- Amazon audible:2ヶ月間99円!
期間:12/12まで - Kindle Unlimited:3ヶ月99円で200万冊以上読み放題!
- Amazon Music Unlimited:3ヶ月無料で聴き放題
レビュー |照明一体型プロジェクターAnker Nebula NovaはPoppin-Aladdin2 Plusを超えるか比較
こんにちは、あおい(@tolkoba)です。
プロジェクターは家でも気軽に大画面で映画やテレビが楽しめるガジェットですが、置くスペースに困りますよね。
天井につけるのは賃貸にはできないし、新築でも天井に補強をしないと強度不足になります。
そんなときにおすすめなのが天井照明と一体型になったプロジェクター。
照明一体型といえば「Poppin Alladin」が有名ですが、今回はAnkerのプロジェクターブランドであるNebulaから発売されました。
天井につけるので専用スペースも必要なく、天井に穴を開ける必要もありません。
また、投影距離も1.5mほどで80インチの大きさになるため狭い部屋でも設置が可能。
迫力ある大画面を気軽に楽しむことが可能です!
今回、メーカーより商品をお借りすることができましたので「Poppin Alladin2 Plus」との比較を含めて紹介していきます。
この製品はメーカー様に商品を貸与いただきレビューしています。
Nebula Nova(ネビュラ ノヴァ) 外観
「Nebula Nova」の外観から見ていきます。
シーリングライトと同じインテリアの邪魔になりにくいホワイト。
前面はレンズ。
間近で見ると大きいですね!
後方にスピーカー。Dolbyオーディオでスピーカーサイズは10Wx2を搭載。
中央には電源ボタンとUSB-Aが備わっていて、ここから動画を読み込むことも可能です。
天井につけるのであまり使い道はないですね。
サイズは478x170mmの重量は約4.7kg。
取り付け部分には天井を傷つけにくいスポンジがついています。
照明はLED照明。
ここにプラスチックのランプシェードを取り付けて使います。
レンズとスピーカー以外は通常のシーリングライトとほとんど同じですね。
梱包内容は本体の他には以下。
- 本体
- ランプシェード
- シーリング
- リモコン(電池付)
- 説明書
リモコンはNebula の他のプロジェクターと同じタイプ。単4電池2本で動きます。
Nebula Nova 取付方法
「Nebula Nova」は以下の設置条件を満たしていれば取り付け可能です。
- 天井に90センチ以上の平らな面がある
- 対応した引掛けシーリングである
- ライトの壁スイッチに調光機能がついていない
「Nebula Nova」を取り付けはたったの3ステップ。
- 付属のアダプターを取り付ける
- 本体の取り付け
- シェードの取り付け
シーリングライトの取り付けとほぼ同じ方法になります。
本体を「カチッ」と音が鳴るまで上に押し上げます。
音が鳴ったら、アダプターから出ていたケーブルを本体にとりつけます。
最後にランプシェードを回しながら取り付ければ完成。
投射する場所にレンズを向けてください。
数分もあれば取り付けられるので、難しい作業はありませんでした。ただし、落としたら大変なので慎重に作業が必要です。
Nebula Nova 発色・明るさ
「Nebula Nova」の輝度は800ANSIルーメン。
据え置き型のプロジェクターは2000〜4000ルーメンですが、各社それぞれの基準をもとに測定されたルーメンと違い、ANSIルーメンは統一された指標。
数値としては比較しづらいので、実際に据え置き型のプロジェクターと比べてみました。
私の持っているプロジェクターは10年ほどの前のEpson「EH-TW5200」というモデルで「Nebula Nova」と同じフルHDです。
暗い環境での投影では、同じフルHDなので映像に違いはほとんどありませんでした。
暗ささえ確保できれば画質はきれいです。
暗闇の映像も問題なし。細部まではっきりと見ることができました。
日中の光をガッツリ入れて撮影したところ、驚くべきことに明るい映像の見え方は据え置き型のプロジェクターに劣りませんでした。
しかし、暗い映像では「Nebula Nova」だと人影がほぼ見えず。据え置き型の方が明らかに見やすかったです。
明るい場所で暗い映像を見るなら据え置き型の方が有利ですね。
家でカーテンを閉めれば昼間でも十分楽しめるレベルのプロジェクターだと感じました。
ちなみにモバイルプロジェクターで500ルーメンの「Nebula Vega」でも明るい場所でもそこそこ映りますので、友人の家に持ち運んだりキャンプ場で映画館をするならこちらがおすすめです。
Nebula Nova シャープさ
「Nebula Nova」の投影サイズは非常に秀逸。
100インチに投影する場合、通常のプロジェクタだと3mの距離を確保する必要があるのですが、「Nebula Nova」はたった1.8mで投影可能。
サイズ | 距離 |
---|---|
40インチ | 0.9m |
60インチ | 1.2m |
80インチ | 1.5m |
100インチ | 1.8m |
120インチ | 2.1m |
小さな1ルームの部屋でも、そこそこの大画面を楽しめるはずです。
「Nebula Nova」はズーム機能も利用できます。
置く場所に制約があってもズーム機能を併用することで理想の投影サイズを確保できるようになります。
実際に100インチのスクリーンに投影するとはみ出てしまったので、ズーム機能で調整しました。
ただし、画面が大きすぎる場合に小さくすることができる機能なので、投影距離の確保は必要です。
Nebula Nova 音質
「Nebula Nova」は10Wx2のスピーカーが備わっています。
音のシャワーが降り注ぐというように、10Wの音声は決してチープではなく、壁に反響しながら部屋全体に伝わります。
中高音は音の伸びがあり、非常に明瞭かつ聞き取りやすい。
しかし、低音域は弱くドンシャリ感はほとんどなし。映画などを見るには迫力不足だと感じました。
5.1chと実際に比較してみましたが、聞き比べるとその差は明らか。
「Nebula Nova」も部屋全体には音が伝わるため、決して悪い音ではありませんが、包まれた感じになるのは5.1chのサラウンドシステムの方が圧倒的にレベルが高い。
重低音も薄くのっぺりとした印象になっています。
しかし、天井から音が伝わるからか臨場感はテレビのスピーカーよりも良かったです。
あまり低音が強いと騒音問題になるのでこれぐらいの方が良さそうです。
Bluetoothにも対応しているので、外部スピーカーやBluetoothに対応したヘッドイヤホンと合わせて楽しむこともできます。
スマホの音を「Nebula Nova」から流すこともできますよ!
スピーカーが後方についているため、照明の場所によっては迫力ある音質を楽しめない可能性があることも注意が必要です。
音の臨場感を味わうならスピーカーの後ろが良いです。
Nebula Nova 調整機能
オートフォーカス、台形補正
「Nebula Nova」はオートフォーカス機能がついています。
起動時に自動でフォーカスを合わせてくれるので初期設定のときも意識する必要はありません。
据え置き機なのでフォーカスを調整する必要もないですが。
かなり有効なのが垂直補正。最大32.7°まで傾斜をつけることで投影したい高さに調整することができます。
投影距離が近すぎる場合や、時計などの障害物がある場合に便利。
私の家は天井高2700mmとちょっと高めに作られているのですが、天井付近から床まで移動させることができました。
台形補正は水平、垂直補正がついているので斜めからの投射にも対応。
垂直補正もついているので、天井から下の方へ投射したい場合もリモコンで1ボタンで設定可能です。
レンズの向きを手動で合わせなくて良いのはとっても便利!
Nebula Nova 静音性
「Nebula Nova」は静音性に非常に力をいれたというだけあってめちゃくちゃ静か。
35-50dBは、クーラーと同じ程度の騒音なので気になることはないでしょう。
通常、プロジェクターの場合ファンの音が鳴り響くのですが、「Nebula Nova」はほとんど聞こえません。
特に天井にあるので全く聞こえないです。
Nebula Nova 利便性
AndroidTV搭載で3600以上のアプリから選べる
「Nebula Nova」はAndroidTVを搭載し、3600以上のアプリを利用して、動画や音楽を楽しむことが可能です。
TVerやTorneと繋げることで、地上波のテレビも楽しむことができます。
これはライバル機種にあたる「Poppin Aladdin2」にはない機能のため、地上波を楽しみたいなら「Nebula Nova」を選ぶと良いでしょう。
別売りのオプションチューナーを購入すれば「Poppin Aladdin2」でも視聴できます。
ミラーリング機能も搭載しているため、YouTubeやPrimeビデオをスマホから選んで投影可能にもなっています。
ライフスタイルに合った使い方ができます!
スマートスピーカーとの連動はできない
「Nebula Nova」はアレクサなどのスマートスピーカーとは連動できません。
照明などは「スマート電球」と繋げられたり、声で電源を起動できれば非常に便利なのですが、そういう使い方はできません。
スマホでの操作もできますが、電源をオンにするにはリモコンが必要だったりと一手間かかるのは非常に残念でした。
ソフトウェアアップデートで対応できると嬉しいですが。
Nebula Nova 操作性
「Nebula Nova」の起動時間は40秒程度。
あくまでプロジェクターなのでテレビやタブレットと同じスピード感で考えるとやっぱり遅いです。
操作は本体、付属のリモコン、アプリの3つから選択可能。
動画を選択して選ぶのであればリモコン、途中の再生/停止操作は本体、細かい操作を必要とするならスマホアプリと使い分けるのが良いです。
Nebula Connect(CapsuleControl)
Power Mobile Life LLC無料posted withアプリーチ
「Nebula Nova」は天井についているのですが、
Googleアシスタントで音声操作すればアプリの呼び出しも簡単です。
Netflixの操作ははっきり言って使いづらいです。
多くのVODアプリがスマホと同じようにインストールできて、リモコンがあればスムーズに切り替えられるものの、Netflixや一部アプリだけは使い方が異なります。
これは、「Nebula Nova」の問題というよりもAndroidTVにNetflixアプリが対応していないため。
ここはNetflxさんに期待です!
Nebula Nova 照明
「Nebula Nova」の照明は、10,000通りの明るさを堪能できる高性能な調光機能もついています。
最大6100ルーメンの明るさは100段階で設定可能。
色温度も2700k〜6500kまで幅広く設定できるので、蛍光灯のように明るくすることもできますし、雰囲気の良い電球色も瞬時に切り替え可能です。
45W出力で、最大12〜14畳まで対応できます。
調光機能の操作性は決して良いとは言えず、リモコンの調光ボタンを押して光の加減を変更することになります。
さらに、リモコンから明るさ変更できるのは決められた3段階+カスタマイズの4パターンのみ。
電気をオフにするときも最大4回ボタンを押さないといけないです。。
「スマート電球」のようにスマホから気軽に調光できる機能もないので、細かな調光機能はちょっと良いシーリングライトぐらい、操作性は非常に悪いです。
アレクサからコントロールできると良いですけどね。
比較 Nebula Nova と Poppin Aladdin2 Plusの違い
「Nebula Nova」と「Poppin Aladdin2」と4/27に発表となった「Poppin Aladdin2 Plus」を比較してみました。
製品名 | Nebula Nova | Poppin Aladdin2 Plus | Poppin Aladdin2 |
解像度 | FHD (1920×1080) | FHD (1920×1080) | FHD (1920×1080) |
サイズ | 40-120インチ | 40-120インチ | 40-120インチ |
明るさ | 800 ANSIルーメン | 900 ANSIルーメン | 700 ANSIルーメン |
スピーカー | 10Wx2 Dolby Digital Plus | 8Wx2 Dolby Digital Plus | 8Wx2 Dolbyオーディオ |
OS | AndroidTV9.0 | AndroidTV9.0 | AndroidTV9.0 |
アプリ | 3500以上 | 約100 | 約100 |
メモリ | 2GB | 2GB | 2GB |
ストレージ | 16GB | 32GB | 16GB |
オートフォーカス | ◯ | – | – |
台形補正 | 垂直:マニュアル 水平:マニュアル | 垂直:マニュアル 水平:マニュアル | 垂直:マニュアル 水平:マニュアル |
サイズ | 478x170mm | 476x145mm | 475x145mm |
重さ | 約4.7kg | 約4.9kg | 約4.9kg |
無線 | Wi-Fi5 | Wi-Fi6 | Wi-Fi5 |
Bluetooth | 4.2 | 5.0 | 4.2 |
HDMI接続 | – | ◯ | |
保証期間 | 最大2年間 | 1年間 | 1年間 |
価格 | 99,990円 | 109,800円 | 99,800円 |
タイトル | 詳細を見る | 詳細を見る |
明るさは「Poppin Aladdin 2 Plus」が900ルーメンとトップ。全体としてマイナーチェンジという位置付けでアップデートされているようです。スピーカーは変わらないものの、Wi-Fi6に対応しBluetoothも5.0。
ストレージも32GBとスペックが上がっています。
スピーカーも10Wで「Nebula Nova」の方が高性能。アプリの数も「Nebula Nova」の方が豊富。
「Poppin Aladdin2」もAndroidTV9.0ですが、そこから専用カスタマイズがはいていますので、全てのアプリが入るわけではないのが原因です。
TVerには非対応のようです。
わかりやすい部分は「Nebula Nova」の方が上で、「Poppin Aladdin2 Plus」は、地味で効果を感じづらい部分をアップデートしたという印象です。
しかし、「Poppin Aladdin2」は独自のカスタマイズが入っているため、映像を観ない時はスクリーンに時計を映し出しておくなどインテリア性も高くなっています。
さらにワイヤレスHDMIを使うことでレコーダーの電波を飛ばせば地上波もできるなど拡張性が高いのは「Poppin Aladdin2」だと感じました。
ただ、「Poppin Aladdin2 Plus」は、その分価格も1万円ほど高くなっていて、そこまで差別化がされているかというと微妙なところ。
今購入するなら「Nebula Nova」の方がお得でしょう。
Anker Nebula Nova まとめ
照明にWi-Fi機能がついて、映像や音を出力可能になった非常に素晴らしい製品。
nebulaシリーズの中でもミドルレンジのモデルになっており、その実力は確かに良い。
しかし、せっかくのWi-Fi機能がついているのにスマートホームに組み込むことはできないなどは残念。
まだまだ改善の余地があると感じる製品でした。
しかし、スペースの少ない場所でも気軽に大画面を投影できて、動画配信や地上波まで楽しめるのは最高。
1ルームのような環境で楽しむには手軽に導入できるプロジェクターです。
最後までお読みいただきありがとうございます。あおい(@tolkoba)でした。