この記事ではローダーとスリーブの違いについて説明します。
トレカはカードゲームをプレイする目的として利用するだけでなく、人気の高いカードはコレクション目的で購入する人も多いです。
例えばポケカだとレギュレーションから外れたカードは基本的にはプレイで使えなくなります。
しかし、キャラ人気が高いカードや希少性の高いカードは数万円から数百万円になることも。大事なカードをコレクションするときは、ローダーに入れるのが普通です。
また、プレイ目的でトレカを集めている人の多くは、スリーブに入れてカードを保護しています。
どちらもカードを守ることが目的ですが、具体的にどこが違うのかを含め、それぞれの特徴とおすすめのローダーやスリーブを書いていきます。
ポケカ中心になりますが、多くのTCG(トレーディングカードゲーム)に当てはまる内容です。
ローダーとスリーブの違い|スリーブとは
スリーブはトレカを傷から守るためのビニール製の袋。素材が柔らかいためそのままプレイングにも使えるのが特徴です。
むしろ、プレイをするのに必須といっても過言ではありません。
- ビニール製で柔らかい素材
- トレカを汚れから守ることができる
- プレイにも使える
- スリーブは3種類ある
スリーブはトレカを保護するためのフィルム
トレカは何も入れずに使っていると、カード同士がこすれたり、汚れが付着したりすることで劣化してしまいます。
それを防ぐのがスリーブ。素材はビニール製で柔らかいのが特徴です、スレヨレなどの傷や汚れを防ぐことができます。
また、シャッフルしやすい無地スリーブを使うとプレイのしやすさも大きく向上します。
どんな用途であれ、トレカを集めているのであれば確実に必要なのがスリーブです。
スリーブは3種類ある
スリーブは大きく3種類あります。
- インナースリーブ
- レギュラースリーブ
- オーバースリーブ
インナースリーブは、カードに密着させて保護するスリーブ。
トレカのサイズに合わせて作られているため、密着して保護することでホコリがはいりにくくなります。
レギュラースリーブにはキャラスリと言われるキャラクターが描かれたスリーブと、プレイのしやすさに特化した無地スリーブがあります。
キャラスリは主に公式が販売しているもので、自分の好きな絵柄のスリーブを装着できます。
無地スリーブは裏面に細かなエンボス加工が効いていて、シャッフル性に優れています。裏面は1色でシンプル。黒が多いですが、複数色あるため、デッキごとに色分けすることも可能です。
プレイングに特化しているため、大型大会では多くのプレイヤーが無地スリーブを愛用しています。
オーバースリーブは、キャラスリを守るスリーブ。公式のキャラスリーブは限定生産であることも多く、一度売り切れになると買えなくなることも。
大切なスリーブを守るスリーブがオーバースリーブ。矛盾しているようですが、シャッフル性が向上するような使いやすいオーバースリーブもあります。
スリーブは重ねて入れることで、より手厚く保護することができます。詳しくはこちらで説明しています。
ローダーとスリーブの違い|ローダーとは
ローダーは、硬いプラスチック製のケース。トレカを観賞用や保管用として保護する目的で利用されます。
- 硬質のプラスチックやガラスで作られている
- トレカを折れや汚れから守ることができる
- プレイには不向き
- UVカットがついているタイプもある
- スリーブは必須
硬質プラスチック製
ローダーは硬いプラスチック素材でできており、そこそこ厚みがあります。
スリーブはスレ傷や汚れを防ぐことはできますが、折れやすいというデメリットがあります。
ローダーは硬くて折り曲げることができないため、より強力にトレカを保護できます。
UVカットがついているローダーであれば、日光などによる劣化を防ぐこともできます。
ローダーは3種類
ローダーは大きく3種類存在します。
- サイドローダー
- フルプロテクトローダー
- スクリューダウン
サイドローダーは、トレカをサイドから入れるタイプのローダー。
サイドからスッと入るので、入れやすく取り出しやすいです。代わりにサイドからホコリが入りやすく、カードの保護性はそれほど高くありません。
フルプロテクトローダーは、全面を保護するタイプのローダー。有名なところでマグネティックローダーがあります。
四方を覆うため、外から汚れの侵入を完全にシャットアウトできます。
マグネットの力で閉じられるタイプは開けやすくしまいやすいため、多くのコレクターに使われています。
もう1つはスクリューダウン。ネジでがっつりとめるため、カンタンには取り出せません。重厚なたたづまいで、高級感もあるため、鑑賞目的でも雰囲気が上がって良いです。高額トレカを保管しておくには有効です。
どの種類も厚みがあるため、プレイ用には不向き。コレクターの方々が鑑賞用もしくは保管用として購入しています。
ローダーにスリーブなしは危険
ローダーに入れる場合、インナースリーブをつけることをおすすめします。
硬いローダーがカードと密着することで、トレカに傷がついてしまう可能性があります。
硬質プラスチックのため、基本的に裸のままで装着するのは控えた方が良いでしょう。ポケカの場合、おすすめはカドまるのスリーブです。
ローダーによってはレギュラースリーブと合わせて保存できるものもあります。
おすすめのスリーブ
カドまる
カドまるはポケカを入れるには最強のインナースリーブ。
カドがまるいので、ポケカのようなカードをスリーブに入れるには最適。
縦入れと横入れがありますが、横入れは空気も入りにくいため扱いやすいです。
インナースリーブ単体で装着することはあまりありません。レギュラースリーブに入れるかローダーに入れて使うことになります。
ローダーに入れるにせよ、無地スリーブにいれるにしろとりあえず持っておいた方が良いのがインナースリーブです。
ドラゴンシールドスリーブ
無地スリーブでおすすめなのは、ドラゴンシールドスリーブ。
無地スリーブはエンボス加工が効いているためシャッフルしやすく、多くのプレイヤーに人気があります。
ドラゴンシールドスリーブはなめらかにスッとカードが入り、サクサクとシャッフルできるため、軽い力でファローシャッフルができます。
スリーブサイズも他の無地スリーブと比べて高さがあるため、中のカードを傷つけにくく保護力も高いです。
価格が高いのがデメリットの1つ。安く抑えたいなら300枚入りで1,000円で購入できるMint Protectの無地スリーブがおすすめです。
ブロッコリー エンボス&クリア
オーバースリーブとしておすすめなのがブロッコリーというメーカーが販売しているスリーブプロテクター。
キャラスリを保護することができるので、トレカだけでなくスリーブも保護することが可能です。
エンボス&クリアは、エンボス加工が効いているので、無地スリーブと同じようにシャッフルがしやすいのが特徴です。
在庫が薄く、高値で取引されていることもあるほど手に入りづらいですが、それだけ人気があるオーバースリーブです。
おすすめのローダー
おすすめは、マグネットタイプのローダー「カードの鎧」。
フルプロテクトでトレカを保護できるマグネットローダー。どの角度から見ても視認性はバッチリです。
アルティメットガードよりもサイズが大きいため公式デッキシールドと一緒に入れることが可能。
マグネット式で磁力も強いため、トレカの保護力も安心。上部に出っ張りがあるため、着脱もしやすく使いやすさにこだわりを感じます。
ローダーとスリーブの違い まとめ
ローダーとスリーブの違いをまとめました。
- スリーブはホコリ・汚れ・スレから保護できる
- ローダーは折れから保護できる
- ローダーはUVカットがついているものもある
- カードゲームに利用するならスリーブは必須
- コレクションするならローダーとスリーブが必須
トレカは紙素材なので外部からの影響を受けやすいです。目的に応じて最適な選択をしましょう。
また、トレカ最強の敵が湿気です。スリーブやローダーでは湿気から守ることができません。
コレクターの方は、防湿剤や防湿庫などを利用して高温多湿な日本からカードを守ることも検討してみてください。
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