天才クリストファー・ノーラン監督映画おすすめ作品　新作情報も公開

クリストファー・ノーラン監督にしては盛り上がりの少ない映画。不眠症に悩まされている主人公で、殺人事件を題材にした作品のため、暗めの設定。淡々としているけどストーリーはきちんとしていておもしろい。しかし、他のクリストファー・ノーラン監督から入ると方向がちょっと違うので、期待しすぎないように観るのが吉。

クリストファー・ノーラン監督の初期作品。メメントのように複雑に入り組んだ内容となっている。モノクロのため、人を選ぶが、ストーリーは肉厚。これを自主制作映画として撮ったクリストファー・ノーラン監督の才能が伝わる映画。

マジシャン同士のライバル対決。18世紀末当時のマジックはこんなにも死と隣り合わせだったのかと驚愕する。インソムニアと同じく、いわゆるクリストファー・ノーランの色は薄め。

バットマントリロジー（3部作）の第一作目。日本人俳優の渡辺謙が出演したことでも話題になった。最大の賞賛を受けるダークナイトの前日譚として観ておくと良いが、観なくてもダークナイトは楽しめる。

バットマントリロジーの最終章。もちろんこれを観るならダークナイトは確実に鑑賞しておこう。ヒースレジャー率いる第2部が盛り上がりすぎたため、終章となる今作は少しトーンダウンしている感は否めないが、三部作を一気に観ればそのすごさが改めて分かるだろう。

この映画はストーリー性はほとんどない。ダンケルクに追い詰められた兵士の脱出劇を、ありったけの臨場感で体験するのが目的だ。陸、海、空、それぞれで起こり得る戦争の怖さをエンターテインメントで演出する究極の戦争体験だ。だからこそ、テレビで視聴してもその迫力は伝わらない。映画館、ホームシアター、せめて5.1chで体験しよう。

1回目は途中で眠くなるかもしれない。それぐらい混乱する内容になっている。しかし、最後まで観れば繋がるだろう。そして2回目を味わう。それでもまだ混乱する。3回目を観よう。すべてが繋がり、細かい描写にまで気づくことができる。一番楽しい時間を味わえる。

故ヒースレジャーの遺作ではないが、この映画ですべてを消耗してしまったのではないかと思えるほどの演技は悪役ながらに人々を魅了した。CGを使わずにトラックを回転させたり、ビルを爆破させたりする迫力と正義とは何か、悪とは何かのはざまで苦悩する濃厚なストーリーはアメコミファンでなくとも観る者を魅了するだろう。

「メメント」や「ダークナイト」で称賛されてきたクリストファー・ノーラン監督だが、特定層だけでなくライトな映画ファンにもおもしろい！と言われるようになるほどメジャーになったのは「インセプション」ではないだろうか。複雑な設定にもかかわらずシンプルに表現されたこの映画は2010年代でもトップに位置する映画だ。

今までクリストファー・ノーラン監督が手掛けた映画の中で、唯一涙を誘う映画。緻密なまでの宇宙理論へのこだわりにも関わらず、それを観客に伝えようとしたときに、宇宙に興味がなくても楽しめるようにしたストーリー展開は天才的としか言いようがない。彼こそが本当のエンターティナーである。