- 高額カードをどうやって保管すればいいかわからない
- 湿気から守るにはどこに保管すればいいのか知りたい
- 大切なカードなので綺麗なまま保管しておきたい
ポケモンカードは、ゲーム性の面白さだけでなく、大人から子供までファンの多いポケモンがキャラクターになっているので、レアリティの高いカードはコレクターの間でも人気。
転売ヤーまで登場し、社会現象になっているほどです。
しかし、トレカは紙素材なので正しく管理しないと品質が落ちてしまいます。
コレクションにせよ、将来の投資として考えているにしろ、長期間家で保管するなら適切な保管方法が必要不可欠です。
今回はポケカのように人気の高いトレカの保管方法について、適切な管理方法を紹介します。
ポケカを保管するために気をつけるべきこと
ポケカのようなトレカは、紙製なので繊細で傷つきやすいのが特徴です。まず、やってはいけないことを把握しておきましょう。
- 重ね置き
- ゴムバンドやクリップを利用する
- 汚れた手でさわる
- 直射日光にさらす
- 湿気の多い場所におく
正しい保管方法を選ばないと、劣化、汚れ、変形が起こります。
また、直射日光や高温・低温・湿気の影響を受けることで、カードの表面が剥がれたり、染み付いたり、カビが発生することもあります。
日本のような高温多湿な地域では特に注意が必要です。
これらを踏まえたうえでおすすめの保管方法を紹介していきます。
トレカのおすすめ保管方法
スリーブ
ポケカをスリーブに入れておくだけでもカードの傷や汚れは十分防ぐことが可能です。
どんな保管方法をするにせよ、インナースリーブには必ず入れておきましょう。
三重スリーブにすれば、カードを強力に保護することができます。少し厚みがあってプレイのしやすさは落ちますが、プレイもするし傷つけたくないという方にはおすすめです。
スリーブに入れておくだけで保管するなら、オーバーガードZは超硬質タイプのスリーブがおすすめ。
カドに触れると痛いぐらいなので、カードの保護という点では安心です。
とはいえ、スリーブの中ではおすすめですが、高額なカードの保護には向いていません。
- 0〜1,000円までのポケカにおすすめ
- プレイにも使える
- 高額カードには不向き
ファイル/バインダー
ファイルは、リフィルにカードを入れて保管するタイプ。
1ページに4枚から9枚までのカードを入れられます。
見たいときにすぐに眺めることができますし、保管場所さえしっかりしておけばカードが傷つく心配もありません。
コレクションとして眺めるのにも良いですし、デッキを組むときも必要なカードを一覧にして確認できるのでプレイにも使いやすいです。
ただし、ページをめくるときに乱暴に扱うと折れ曲がってしまう可能性があるため、高額カードの保管には向いていません。
公式のものだとキャラが描かれていてかっこいいですが、価格が高め。
サードパーティ製であれば安く購入できます。
中のリフィルは追加できますが、こちらもサードパーティ製の方が安いので、公式のを買うよりもおすすめです。
また、出し入れするときにカードが擦れて傷つくおそれがあるため、インナースリーブに入れて保管がおすすめです。
- 0〜10,000円までのスリーブにおすすめ
- コレクションをまとめて眺められる
- 出し入れしやすい
- ページをめくるときに折れる可能性がある
ローダー
ローダーはスリーブよりも硬いプラスチックで覆われたケース。
ポケカを傷から守だけでなく、UVプロテクトがついているタイプもあり、紫外線による日焼けからも守ってくれます。
サイドが開いているサイドローダーや、完全にケースで覆ってしまうフルプロテクトなど、種類によって価格も変わります。
ローダーもスリーブに入れたまま保管できます。ファイルと同じようにスリーブと併用するのがおすすめです。
10枚で数百円で購入できるものから1枚300円ほどするものまであります。
プレイに使うのは難しいため、コレクション用になります。
- 数千円から数万円までのカードにおすすめ
- カードに傷がつきにくい
- 飾っておける
- プレイ用には使えない
スクリューダウン
スクリューダウンは、トレーディングカードを保管しながら飾ることのできる透明なアクリルケース。
硬いアクリルケースでトレカを完全に保護できるため、カードを物理的なダメージを受けることがありません。折れやヨレを防ぐことができるので、好きなトレカを美しいままに保管できます。
ネジでしっかり封印することで、カンタンには開かないため、ふいに落としても中のカードに傷がつくこともありません。
トレカに対してのサイズ感も大きいため、周囲に余白が生まれて高級感が出るのが特徴です。
- 数万円から数十万のカードにおすすめ
- 高級感を出して飾れる
- 物理的なダメージを受けにくい
- プレイ用には使えない
- 1枚あたりの価格が高い
トレカのおすすめ保管場所
保管場所を選ぶ時のポイント
トレカの収納方法の次は保管場所について説明します。
せっかくローダーに入れておいても湿度の高い場所や直射日光の当たる場所においていては、意味がありません。
長期間保存するうえで大切なポイントをおさえておきましょう。
- 直射日光を避ける
- 一定の温湿度に保つ
- 定期的に空気を循環させる
- 清潔な場所に置く
直射日光や蛍光灯を避ける
直射日光をあてることで、日焼けによる色褪せや表面がはがれたりすることがあります。できるだけ暗い場所に保管することがおすすめです。
スリーブに入れたカードを、ローダーに入れ、さらに光の届かない箱の中に入れて保管するのが一番良いとされています。
LED照明の下にトレカを置いても日焼けしない?
LED照明に使われる発光ダイオードは、一般的な蛍光灯と違って紙にダメージを与える紫外線をほとんど放出しません。
LEDの場合は、紫外線はほとんど含まれておらず(蛍光灯の1/50)、蛍光灯に比べ、日焼けや劣化のスピードも1/50になり、また虫も寄り付きにくいと言われています。
Panasonic
トレカショップでも高額カードが照明の下に並んでいますよね。あれは、LED照明などを利用しているので、カードが傷まないようになっています。
そのためUVカットのついたローダーに入れておけば、LED照明の下で飾っても、傷みは最小限にとどめることができます。
湿度を管理する
温湿度にも注意が必要です。特に湿度が高いとカードが水分を含んでしまうことで曲がってしまったり、カビを発生させる可能性があります。
箱の中に湿気取りを入れておくだけでも十分に効果的。ホームセンターや薬局で簡単に手に入り、値段も安いのでおすすめです。
とはいえ、雨の日などは湿度はどうしても上がります。急激な変化を管理するのに温湿度センサーがあると便利です。
視覚的に湿度が把握できるだけでなく、湿度が一定の範囲を超えたらスマホにアラートを鳴らすことも可能。
温度や湿度に応じて自動でエアコンのオンオフができるので、部屋の温湿度を安定させやすいです。
また、単純に、空気の循環も必要。
定期的に換気して、空気を循環させることで、湿気を逃すことができます。
紙製品や木製品の多い場所は湿度が高く、カビが発生しやすい傾向にあります。できる限り清潔な場所においておくことが望ましいです。
防湿庫を活用する
防湿庫があれば、温湿度の管理を自動化できます。
湿度の高い日本では、どれだけ管理しようともカードにとって良い場所ではありません。
外界から断絶された防湿庫があるとより安心です。
1万円ぐらいから購入することができて、ランニング費用は1日1.5円程度。電気代が高くなっている現在でも気にならない程度の維持費でまかなうことができます。
特に、数万円を超えるカードを何枚か所持しているなら買って損はないでしょう。
私が購入したのは、25Lタイプの防湿庫。
厚さ5mmのマグネットローダーを350枚ほど入れることができます。
ファイルは入らないので、ファイルで管理しているのであれば40L以上の防湿庫を選びましょう。
大切なカードは正しい方法と場所で守れる
大切なカードは正しい方法と正しい場所で守ってあげることで、綺麗な状態のまま保管できるようになります。
100均でもたくさんの収納グッズがあるので、お金をかけなくても使えるものがたくさんあります。
持っているポケカの価格帯に合わせて必要な保管方法を選択してください。
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