映画「スペンサーコンフィデンシャル」は、2020年のNetflixオリジナル映画。
「スペンサーコンフィデンシャル」は、ハンコックやローン・サバイバーを手掛けるピーター・バーグがアメリカで人気の「スペンサー」シリーズを元にして製作したアクション映画。
主人公のマーク・ウォールバーグは「ハプニング」や「ローン・サバイバー」に出演する俳優で、アクション映画の常連でもある。
しかし、使い古されたありきたりなストーリーと、コメディなのかミステリーなのか分からず、感情の持っていきかたの不明な映画だった。
映画「スペンサーコンフィデンシャル」予告
映画「 スペンサーコンフィデンシャル 」あらすじ
刑務所での5年の服役から出所したスペンサー(マーク・ウォールバーグ)は、頑固者で喧嘩っ早い、粗野な男だが実は正義感溢れる元警察官。ひょんなことなら同居人となったホーク(ウィンストン・デューク)と共に、投獄されるきっかけとなった世間を大混乱に巻き込んだ殺人事件の謎を調査し、隠された真実とその裏にうごめく陰謀を暴き出そうとしますが、汚職警官、麻薬カルテル、その裏に潜む大物政治家らの巨大な悪に気がつき、裏社会の口封じのターゲットになることに。果たして彼らは迫りくる危険に立ち向かい、法の下の正義を貫くことができるのか…!?
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映画「 スペンサーコンフィデンシャル 」映画情報
監督 | ピーター・バーグ |
脚本 | ショーン・オキーフ |
ブライアン・ヘルゲランド | |
原作 | エース・アトキンス |
ロバート・B・パーカー | |
音楽 | スティーブ・ジャブロンスキー |
公開日 | 2020/3/6 |
上映時間 | 110分 |
製作国 | アメリカ |
映画「 スペンサーコンフィデンシャル 」キャスト
スペンサー | マーク・ウォールバーグ |
ホーク | ウィンストン・デューク |
ヘンリー | アラン・アーキン |
シシー | イライザ・シュレシンガー |
オースティン | リチャード・ポスト |
映画「 スペンサーコンフィデンシャル 」ネタバレなし感想
「スペンサーコンフィデンシャル」はアクション、サスペンス、コメディの3つの要素を持った映画だ。
しかし、その3つの要素が中途半端に混ざり合った結果、消化不良をおこしてしまっていた。
アクション要素として、まずド派手なアクションはほぼない。
屈強な男たちと肉弾戦を繰り広げることに終始し、スペンサーが敵に拳銃を突きつけたにも関わらず、拳銃なしのタイマンを選択して肉弾戦に持ち込んだりする。
肉弾戦はバトルとして悪くはないけれど、それほど臨場感もなければ、演出も普通なので見せ方による興奮も特にない。
サスペンス要素としてのシナリオもパッとしない。
警察の中に悪がいて、それが悪の組織と繋がっているかのような雰囲気を匂わせる序盤は惹きつけられたりする。
深い腐敗が警察内部に広がっている話とされるも、現場には自分が犯人だという証拠を堂々と残していく雑さには残念だし、なぜナタのようなナイフで残虐な行為に走る必要があるのかも不明。
コメディ要素は一番中途半端で笑わせるポイントがわからない。
妻が怒ってトイレに乱入してきた挙句、いきなりおっぱじめる行動は、ギャグなのだろうけど2人とも本気で悦に入っている。
他にもシリアスモードから急に冗談のような演出が始まるときは感情がついていけない部分もあった。
この3つの要素が全体的にうまくかみ合っていない感があり、素直に楽しくなかったのが本音だけれど、
これがドラマ仕立ての一話完結モノであれば酷評にもならなかったのではないだろうか。
筋の通っていない奴を見つけると半殺しにしてしまうほど自分の正義を信じているスペンサーの凶暴性や、腰を使ったパンチが撃てるようになり、強くなる要素が満載のホークを掘り下げるには1話ではまだ足りない。
狂気じみたFU〇K好きの妻や、口やかましいじじいも、キャラクターとしての魅力は十分に備えているも、映画の90分の中では全然引き出せていない。
是非、シーズン1で終わらずにシーズン2、3と活躍し、スペンサーのまわりのキャラクターを掘り下げていって欲しいところだ。
映画では全体的に空回りしているも、あまり考えずに観る分にはドラマ1話分のおもしろさはあるので、暇つぶしに観る分には悪くない映画だ。
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