【映画感想】冷たい熱帯魚

グロ注意。ただただグロ注意。

総評

お話★
演出★★★
役者★★★
音楽★
総合★★

あらすじ

死別した前妻の娘と現在の妻。その折り合いの悪い二人に挟まれながらも、主人公の社本信行は小さな熱帯魚店を営んでいた。波風の立たないよう静かに暮らす小市民的気質の社本。だが、家族の確執に向き合わない彼の態度は、ついに娘の万引きを招く。スーパーでの万引き発覚で窮地に陥る社本だったが、そんな彼を救ったのはスーパー店長と懇意のある村田だった。村田の懇願により店長は万引きを許す。さらに大型熱帯魚店を経営する村田は、娘をバイトとして雇い入れる。その親切さと人の良さそうな男に誘われて、社本と村田夫婦との交流が始まる。しばらくして、利益の大きい高級魚の取引を持ちかけられる社本。それが、村田の悪逆非道な「ビジネス」を知り、同時に引き返せなくなる顛末への引き金となった。

感想

実際に起こった殺人事件をベースとした物語

1993年に起こった埼玉愛犬家連続殺人事件をベースとした物語です。当時の記憶はありませんが、これが実際に起こったことと知ってから観ると、現実離れしているグロテスクな描写にもリアリティを感じることとなり、より強い不快感を生んでいます。

胸くそ悪さ100%

殺人事件、それも猟奇的な事件が題材となっているため、ただただ胸糞悪い映画です。元の事件内容を知らなかったのでどういうものか分からなかったのですが、バラバラ殺人ですし、さらにバラバラと言っても証拠隠滅が目的なので、骨も残らない方法を描写させますので、かなり事細かに描写されます。

後半の映像は真っ赤っかになります(笑)
やってることが狂気じみているため胸糞悪さは必須です。間違いなく18禁の内容でしょう。

エグい描写だけでなく主人公の暮らす家庭の不幸な演出も輪をかけて気分が悪いですね。

でんでんの怪演

他の役者も良いですが、やはりでんでんの怪演がとても素晴らしい映画です。この人のなまりのある関西弁が気持ち悪さに拍車をかけると同時に癖になりました。話し方や行動に下品さがにじみ出ているのがこの世界の気持ち悪さ、不快感を引き立てています。

ラストについて

ラストはワケが分かりません。もう無茶苦茶です。どうしたらあんな結末になるのかさっぱり分かりませんが現実感を消さないと本当に嫌な気分になるためあのようにしたのかもしれません。
見終わった後の不快感は漫画版ウシジマくんに匹敵します。

監督 園子温

名前は有名でしたが映画は観たことがありませんでした。このようなグロテスクなものを描くのが得意なようです。
他にも「愛のむきだし」などが有名です。いずれ観てみたいと思います。

予告

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kuroshirosunsun