ほんの数年前までは、洗練されたデザインのパソコンといえばMacのみでした。
Windowsは、どのメーカーも実用的重視、もしくは流行りのデザインのパソコンしかありませんでした。

しかし、Surfaceは違います
シンプルで美しいデザインは、Macを上回る出来栄えといっても過言ではありません。
会社で普段Windowsを利用している人にこそおすすめしたい製品。
それがSurfaceです。
今回、Surface Pro6を借り受けする機会がありましたので、レビューいたします。
Surface laptop2と同等の機能をもつところは被りますが、タブレットをよく使う方はSurfacePro6の方がおすすめです。
Surface Pro6要点まとめ
・軽量なので(約770g)持ち運びやすい
・美麗で広いディスプレイ
・長時間バッテリー
・顔認証(WindowsHello搭載)
・心地よい入力のキーボード
・不安定な場所では使いづらい
・Surface laptop2より高級感は薄い
Surface Pro6 基本スペック
CPU | Intel Core i5-8250U / Core i7-8550U |
---|---|
メモリー | 8GB / 16GB |
SSD | 128GB / 256GB / 512GB / 1TB |
ディスプレイ | 12.3インチ |
解像度 | 2736 x 1824 |
重量 ※ | 770g / 784g |
バッテリー | 13.5時間 |
※キーボード(245g)含まず
外観
新Surface Pro 6は新色のブラックとプラチナがあります。
製品の写真が入った外箱
フタを開けるとSurfacePro6がお目見えする 背面にはロゴとカメラのみ 自立するためのスタンドがあるため真ん中に線がある 黒の高級感が映える おすすめはこの自立するスタンド 別売りのキーボードやスタンドを利用しなくても自立する
インターフェース

インターフェースは、Surfacelaptop2と変わりませんでした。
残念なのは、USB-Cがなく、専用の充電ケーブルが必要な点。
SurfaceGOではUSB-Cが可能です。
左面にはイヤホンジャック 上面に音量ボタンと電源ボタン 右面に充電ケーブル、USB、Miniディスプレイ
ビジネス用途に使えるMiniディスプレイが備わっているのも特徴的。
SurfaceDockをつければインターフェースの追加もできます。
液晶ディスプレイ FireHD10との比較
解像度 | アスペクト比 | |
---|---|---|
SurfacePro6 | 2736×1824 | 3:2 |
iPad 12.9 | 2732×2048 | 4:3 |
FireHD10 | 1920×1200 | 16:9 |
SurfacePro6、iPadはフルHD以上のきれいさです。
FireHDのアスペクト比16:4に対してSurfaceは4:3なのでかなり大きく見えます。
また、ベゼル幅は全然違いますね。
画質は、4K動画を見ましたが、それほど違いは見られませんでした。
4K動画はどちらもきれい
ブラックなので分かりにくいが高級感は全然違う
キーボード
キーボードも2種類あって、素材がアルカンターラのものとそうでないものがあります。
写真は、アルカンターラではないタイプです。
Surface Pro Signature タイプ カバー (コバルト ブルー)のアルカンターラ素材が高級感と手触り感をぐんとあげてくれるのでおすすめです。
ブラックは触ってみるとと少し硬い アルカンターラと高級感が違う
キーピッチは19mm、キーストロークは1.3mmと標準的なパソコンと同サイズのため打ちやすいです。
打鍵感も抜群の気持ち良さ。パソコンとしての作業もはかどります。
カバーの用途としても使える
CPU
SurfaceProはCorei5とCorei7の2タイプがあります。
いずれも第8世代Coreシリーズのため、速いです。
Surfacelaptop2と同等のCPUが含まれています。
Surface Pro6とタブレットペンとの相性はダントツ
Surface laptop2では、タブレットモードにできるものの、水平になりませんが、こちらはタブレットなので当然できます。
ペンを使うような作業をしない素人でも、簡単に文字や絵を描くことができうようになっています。

メモやノート代わりに使うのも結構便利ですよ
書きやすく、なめらか
Surface Pro6は、タブレットのみで自由に自立ができる
Surfaceの魅力的なところは、タブレット単体で自立ができるところです。
しかも、自分の好きな立てかたに調整ができます。
動画を見たいときはデスクトップのように立ててもいいですし、絵を描きたいときは寝かせても良いです。
かなり微調整が効くので最適な角度をそれぞれで決めることができます。
ペンを使うときは低めに 垂直に近い立てかたも可能
Surface Pro6は、あえて純正キーボードを使わない選択もアリ
Surfaceを購入しようとしてネックだなと思うのが、オプション品が高価なこと。
これで購入を躊躇してしまう人もいると思うのですが、先に言った通りSurfaceって自立するんですよね。
iPadだとキーボードをつけることで立たせることが可能なわけですが、Surfaceはそれ単体で自立できるんです。

となると、キーボードをくっつけるメリットって、持ち運びが便利になるぐらいじゃないですか?

それなら、買わない選択肢もアリかなと思います
しかし、Surfaceのデザインの良さを損ないたくないですよね。そういう方にはこちらのキーボードがおすすめ。
Surfaceの純正キーボード。そこそこのお値段しますが、SurfacePro6のキーボードよりは安い。
実際に利用していますが、打鍵感はノートパソコンに近いです。
安くしたいならAnkerのシンプルなキーボードならコンパクトで持ち運びやすいので良いんじゃないかと。
Surface Pro6にも顔認証 WindowsHelloが搭載

借り受けしたパソコンなので試すことはできませんでしたが、顔認証でログインできます。
YOGA720にも指紋認証はついていて、じゅうぶん便利なのですが、顔認証の方がさらに1手間減らすこができます。

開いてすぐ使えるのはやっぱり便利ですよね。
Surface Pro6のイマイチな点
自立するが水平な場所のみ
背面スタンドで支えるため、水平な場所以外では不安定になる
膝の上など、あまり自立しない場所では使いにくいですね。
電車移動中やソファの上などで利用する場合はマイナスになります。
充電ケーブルはUSB不可
充電には純正のアダプターが必要
SurfacePro6はUSB給電ができません。どちらかというとパソコンよりのためでしょう。
しかし、タブレット側から見るとUSB給電は当たり前なのでここはマイナス。
しかし、その分充電時間は10時間以上持つのでメインが屋内での使用であれば必要十分であるともいえます。
Surface laptop2を超える価格
SurfacePro6に純正キーボードを合わせると、Surfacelaptop2の価格を超えてしまいます。
タブレットという感覚なので安く感じてしまいそうですが、ディスプレイ側にすべてが入っている分高いわけです。
Surfacelaptop2とSurfacePro6,Macと価格差、性能差を比較しています。
YOGA720は、6~7割程度で購入できます。
CPU | Corei5 | Corei5 | Corei7 | Corei7 | Corei7 |
---|---|---|---|---|---|
メモリ | 8GB | 8GB | 8GB | 16GB | 16GB |
ストレージ | 128GB | 256GB | 256GB | 512GB | 1TB |
価格 | 12万9384円 | 15万984円 | 19万5264円 | 24万2784円 | 29万304円 |
Surface Pro6のまとめ
・タブレットとしてもパソコンとしても使いたい
・デザインの気に入ったモノを使いたい
・ペンを使って作業する
価格は高めですが、タブレットという名の高スペックなディスプレイ一体型パソコンです。
タブレットとしてAndroidやiOSでしか利用できないアプリが不要であれば、SurfacePro6を選択に入れると良いです。
・Surface Arc Mouseレビュー Surfaceシリーズのお供に