- Amazon audible:2ヶ月間99円!
期間:12/12まで - Kindle Unlimited:3ヶ月99円で200万冊以上読み放題!
- Amazon Music Unlimited:3ヶ月無料で聴き放題
6万円台でここまで快適!Dell S3425DWレビュー|USB-C・WQHD・ウルトラワイド曲面モニター

ガジェット好きの間では人気があるものの、家電量販店ではあまり見かけない「ウルトラワイドモニター」。
「横の目線の移動が疲れそう」「縦の情報量が少なくて使いづらそう」――そんな先入観があって、これまで敬遠していたのですが、実際に使ってみると想像以上に快適でした。
たとえば、2画面を並べて作業する場合、普通のモニターではどうしても窮屈さを感じてしまいます。でもウルトラワイドなら横幅に余裕があるので、複数ウィンドウを並べても見やすく、作業効率もアップ。特に動画編集などのクリエイティブな作業にはぴったりです。
今回私が購入したのは、DELLのウルトラワイドモニター「S3425DW」。

34インチのウルトラワイド画面にWQHD解像度を備え、USB-Cでの給電・映像出力にも対応。面倒な配線がいらず、デスク周りをすっきりさせられます。_
スペックてんこ盛りというわけではありませんが、6万円台で購入できるコストパフォーマンスの高いモデルとして、ウルトラワイドモニター初心者にもおすすめの1台です。
ということで、今回はこの「S3425DW」を実際に使ってみた感想を、じっくりレビューしていきたいと思います!
Dellモニター S3425DW|製品仕様・スペック
スペック
カテゴリ | スペック詳細 |
---|---|
ディスプレイサイズ | 34インチ ウルトラワイド曲面 (1800R) |
パネルタイプ | VAパネル |
解像度 | 3440×1440(WQHD) |
アスペクト比 | 21:9 |
リフレッシュレート | 120Hz |
応答速度 | 1ms/3ms/5ms |
コントラスト比 | 3000:1 |
輝度(最大) | 300cd/m² |
視野角 | 水平:178°/垂直:178° |
色域 | 99%sRGB 95%DCI-P3 |
映像入力端子 | HDMI 2.0 ×2、USB-C(90W給電) |
USBポート | USB-C,USB-Ax2 |
オーディオ | 内蔵スピーカー(5W×2) |
サイズ(スタンド含む) | 約 807mm × 355mm × 116mm(幅×高さ×奥行) |
重量 | 6.91kg / スタンドあり9.38kg |
VESAマウント | 100×100mm |
チルド角度 | -5°から21° |
傾斜角度 | -4°/4° |
曲率 | 1800R |
その他機能 | ComfortView Plus、FreeSync対応、PBP/PiP対応 |
付属品
付属品はこちらになります。

- 本体
- スタンド
- 電源ケーブル
- 画面出力用USB-Cケーブル100W
電源がモニター本体に内蔵されているので、電源ケーブルは1本だけでOK。デスク周りもスッキリして、配線の整理がしやすいのが嬉しいポイントです。
外観・サイズ
Dell S3425DWの外観から見ていきましょう。


このモニターは、横長のウルトラワイド型(34インチ)でアスペクト比は21:9。
本体サイズは以下のとおりです。

- 幅:80.7cm
- 高さ:35.5cm
- 奥行:11.6cm
スタンドを使用した場合の高さは371〜410mm(デスク上から)で、
スタンドのサイズは幅259mm × 奥行き221mmと、ワイドモニターらしくやや大きめです。




デザイン・質感
スタンドはマットなホワイト仕上げで、安っぽさはなく、傷も目立ちにくい質感。モニター本体との一体感があり、モニターアームを使わなくても十分スタイリッシュです。

背面もホワイトで統一されており、白系インテリアが好きな方にも満足できるデザインだと思います。


ベゼル幅は、上・左右が約8mm、下部が13mm。厚すぎず、かといって極薄でもない、ちょうど良いバランスです。

下部にはロゴが配置されていますが、小さめなので悪目立ちすることもありません。

機能・取り付け
画面の湾曲率は1800Rで、左右の端まで視線を動かしても目が疲れにくく、自然な視野を保てる設計になっています。

また、VESAマウント(100×100mm)対応なので、モニターアームや壁掛けでの設置も可能です。

モニターアームへの取り付けにも問題のない重さです。
- スタンド・ケーブルなし:6.91kg
- スタンド・ケーブル込み:9.38kg
入出力端子・オーディオ
Dell S3425DWの入出力端子は、背面と前面(モニター左下)にそれぞれ配置されています。



- USB-C(65W給電対応)
- HDMIポートx2
- USB Type-Ax1
- 電源ポート
前面はモニターの左下に隠れています。こちらを押し込むとここにも入出力端子がお目見え。

- USB-C(最大15W)
- USB Type-Ax1
スマホを充電するときや、一時的に利用する時に利用することができます。使わないときは隠せるのもいいですよね。
音声出力端子は非搭載のため、有線ヘッドホンを使いたい方は注意が必要です
スピーカーは5W ×2を内蔵。めちゃくちゃ高音質というわけではありませんが、動画視聴など日常使いには十分なクオリティです。
ディスプレイ性能
本製品は、34インチのウルトラワイド曲面(1800R)VAパネルを採用しています。
解像度は3440×1440(WQHD)で、4Kではないものの、作業スペースは十分に広く、快適な作業環境を実現。
ブラウザを2分割してもまだ余裕があり、横の広さを活かしてフォルダやアプリを効率よく配置できます。
WQHDでも情報量は多く、縦の表示領域がやや短めではありますが、実際に使っていて特に不便に感じることはありませんでした。

- DCI-P3カバー率90%
- コントラスト比:3000:1
- 最大輝度:300nit
映像も文字もくっきりと表示され、映画鑑賞や映像編集などにも適したクオリティを備えています。
リフレッシュレートや色についてもこの価格帯では充実しています。

- リフレッシュレート:最大120Hz
- 応答速度:4ms(GtG)
このスペックなら、オフィス作業はもちろん、軽めのゲーム用途にも快適に対応できます。
- 表示色数:10億7000万色
- 色域:sRGB 99%、DCI-P3 95%
色の再現性も高く、クリエイティブ作業にも対応できるレベルです。
また、AMD FreeSyncに対応しており、画面のティアリングやスタッターを軽減。滑らかな映像表示が可能です。
Dellモニター S3425DW|良かった点・メリット
没入感が高まるウルトラワイドモニター
Dell S3425DWは34インチのウルトラワイド曲面モニター。
左右に広がる大画面に加え、1800Rの湾曲デザインにより、視線の移動もスムーズで目の負担が軽減されます。

特に、YouTubeなど横長の映像編集では作業しやすく、Excelのような表計算ソフトも横スクロールなしで快適に表示できます。
映画鑑賞時には、21:9のシネスコサイズにピッタリ収まる作品もあり、映像の世界に没入できる感覚は抜群です。

一方で、番組によっては左右に余白が出る場合もあるため、表示のフィット感はコンテンツ次第となります。

それでも、フラットモニターよりも包み込まれるような視覚体験ができるため、仕事にもエンタメにもおすすめです。
分割表示でも快適な作業スペース
ブラウザ、メール、チャット、動画など、複数アプリを同時に開いて作業する人にはぴったりの一台。

通常のモニターでは画面の切り替えが煩雑になりがちですが、S3425DWなら2分割表示でも十分な広さがあり、アプリ同士が干渉しません。
いわゆる“ながら作業”がとても捗ります。

私は普段ノートPCを下に置いて2画面構成で使っていますが、ウルトラワイドモニターだけでも同様の作業が快適にこなせて、思った以上に疲れにくいのが印象的でした。
USB-C対応でケーブル1本のシンプル接続
USB-Cで画面出力と同時に充電もできるのは、近年注目されているポイントのひとつ。
Dell S3425DWももちろん対応しており、ケーブル1本でPCと接続&給電が可能です。

HDMI出力しかない古いモデルと違い、配線をスッキリまとめたい人には嬉しい仕様。
USB-CはHDMIよりも細く、取り回しがしやすいため、「ケーブルごちゃごちゃしたくない派」にもおすすめです。
なお、USB-C映像出力対応のケーブル(1m)が付属していますが、他のケーブルを使う場合は注意が必要。
「映像出力」と書かれていないUSB-Cケーブルでは充電のみしかできません。
そのため、「充電はできるのに映像が映らない」と戸惑う人も多いのでご注意を。
初見殺しのトラップになるので多くの人が引っ掛かります。

USB-Cは、見た目が統一されているのはいいですが、規格がバラバラなのが難点ですね。
前面のポートが便利
モニター前面(左下)には、必要なときだけ引き出して使えるUSBポートが備えられています。


使わないときは収納できるので、デスクをスッキリ保ちたい人にも最適です。


スマホの充電やUSBメモリの一時接続など、ちょっとした用途に便利。
USB Type-Aも備えているので、手元のガジェットにも柔軟に対応できます。
6万円台でコスパが高い
モニターは価格帯が広くピンキリですが、S3425DWは6万円台という手頃な価格ながら、十分な性能と機能性を備えた高コスパモデルです。


ポートの数は必要最小限ですが、USB-C対応やスピーカー内蔵など、日常使いに必要な機能はしっかり搭載されており、満足度の高い1台です。
Amazonでも同じモデルが販売していますが、公式サイトの方が安いです。ただし、Amazonにはドット抜け保証が5年間ついています。公式の保証は3年なので長く使うのであればAmazonでもアリですね。
Dellモニター S3425DW|イマイチな点
スタンドの最大高がもう少し欲しい
付属のスタンドは高さの調整が可能ですが、モニターとMacBookAirを上下で設置する場合、絶妙に足りませんでした。


ここについては、あと3cmほど高さがあると良いと感じました。


モニターアームで吊り下げれば解決する話ですが、スタンドのクオリティが高かったからこそ残念だと感じますね。
DELL S3425DWはこんな人におすすめ
DELL S3425DWを紹介しました。
Dell S3425DWは以下のような方に特におすすめできるモニターです。
- マルチタスクを快適にこなしたい人
・複数ウィンドウを開いてもアプリの切り替えが楽 - 映像や映画を大画面で楽しみたい人
・21:9のシネスコサイズに対応し、湾曲デザインで没入感の高い映像体験 - 在宅ワーク・リモート会議の効率を上げたい人
・Zoom会議しながら資料閲覧・メモを同時 - 軽い動画編集や画像編集をする人
・sRGB 99%、DCI-P3 95%で趣味〜副業レベルのクリエイティブ作業には十分 - 美しくシンプルなデスク環境を作りたい人
・USB-Cで配線が最小限に抑えられる - コストパフォーマンス重視の人
・日常使いやクリエイティブ作業にも対応できる万能型
正確な色再現が求められるプロの映像・写真編集者や、FPSなど競技性の高いゲーマーなど最上級のクオリティを求める人には物足りないですが、「ウルトラワイドモニターって使いこなせるか不安…」という初めての方にも手が出しやすく、でも満足度の高いモデルです。
作業効率も上がり、デスクもおしゃれに整う。そんな“ちょうどいいウルトラワイド”を探している人にはぴったりの一台です。