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映画「ボーダー二つの世界」ネタバレ感想・解説 他国と違う北欧の価値観

2023 9/01
レビュー・考察 60点以上
2020年11月18日2023年9月1日

映画「ボーダー二つの世界」はスウェーデンの映画。

北欧ならではの独特な世界観で、小児性愛者がはびこる人間社会の醜さに切り込んだ作品。

匂いで犯罪者を嗅ぎ分ける能力を持つティーナが犯罪に巻き込まれていくストーリーは、北欧らしい独特な世界観が張り巡らされていて観る者を惹きつける。

主役2人の特殊メイクは圧巻ものだし、その異常なまでの演技力にも称賛を送りたい。

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60点

脚本
6
演技
10
演出
9
音楽
5
総合
6
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目次

「ボーダー二つの世界」映画情報

タイトルボーダー二つの世界
公開年2019.10.11
上映時間110分
ジャンルミステリー
監督アリ・アッバシ

映画「ボーダー二つの世界」キャスト

登場人物キャスト
ティーナエヴァ・メランデル
ヴォーレエーロ・ミロノフ
ティーナの父親ステーン・ユングレン
ローランドヨルゲン・トーソン
ウルフヴィクトル・オケルブロム
テレースラーケル・ワームランダー
アニエッタアン・ペトレン
ダニエルキエル・ウィルヘルムセン
トーマスマッティ・ブーステッド

映画「ボーダー二つの世界」あらすじ

税関職員のティナは、渡航者の違法な所持品を嗅ぎ分ける特殊能力を持っていた。ある日、彼女は勤務中に奇妙な旅行者ヴォレと出会う。ヴォレを見て本能的に何かを感じたティナは、後日、彼を自宅に招き、離れを宿泊先として提供する。同棲するボーイフレンドがいるにも関わらず、次第にヴォレに惹かれていくティナ。しかし、彼にはティナの出自にも関わる大きな秘密があった―。

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映画「ボーダー二つの世界」ネタバレ感想・解説

「ボーダー二つの世界」の女優と男優は特殊メイクをしている

主人公のティーナとヴォーレ。

この2人、本当に実在するのではないかと思うほどにリアルだったけれど、これは特殊メイクだ。

元の役者の顔は、普通に美男美女。

それがこうなる。

特殊メイクをしているように思えないほどに精巧に作られている。人間のようでいて、獣のようにも見える姿はまさに圧巻だ。

でも、それだけでなく感情が見えずらく、野性的で本能的に生きる姿を見せたのは役者の器量によるもの。

時折出る狂犬的な要素や、野性的なふるまい、理性ではなく本能で動く姿は、本当にこの世にトロールが実在するかのようだった。

ペドフィリアという病

「ボーダー二つの世界」では、人間社会で問題となっているペドフィリアをトロールと対比して、問題提起の1つとして描いている。

ペドフィリア=小児性愛者。

ティーナが小児性愛者を税関で捕まえたところから話が広がり、購入者から撮影した者、そして被害者となる子どもを提供した者へと繋がっていく。

日本でもたびたび小児性愛者について事件が報じられるたびに恐怖とおぞましさを感じるのだけれど、北欧ひいては欧米社会はもう一段階上のの狂った恐怖を感じる。

ティーナがある町で製作者を捕まえるわけだけど、そこにいるのは赤ちゃんと呼ばれるぐらいの年齢なのだ。

聞いただけで身震いする。想像しただけで気分が悪くなる。この事実を書きこんでいる今も悪寒が消えない。

想像を絶する不快感が全身を襲ってくるが、欧米社会では映画として世に出てくるほどの問題にはなっている。

例えばフィンランドなど、一部の国ではペドフィリアの犯罪者を化学的に去勢することも可能らしい。

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もちろん日本にも多いので決して他人ごとではないし、犠牲となる子どもが赤ちゃんだろうが、少年、少女だろうが等しく厳罰されるしかないけれど、それにしてもおぞましさを感じてしまう。

性的嗜好はLGBTのように自由でであり、広く理解されるべきものもあるけれど、それはあくまでお互いが望み、同意があってこそだ。

ペドフィリアにそれはない。

北欧のトロール

トロールとは、北欧の伝承に登場する妖精。

ムーミンなんかもトロールがモチーフになっている。映画「ボーダー二つの世界」ではトロールは少数派の生き物とされていて、1970年代に人間から迫害を受けたことで滅亡の危機にいる。

トロールとして生まれ、人間として育てられたティーナと、人間から虐待された過去をもつヴォーレの物語だ。

トロールは

  • 裸でいることが自然体
  • 虫を好んで食べる
  • 犬とは敵対関係
  • 雷を引き寄せる
  • 匂いで敵が分かる
  • 局部が人間と逆
  • 尻尾が生えている

という特徴がある。

人間として育てられたティーナは、人間の価値観を植え付けられていたので人と違うことをしようとしてこなかったけど、トロールにとってはそれが普通だということを知ったとき、ティーナは心からの自由を感じていた。

トロールはヒイシットと呼ばれる未受精卵をしばしば産み落とす。

未受精卵とは

産卵したが受精しなかった卵のこと。将来はなく一定期間後に腐敗する

冷蔵庫の中に保管されていたのがソレだ。定期的に産み落とされ、人間の赤ん坊とそっくりのヒイシットをホンモノの人間の赤ん坊と取り換える。

ヴォーレはそれを小児性愛の撮影をする連中に渡していた。

基本的に人間は知らないモノに対しては残酷なことを平気でする生き物だ。自分たちに正義があると考えたときの人間は強い。

今でこそ「BLM運動」が流行っているけれど、白人が黒人の土地に入って来たときは人間として扱われていなかった。

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セックスシーンはモザイクで見えずらいが動きで分かる

この特殊メイクでの性交シーンは、かなり衝撃的だった。

日本の規制からかモザイクがかかってしまっていたのではっきりと分からないんだけど、ティーナには男性器がついていて、ヴォーレには女性器がついている。

ヴォーレの場合は税関職員の検査で分かっていたし、ティーナは染色体異常で局部に非常にまれな異常が出ていると言っていた。

そして、性行為のシーンでは正常位でティーナが動いているので、まぁそういうことなんだと思う。

もちろんそれは欲情をそそるような内容ではないけれど、獣と人間の中間のようなトロールの、どこか人間的な性欲の発散が目的でもあり、獣のように種の繁栄のみを目的とするかのようなその行為に何か言いようのない爽快感を得た。

本来、セックスというものはこうあるべきであり、赤ちゃんができてしまった後の生活を打算的に想像するものではない。

地球に生きる生物はすべて、種の繁栄を本能として持っているのだから。

こういう衝撃的な世界観とモザイクが重なって思い起こされるのは「ミッドサマー」だ。

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こちらも北欧が舞台で、ぶっ飛んだ内容になっている。

コロナを受け入れ、共生するという政策をいち早くはじめたスウェーデンと言い、変わった価値観を持つ北欧世界に興味がつきない。

ラストの赤ちゃんはティーナとヴォーレの子ども

物語のラスト。ティーナが自分の家に戻ると赤ちゃんが置かれている。

虫を食べさせているところから、トロール側の生き物だということが分かる。また、ヒイシットと違って意識があることから、トロールの赤ちゃんだろう。

トロールの仲間に会うこと自体が難しいと言っているほど仲間とは疎遠になっていることからして、赤ちゃんはティーナとヴォーレの子どもだということが妥当だろう。

人間と違い、トロールは男に見える方が女性器を備えているため、赤ちゃんもヴォーレから生まれてくる。

船から落ちたヴォーレは生きていて、子を生み、ティーナの家に送り届けたのだ。

トータルのバランスを考えたときには当サイトの評価は決して高くないけれど、演技と演出については他の作品の中でも群を抜いて素晴らしい映画だった。

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トロールという生き物に対しての差別行為、小児性愛の無慈悲極まりない行為と同じく、植民地時代は黒人に対して残酷な行為を行っていた。

ただ相手を理解していないだけで人間はこれほどまでに残酷になれるのだ。

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2010年代 2019年 スウェーデン ファンタジー ヨーロッパ 北欧

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