Surface GO レビュー タブレットがメインなら必要十分な性能

ほんの数年前までは、洗練されたデザインのパソコンといえばMacのみでした。
Windowsは、どのメーカーも実用的重視、もしくは流行りのデザインのパソコンしかありませんでした。


しかし、Surfaceは違います
シンプルで美しいデザインは、Macを上回る出来栄えといっても過言ではありません。
会社で普段Windowsを利用している人にこそおすすめしたい製品。
それがSurfaceです。
今回、Surface GOを借り受けする機会がありましたので、レビューいたします。
Surface Pro6の廉価版といったところですが、タブレット機能がメインの方はSurfaceGOがおすすめです。
Surface GO 要点まとめ
・軽量なので(約522g)持ち運びやすい
・長時間バッテリー
・顔認証(WindowsHello搭載)
・安価でSurfaceデザインが手に入る
・不安定な場所では使いづらい
・Surface Pro6より高級感は薄い
・キーボードが小さい
SurfaceGO 基本スペック
CPU | Intel 4415Y |
---|---|
メモリー | 4GB/8GB |
ストレージ | 64GB/128GB |
ディスプレイ | 10インチ |
解像度 | 1800×1200 |
重量 | Wi-fi版 522g / LTE 532g |
バッテリー | 9時間 |
外観
SurfacePro6と比較すると少しチープですが、統一されたシンプルなSurfaceデザインは唯一Appleに肩を並べるデザイン性です。
外箱はSurfaceシリーズは同じ フタをあけるとSurfaceGOが箱一杯に入っている 裏側 前面 コンパクトなミニPC
他にもデザインの良いWindowsPCはありますが、シンプルかつ美しいにおいて、Surfaceは頭1つ超えています
しかし、Surfaceのライト版ということもあり、ベゼルが太めだったり、新色ブラックがなかったりとコストダウンを図っているのはちょっと残念な点です。
サイズ・重量
サイズは幅245 x 奥行175mm。B5サイズとほぼ同じ大きさです。
A4サイズ(295x210mm)よりもだいぶ小さくなっています。
重量は522gと軽量。タイプカバーをつけても765gです。


iPadPro10.5は469gでさらに軽いです。
電源は136gありますが、USB-C充電が可能になっているため、持ち運ぶ必要はないのがうれしいところ
厚みは8.3mm。iPadProが5.9mmと考えると若干厚いです。
厚さは8.3mm
ディスプレイ
10.1インチ仕様なのでタブレットとしては大きめですが、ノートパソコンとしては小さめのサイズになります。
画素数は1,800 x 1,200と若干低めですが、この大きさなら必要十分です。
そしてアスペクト比が3:2の大きさはやはり見やすい。
FireHD10と比べてみましたが、画質はそれほど変わりません。
写真を撮ったときに色飛びせず、はっきり見れたのがSurfaceGOです。
左がSurfaceGo、右はFireHD10
キーボード
キーストロークは1mm、キーピッチも16.5mm程度と標準的なPCよりも浅くて小さい。
そのため、PC作業のような文字をたくさん入力する場合には向いていません。
小さくて打ちにくい
打鍵感はSurfacePro6と同じ心地よさがあります。
純正キーボードは高いですが、アルカンターラの質感がこれまた気持ちよさを倍増させてくれます。
アルカンターラ素材の気持ち良さは他のPCにはない
ブラックは安い分アルカンターラではないので注意が必要です。
インターフェース
上部に電源と音量調整
USB-Cとヘッドフォンジャック、SDカードリーダーのみという潔さ。
タブレットとしての側面が強いため、必要最低限のインターフェースのみとなります。
SurfaceGOもSurfaceドックをに対応しているため、拡張することは可能です。
CPU
CPUも必要最低限となります。


タブレットのようにウェブページを利用する分には特に問題ありませんが、動画編集のような作業には向いていないといえます。
SurfaceGOは、タブレットのみで自由に自立ができる
Surfaceの魅力的なところは、タブレット単体で自立ができるところです。
しかも、自分の好きな立てかたに調整ができます。
動画を見たいときはデスクトップのように立ててもいいですし、絵を描きたいときは寝かせても良いです。
かなり微調整が効くので最適な角度をそれぞれで決めることができます。


SurfaceGOにも顔認証搭載 WindowsHello


廉価版のSurfaceGOですが、顔認証でのログインができます。
YOGA720にも指紋認証はついていて、じゅうぶん便利なのですが、顔認証の方がさらに1手間減らすこができます。


開いてすぐ使えるのはやっぱり便利ですよね。
廉価版でも顔認証はついてくるところがうれしい。
USB-Cで充電できる
SurfaceGOはUSB-Cでの充電が可能なのは大きな利点です。
SurfacePro6では専用の充電ケーブルでしかできませんので、持ち運ぶにも便利。
ここはタブレットに寄せてきていますね。
SurfaceGO まとめ
・Surfaceのデザインが好き
・タブレット用途がメイン
・サブとしてWindowsの機能も使いたい
Surfaceシリーズを紹介しましたが、一通り使ってみて分かったことがあります。
検討するべきは、「タブレット機能をどれだけ使うかどうか」です。
・PC作業がほとんどなら、Surfacelaptop2
・タブレットも使うがPC作業も良く利用するならSurfacePro6
・タブレットがメインで補助的にPC作業ができればよいならSurfaceGO
やはり、SurfaceGOは、PC作業にはスペックも向いていないですが、小さくて扱いづらいです。


iPadのようなスマホOSでは不十分だけど、外出先でもWindowsを使えるようにしたい人向けだと思います。