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レビュー TP-Link Deco S7はどこでもつながりやすいを体感するWi-Fiルーター
こんにちは、Wi-Fiルータをいろいろ試しているあおい(@tolkoba)です。
一戸建てに住んでいると電波が届きにくい場所ってありませんか?お風呂場やトイレ、ルーターの置き場所によっては部屋の中でも電波が届きにくい場所ってありますよね。
場所によって遅くなるとけっこうストレスなんですよね。
そんな経験があるなら試して欲しいのがメッシュWi-Fiのルーター。
2つ以上のルーターをつなぎ合わせて、家の隅々まで電波を行き渡らせることができるのが特徴です。
しかし、メッシュWi-Fiは価格が高いので、気軽に導入というわけにはいきません。
- Deco S7の特徴
- Deco S7の速度検証結果
- Deco X50との比較
今回紹介するのは、TP-LinkのDeco S7。
Wi-Fi6対応の機器が標準になりつつある中、Wi-Fi5と1世代前の規格にまで対応していますが、その分価格が抑えられてコスパが高いルーターです。
2つのルーターを1台のSSIDで共有できますので、Wi-Fiの接続先を切り替えることなくシームレスに繋げることができます。
というわけでこの記事ではTP-LinkのDeco S7について使用感や回線速度の比較結果を書いていきます。
TP-Link Deco S7 特徴
Deco S7はコスパの高いメッシュWi-Fi。最新の無線規格(Wi-Fi6)に対応していない分、コスパ高いルーターになっています。
- 家中の電波を改善するメッシュWi-Fi
- Wi-Fi6非対応で低価格
- インテリアに溶け込むスタイリッシュな外観
家中の電波を改善するメッシュWi-Fi
Deco S7はメッシュWi-Fiが特徴。
ルーターが1台のWi-Fiを利用するのではなく、複数のルーターを連携させることでWi-Fiの範囲を大きく広げることが可能。
- メッシュWi-Fiとは
- 網目(メッシュ)のように複数のネットワーク機器をつなげることで、家中にWi-Fiを張り巡らせることができる技術。壁や障害物があると電波が弱くなる従来のWi-Fiルータの弱点を解決する特徴がある。
SSIDも統一されるため、家中を移動していてもシームレスに繋がった状態を維持することができます。
最大接続台数は100台と、Wi-Fiの電波や速度に不満を持ったことのある人にはうってつけのルーターです。
Decoはより高度なDeco独自メッシュとなり、OneMesh とは互換性がありません。
Wi-Fi6非対応で低価格
Deco S7は現在主流になりつつある無線規格Wi-Fi6には非対応。その分価格を抑えてコスパを上げているのが特徴です。
Wi-Fi 5 | Wi-Fi 6 | |
---|---|---|
規格名 | IEEE 802.11ac | IEEE 802.11ax |
最大通信速度 | 6.9GHz | 9.6Gbps |
周波数 | 5GHz | 2.4GHz+5GHz |
Wi-Fi 5は電子レンジの干渉を受けにくい5GHz帯をサポートしています。
2.4GHz帯はサポートしていないため、Deco S7はWi-Fi 4の規格も併用して利用します。
Deco S7のWi-Fi速度は5GHz:1300Mbps、2.4GHz:600Mbps。
Wi-Fi6に対応したメッシュルーター Deco X50は5GHz帯で2402Mbpsなので最大スピードは劣りますが、4K動画のストリーミング再生は問題なく可能です。
家族全員がバラバラに動画を見たり、e-ゲームなどの遅延が許されないような高速通信を必要としない人であれば、まだまだ現役で使える機種です。
Wi-Fi6に対応したメッシュWi-FiであればDeco X50がおすすめです。
インテリアに溶け込むスタイリッシュな外観
Deco S7は、見た目がルーターっぽくない特徴を持っています。
通常、ルーターは黒くてアンテナが剥き出しになっているゴツゴツしたものを思い浮かべると思いますが、Deco S7は円柱型のスラッとした外観。
内蔵された3本のアンテナにより家中をカバーします。
梱包内容はこちら
- ルーター本体x2
- ACアダプターx2
- LANケーブル
- クイックガイド
今回メーカーより提供いただいたのは、2ユニット入ったタイプ。1ユニットでも購入できますし、部屋が広い人は3ユニット配置することも可能です。
側面はホワイト、上部と底面はブラックになっていてコントラストがよく映えています。
渦巻き状の上部にはLEDランプがついています。
余計な光が前面に点灯しないため、寝室に置いてあっても気にならない配慮もされています。
底面は排気口と電源、リセットボタンが配置。ACアダプターの接続部は底上げされているので、ACアダプターを中にしまい込むことができるようになっており、外観の良さを崩さずスタイリッシュに配置できるようになっています。
裏面にはLANポートが3つ配置。ここから別の機器に有線接続できますし、ハブにつなげることも可能です。
サイズは、162.3 x 90.7 x 90.7mm。手のひらに収まるサイズ感で、高さは500mlのペットボトルと同等です。
持ってみると非常に軽いため、置く場所を選びません。
インテリアの中に溶け込むことができるので、リビングにあっても違和感がないのが素晴らしいところ。
インテリアの邪魔をしないルーターはありそうでないので、デザインだけで買うのも全然アリです。
アプリの設定は1台分だけでOK
Deco S7はアプリの設定も非常にシンプルです。専用アプリで管理するためアプリのインストールを行います。
ルーターに電源とLANケーブルを接続し、LEDが青く点灯することを確認します。
アプリから追加ボタンから「Deco S7」を選択。
あとは画面に沿っていくだけで自動的にDecoが設定してくれます。
2台目以降のセットアップは、電源につなげるだけ。
LANケーブルに挿す必要もないので、電源さえ確保できればどこでも好きな場所に置くことが可能です。
電源に繋げれば2分ほどでセットアップが完了します。
保護者による制限では、使う人の端末に応じて、Webサイトのブロックや利用時間帯の制限をすることが可能です。
TP-Link Deco S7 速度検証
見た目が良いだけでスピードが出ないようであれば意味がありません。
Wi-Fi6対応のDeco X50とDeco S7を同じ場所に置いて速度を比較しました。
スピードテスト環境
テスト環境はこちら。
現在私が利用しているDexo X50と同じ場所に配置。1Fと2Fの対角線上に置くことで部屋全体に電波を行き渡らせることが狙いです。
計測機器はWi-Fi6対応のiPhone14 Pro Max。Speed Testというアプリを用いて速度を検証しました。
速度比較結果
速度比較結果はこちら。
Deco S7 | Deco X50 | |
①下り/上り | 334Mbps/524Mbps | 509Mbps/697Mbps |
②下り/上り | 149Mbps/225Mbps | 221MBps/64.1Mbps |
親機を置いたリビングでは、Deco X50の方が速度が出ましたが、Wi-Fi5対応のDeco S7も十分速度は出ていました。通常使う分には全然気にならないレベルです。
子機を置いている仕事場②での計測は下はDeco X50の方が早かったものの、上りはDeco S7の方が速いという結果に。
何回か計測しましたが、おおよそ同じような記録。
Wi-Fi6だから速いと考えていましたが、単体での実効速度であれば両者に大きな違いはないことがわかります。
Wi-Fi6は複数の端末から大容量のデータを受信するのに強いタイプ。家族全員がバラバラに動画やゲームをするといった状況でもなければ、Wi-Fi5でも全然使えそうです。
続いては、Deco S7を1台で運用した場合と2台運用した場合で電波の範囲を試してみました。
子機がない状態では明らかに電波が悪い状況でしたが、2台体制にすると電波が劇的に改善されることを確認しました。。
例えばメインルーターは1Fよりも2Fに置いた方が電波が家中に届きやすいので、置く位置によっては1台構成でもそこそこ使うことは可能です。
しかしトイレやお風呂場など角になりがちな場所などはどうしても電波が届きづらく、2F建て住宅では全ての部屋に快適に電波を届かせるのは難しいです。
やはり2F建て住宅であれば2台構成がより快適にネット環境を使うことができます。
- Wi-Fi5でも単体での速度なら全く問題なし
- 電波の届きにくい場所には2台構成がおすすめ
TP-Link Deco S7とDeco X50の比較
Deco S7とDeco X50を比較しました。
Deco S7 | Deco X50 | |
---|---|---|
標準価格 | 1ユニット:8,100円 2ユニット:15,200円 3ユニット:21,200円 | 1ユニット:15,180円 2ユニット:24,850円 3ユニット:40,480円 |
CPU | 1.2GHz CPU | デュアルコアCPU 1GHz |
周波数帯 | 5GHz+2.4GHz | 5GHz+2.4GHz |
Wi-Fi | Wi-Fi5 | Wi-Fi6 |
内蔵アンテナ | 3 | 2 |
有線ポート | 3 | 3 |
バンド数 | 2 | 2 |
最大速度(2.4GHz) | 600Mbps | 574Mbps |
最大速度(5GHz) | 1300Mbps | 2402Mbps |
Wi-Fi暗号化 | WPA2 | WPA3 |
USB | – | – |
Wi-Fi6対応のDeco X50の約半分の価格で導入できるのがDeco S7の大きな魅力。
Wi-Fi6に対応していない分、最大速度は劣りますがネットをしたりYoutubeで動画視聴をするだけなら全く問題なく使うことができます。
今までWi-Fi6を使い倒してきましたが、まだ子供も小さく家族それぞれで大容量の動画やゲームを楽しむわけでもなければ十分使える機種です。
TP-Link Deco S7レビューまとめ
TP-LinkのDeco S7は主流のWi-Fi6には非対応にしたことで大きく価格を抑えたメッシュWi-Fiルーター。
家の速度よりも電波範囲に不満がある方は特におすすめしたいルーターです。高速通信にはWi-Fi6が必要だと思っていましたが、複数人が一気に使う状況でなければWi-Fi5でも実用レベルの速度が出ています。
私のようにまだ子供が小さく、自分以外はそれほどネットを使わない状況であればWi-Fi5でも全く問題なさそうです。
また、ルーターの置き場所がリビングなどの人が集まる場所であれば、見た目がルーターだとわかりにくいオシャレ感も良きです。
- 少しの遅延も許されないようなネットゲームはしない
- 家族がいっせいに動画を見たりしない
- メッシュWi-Fiで電波を改善したいが価格を抑えたい
- インテリアにこだわりがある人
最後までお読みいただきありがとうございます。あおい(@tolkoba)でした。
- 家中の電波を改善するメッシュWi-Fi
- Wi-Fi6非対応でコスパが高い
- インテリアに溶け込むスタイリッシュなデザイン
- ルーターは1台だけの簡単設定
- 遅延が許されないゲームには向いていない
- 家族がそれぞれ大容量の動画を同時視聴するには不向き