中でも安心して使い続けられます。

ANCと外音取り込みが実用レベル

アクティブノイズキャンセリングは最大-45dB。
電車内やカフェといった騒がしい環境でも、周囲の雑音をしっかりカットしてくれるので、作業や読書などに集中したいときに便利です。

また、外音取り込みモードでは周囲の音が聞こえやすくなるため、イヤホンをつけたままでも会話がスムーズに行えます。

実際に装着して外音取り込みモードからANCモードに切り替えると、それまで聞こえていた蝉の鳴き声がピタリと止み、まるで外の世界と切り離されたような感覚に。

この価格帯で、これほどのノイズキャンセリング性能を備えているのは素直に驚きです。

装着感と通話品質も優秀

SOUNDPEATS Space Proは、側圧が絶妙で長時間装着していても疲れにくいのが魅力です。イヤーパッドはしっとりとしたクッション性のある合皮素材で、耳を包み込むような感触。

ヘッドバンド部分も11段階の細かな調節が可能で、頭の大きさに合わせてしっかりフィットします。

本体重量は約282g〜287gと、オーバーイヤー型の中では一般的な重さ。持ち上げた時より装着時の方が軽く感じるという声もあり、バランスの良さが際立ちます。

メガネ着用時も締め付けすぎず、圧迫感が少ないですね。他の人のレビューや口コミを見ていてもこの意見が多かったです。

また、通気性の良さと耳への圧力分散に優れたデザインのため、映画視聴やテレワーク、ゲームなどで2〜3時間連続使用してもストレスを感じにくいというレビューも多く見られました。

SOUNDPEATS Space Pro｜音質評価

それぞれの音質を評価しました。また、複数のレビューや口コミを参考に、各帯域ごとの音質評価をまとめました。

高音域

Space Proの高音域は非常にクリアで伸びが良く、シンバルや弦楽器の繊細なニュアンスまでしっかり再現されます。音の粒立ちが細かく、広がりを感じるためライブ感が味わえるのが魅力です。

ややシャリシャリ感や鋭さを感じる瞬間もありますが、多くのシーンで自然に聞こえ、イコライザー調整で自分好みにチューニング可能。1万円以下としては非常に高い解像度で満足度が高い高音域です。

中音域

中音域はボーカルの存在感が際立ち、男女問わず声の輪郭がはっきりしているため歌詞が聞き取りやすいです。艶やかでクリアな質感を持ち、ポップスやバラードなど声をメインに聴くジャンルにマッチ。

全体の音のバランスの中心に位置し、聴き疲れしにくいチューニングなので長時間の使用でも快適。ナチュラルな音作りで日常使いに適した安心感のある中音域です。

低音域

低音域は量感が豊かでしっかりした重みがありながら、モタつきやこもり感はありません。

ベースやキックのアタック感が明瞭で迫力があり、EDMやロックのようなジャンルでも躍動感あるサウンドが楽しめます。低音好きには十分満足できる存在感がありつつ、全体のバランスを壊さない締まりの良さも特徴。好みに合わせてEQ調整もできるため扱いやすい低音域です。

SOUNDPEATS Space Pro｜デメリット

外音取り込みモードが不自然

外音取り込みモードにはやや不自然な印象を受けました。
特に気になったのは音量レベルで、ヘッドホンを装着している状態の方が、周囲の音がむしろ大きく聞こえる場面もあります。

たとえば、蝉の鳴き声は装着時のほうがはっきり聞こえ、外したときの方が静かに感じられるほどでした。

話し声については比較的自然に聞こえるものの、全体的に音のバランスが高価格帯イヤホンと比べてやや不自然で、気になる人はいるかもしれません。

とはいえ、ANCモードの性能が非常に高いため、静かな環境で集中したい場面では大きな力を発揮してくれる製品だと思います。

ANCモードの静寂性は、この価格帯としては非常に優秀で、コストパフォーマンスの高さを実感できます。実際、AirPods Proと比較しても遮音性に大きな差はなく、十分に実用的だと感じました。

SOUNDPEATS Space Pro｜こんな人におすすめ

SOUNDPEATS Space Proについて紹介しました。

SOUNDPEATS Space Proは、“高音質×多機能×コスパ”を求めるすべてのユーザーにおすすめできる一台です。特に、これほどのスペックを1万円以下で体験できるモデルは非常に貴重。購入を検討している方は、ぜひ候補に加えてみてください。