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【レビュー】TP-Link Archer GX90は専用SSIDを使って快適にゲームができるルーター AX6600
こんにちは、あおい(@tolkoba)です。
今回紹介するのはオンラインゲームを快適に楽しむための機能を持ったルーター「TP-Link Archer GX90」。
最高速度は「TP-Link Archer AX73」とあまり変わりませんが、接続、速度について安定性を確保できるのが特徴。
まさに遅延が命取りのゲーマー向けの製品です。
ルーターレベルでウィルス対策ができたり、端末ごとの使用制限ができたりとホームネットワークを構築するための機能が盛り込まれているのもおすすめポイントです。
こんな人におすすめ
- 無線でオンラインゲームをする
- 同時接続端末が多い
- 家族が動画配信をよく見る
- ホームネットワークを構築している
それでは「TP-Link Archer GX90」の機能・外観・速度テストについてレビューしていきます。
本記事はメーカー様より製品をご提供いただき作成しています。
【TP-Link Archer GX90】機能
「TP-Link Archer GX90」は、3つの点においてゲーミングルーターとして優れた機能を提供します。
- 8本のアンテナによる広い有効範囲
- 周囲の影響を受けにくい安定性
- セキュリティを強化した安全性
Wi-Fi範囲
「TP-Link Archer GX90」は、4LDKほどの建物をカバーできる強力な電波を発信。
ほとんどの一軒家なら大丈夫でしょう。
ルーターの周囲に配置されたゴツい8本のアンテナが幅広い範囲を有効にしてくれます。
実際に試してみましたが、プロバイダから貸与されているルータや「TP-Link Archer AX73」と比べてもWi-Fiは拾いやすかったです。
また、TP-LinkのOneMesh(ワンメッシュ)にも対応。
電波が届きにくい場所に中継機を置けば部屋の隅々まで快適になるでしょう。
ルーターと中継機の接続はシームレスに繋がるので、ちょうど繋ぎ目のような場所であってもいちいち接続先を変える必要はありません。
安定性
「TP-Link Archer GX90」は、トライバンドによって合計値最大6579Mbpsの超高速通信を実現。
最近のルーターでは5GHzと2.4GHzの2つから選べることが多いですが、「TP-Link Archer GX90」はゲーム専用のバンドを備えているのが特徴。
ゲーム用に専用線が敷かれているため、例えば家族が他の機器を利用して大容量の動画を見ていても影響を受けにくくなります。
路線バスの専用線を1人で使えるイメージです。
全体のスピードはプロバイダに依存しますが、分けて繋げることで家庭内で余計な遅延が発生しづらくなります。
こうすることで、少しのラグの遅延が命取りになるようなFPSゲームにはうってつけ。
また、Wi-Fi6の機能「OFDMAテクノロジー」によって複数台が同時接続したことで発生する待ちを回避できるため、ゲーム機やスマホ、パソコンなど接続する端末が多い人にとっては最強です。
しかし、それだけの大容量を処理しようとすると、どうしても負荷がかかります。
それを実現しているのが、1.5GHzクアッドコアCPUの性能。
CPUはルーターの処理能力に関わる重要なパーツ。
ルーターの処理性能はそのまま通信速度に跳ね返ってきます。
3車線の交差点で渋滞するようなイメージですね。
クアッドコアCPUはルーターの中でも採用されているのはハイエンドモデルのみ。
超高速通信を安定的に行い、ルーター上でメモリの使用状況まで管理が可能。
ゲームに特化した機能も充実。
例えばゲームのトラフィックを自動判別し、通信を最適化してくれる「ゲームアクセラレーター」という機能。
対応したゲームであればさらに低遅延の環境を作ることが可能です。
プレー中のゲームの通信を優先する機能も満載でまさにゲームをする人専用のルーターと言えるでしょう。
1点、IPoEには非対応であるため、IPoEに対応するプロバイダの恩恵を受けることはできません。
- IPoEとは
- IPv6を利用した接続方式で、最大速度は10Gbps。従来のPPPoEの1Gbpsに比べて速度向上が見込める。
安全性
「TP-Link Archer GX90」は「ゲームプロテクター」と「保護者による制限」で安全性を確保。
「ゲームプロテクター」では、トレンドマイクロが提供する最新のデータベースに基づいて端末を保護。
ルーターが攻撃を検出してくれるので、接続するすべての端末が対象となります。
入り口で止めてくれるので、安心感がありますね。
もしも感染した端末を発見した場合は自動で隔離も行ってくれるため、他の端末への被害も最小限に抑えることができます。
「保護者による制限」では、ルーターの利用できる時間を端末ごとにコントロール可能。
これにより、子どものゲームやりすぎ問題に歯止めをかけることが可能。
一定の時間が経過するとルーターから強制的に通信をシャットダウンさせることが可能です。
端末ごとに細かな制御ができます。
ルーターでできること
- 端末単位での時間制限
- 年齢に応じたアクセス可能なサイトの種類
- インターネットができる時間制限
- サイトの履歴閲覧
年齢に応じて有害なサイトをブロックしたり、特定の時間帯の利用を制限するなど、機器ごとに細かな設定ができるのも良い点です。
【TP-Link Archer GX90】外観
続いては「TP-Link Archer GX90」の外観。
梱包一覧
付属品にはこれだけ入っていました。
- 本体
- アンテナx8
- ACアダプタ
- LANケーブル
- かんたん設定ガイド
- Wi-Fi情報カード
- カスタマーサポート連絡先窓口カード
8本からなるアンテナがなんとなく頼りがいはありますが、見た目のインパクトはかなり大きめ。
アンテナは可動しないタイプなので微調整はできません。
ACアダプターは縦長タイプ。
コンセントの向きは横なので他の機器と干渉するかどうかもチェックしておきましょう。
サイズ
「TP-Link Archer GX90」では見た目とサイズ感を紹介します。
アンテナを装着した状態でのサイズは25x25x18cm。
本体の高さは5cmほどでした。
部屋のスペースも大きくとるので注意が必要です。
部屋のインテリアとしてはインパクトがあります。
ゲーム部屋としては映えそう。
インターフェース
本体背面にはLANポートが並びます。
ポートは全部で5つあり、青色のポートは2.5Gbpsの高速通信に対応。
Resetボタン、電源ボタンもこちら側についています。
右側にはUSBポート。家庭内のファイル共有用に、USB2.0と3.0をそれぞれ1つずつ備えています。
前面にもボタンが並びます。
WPS | WPSの接続 |
Wi-Fi | Wi-Fiのオン・オフ |
LED | LEDのオン・オフ |
背面は引っ掛けるための場所もあるので、壁面にかけることも可能です。
【TP-Link Archer GX90】スピードとレイテンシー速度測定
「TP-Link Archer GX90」でスピードテストとレイテンシー速度比較を行いました。
スピードテスト環境
テスト環境はこちら。
結果の確認方法
- 各場所で2回ずつ計測し、一番良い数値を表示した機器の勝ちとする
ダウンロード速度
iPhone12 | GX90 | AX73 | NURO |
寝室 | 291/748 | 315/266 | 422/439 |
子ども部屋 | 220/113 | 180/184 | 78.9/48.9 |
ダイニング | 274/300 | 325/263 | 333/318 |
トイレ | 65.5/69.3 | 184/188 | 47.2/32.9 |
Mac | GX90 | AX73 | NURO |
寝室 | 84.54/167.4 | 153.19/176.3 | 169.96/44.26 |
子ども部屋 | 145.85/145.03 | 152.22/70.13 | 80.25/118.11 |
ダイニング | 88.8/70.49 | 160.33/168.25 | 72.6/85.2 |
トイレ | 58.51/86.45 | 136.93/144.96 | 79.21/88.52 |
ダウンロードでは、「TP-Link Archer GX90」が最大速度を叩き出しましたが、電波の悪いトイレでは「Archer AX73」の方が早い結果に。
MacでUsenを利用したところ「AX73」が全勝しました。
アップロード速度
iPhone12 | GX90 | AX73 | NURO |
寝室 | 667/599 | 313/382 | 491/500 |
子ども部屋 | 55.3/95.3 | 97.5/108 | 22.2/16.4 |
ダイニング | 376/300 | 434/487 | 260/302 |
トイレ | 21.5/29.4 | 88.1/102 | 11.4/9.41 |
Mac | GX90 | AX73 | NURO |
寝室 | 52/47.4 | 53.9/82.5 | 55.8/57.4 |
子ども部屋 | 85/61.4 | 83.18/39 | 53.2/65.6 |
ダイニング | 98.3/93.7 | 49.2/48.7 | 72.7/57.4 |
トイレ | 26.3/37.6 | 35.6/39.6 | 15.4/27.2 |
アップロード速度ではどちらも健闘。
プロバイダから提供されているルータもかなり高性能ですが、やはりTP-Link製品の方が優秀です。
スピードも差はありますが、やはり繋がりやすさが違いますね。
レイテンシ
iPhone12 | GX90 | AX73 | NURO |
寝室 | 10/13ms | 20/11ms | 12/10ms |
子ども部屋 | 11/12ms | 12/12ms | 11/12ms |
ダイニング | 11/11ms | 12/10ms | 10/13ms |
トイレ | 12/11ms | 14/11ms | 34/13ms |
Mac | GX90 | AX73 | NURO |
寝室 | 13.9/15.2ms | 14.2/14.2ms | 13.4/13.8ms |
子ども部屋 | 14.8/14.1ms | 15.8/14.9ms | 13.6/13.5ms |
ダイニング | 14.5/15.2ms | 15.1/14.5ms | 13.7/12.8ms |
トイレ | 15.5/13.8ms | 14.2/12.9ms | 13.9/14.2Mbps |
意外にもレイテンシの計測ではプロバイダのルーターが奮闘しました。
といっても、30msよりも低い数値であれば基本的にオンラインゲームも快適にプレイが可能。
一部のFPSで15msを基準にしていますが、全てのルーターで上回る結果になりました。
また、電波の接続範囲では「TP-Link Archer GX90」が一枚上手だと感じます。
トイレなどの場所では、NUROのルータはWi-Fiを拾いにくい状況でしたが、「TP-Link Archer GX90」は確実に拾うことができていました。
ゴツい8本のアンテナは見た目だけじゃなく実力もあります!
単純な速度だけで言えば「TP-Link ArcherAX73」も十分に良い機種です。
【TP-Link Archer GX90】まとめ
「TP-Link Archer GX90」は、ゲーミングルータの中でもハイエンドの機種です。
快適な速度を出したいだけであれば、「TP-Link ArcherAX73」でも十分な性能があることがわかりました。
「TP-Link Archer GX90」は、セキュリティの強化、使用制限など、ゲーミングルータならではの魅力的な機能がたくさん詰まっています。
ゲーミング専用の回線が使えるなど、ハイパフォーマンスなルーターに間違いありません。
ゲームをできるだけ快適に遅延なくやりたいのであれば選択肢に入れたいルーターの1つです。
ルーターで家のネットワークを細かく管理したい人はおすすめです!
最後までお読みいただきありがとうございます。あおい(@tolkoba)でした。